女子ボクシング王者クラレッサ・シールズがTKO勝ち!PFL 2021 #4

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 6月10日(現地時間)にニュージャージー州アトランティックシティで『PFL 2021 #4: Regular Season』が開催された。
 世界唯一の総合格闘技(MMA)リーグであるプロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(Professional Fighters League、PFL)は、レギュラーシーズン、「勝ち抜き」プレーオフ、シーズンを締めくくるチャンピオンシップで闘う個人のファイターが参加する真のスポーツとしてMMAを提供する最初の組織である。MGM Televisionとの新しい提携は、世界中の3億人のMMAファンとの交流の最大化を目指すPFLマルチプラットフォーム配信に、台本なしのプログラムとショート形式のコンテンツを提供する。当初の台本なしシリーズは、ファイターの日常生活をファンに提供し、チャンピオンがPFLリーグ・プレーオフで出場権を獲得するパラレル・トーナメントを特徴とする。
 今大会はライト級、フェザー級の二階級の試合が行われたが、メインには女子ライト級戦でクラレッサ・シールズ対ブリトニー・エルキンが組まれた。その理由はシールズがMMAデビュー戦だが、前人未到の五輪ボクシング金メダル二連覇、女子プロボクシング四団体統一王者というボクサーとして輝かしい戦績を持っているからだ。鳴り物入りのMMAデビューという事で注目されたこの試合はボクサー相手に立ち技で勝負したくないエルキンが組みついてテイクダウンしてマウントを奪ってマウントパンチ。2Rもラウンド開始はシールズがボクシング王者らしい鋭い打撃を打ちこむが、エルキンがグランドに引き込んでマウントを奪う展開。このままエルキンが判定勝ちするかと思われたが、3R、シールズがタックルをきり、足を掴んでどうしてもグランドに持ち込もうとするエルキンの上になってシールズがパンチ連打。エルキンに動きがなくなりレフェリーがストップ。シールズが逆転のTKO勝ちとなった。
 またセミファイナルでは元UFC世界ライト級王者、アンソニー・ペティスがPFL第二戦を行う予定だったが、大会直前に欠場が発表された。

■ PFL 2021 #4: Regular Season
日時:2021年6月10日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国ニュージャージー州アトランティックシティ

<女子ライト級>
○クラレッサ・シールズ(米国)
 3R 1分44秒 TKO
●ブリトニー・エルキン(米国)

<159.4ポンド契約>
○カシアス・クレイ・コラード(米国)
 判定 2-1
●ジョイルトン・ラターバッバ(ドイツ)

<フェザー級>
○バッバ・ジェンキンス(米国)
 判定 2-1
●ボビー・モフェット(米国)

<フェザー級>
○ブレンダン・ラウネーン(英国)
 判定 3-0
●タイラー・ダイヤモンド(米国)

<ライト級>
○ナタン・シュルチ(ブラジル)
 判定 2-1
●アレックス・マルチネス(ペルー)

<ライト級>
○オリヴィエ・オバメルシェ(カナダ)
 判定 3-0
●マーチン・ヘルド(ポーランド)

<ライト級>
○ロイック・ラジャポフ(タジキスタン)
 1R 0分27秒 TKO
●アクメト・アリエフ(ロシア)

<146.8ポンド契約>
○シェイモン・モラエス(ブラジル)
 2R 4分59秒 キムラ
●ジェシー・スターン(米国)

<フェザー級>
○クリス・ウェード(米国)
 2R 2分18秒 TKO
●アルマン・オスパノフ(カザフスタン)