バックラッシュ前RAWアスカ2試合Rリプリー防衛Hカリーヨ負傷ガチ

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 J-sportsさんの初回生中継放送における米国内CM時間の間隔処理が、これまでの字幕版とかの放送予定画像から動くRAWグラフィックに替わり、それだけでも随分と印象が違って見えた。熱心に毎週、初回版を追いかけているユニバースには喜ばしい変化である。


 試合としては、マンディ・ローズ&デイナ・ブルックにアスカが加わってベビーフェイス組と、シャーロットにシェイナ・ベイズラー&ナイア・ジャックスというヒール組の6人タッグ戦から。アスカはドロップキックをシェイナに放って攻め込むも、試合途中にブランコに乗った“小悪魔”アレクサ・ブリス(with リリー)が「邪魔してごめんね。ただある人が気になって来ただけ」と意味深な発言をしてステージに現れ、試合そっちのけでカメラが長時間捉えるという、こんなの止めてくれと思ったユニバースは少なくないのでは?

 試合が続行すると終盤にシェイナが急に左足を痛めた(というセール)ところで、アスカがシャイニング・ウィザードを叩き込んで3カウント。6人タッグ戦を制したアスカだったが、試合後にはシャーロットがビックブーツをアスカに放つとアレクサ&リリーが不敵に笑い出した。勝ったのに印象としてはアスカが負けたかのような・・・。いずれにせよ、3時間番組の先が思いやられる酷い出来である。う~む。
 さらにアスカはバックステージで王者リアと鉢合わせとなるとWWEオフィシャルのソーニャ・デヴィルが2人に試合を提案。これにアスカが「すでに1試合してるけどやってやる。ワシはリアに勝つ準備ができている」と豪語して2連戦を受け入れると、リアも「いいわよ。レッスルマニアのように倒してあげる」と言って2人のPPV前哨戦が決定する。


 インド人(カナダなんだけど)ジンダー・マハルがRAWに復帰。元インダスシェアーのヴィアとシャンキーの御伴連れでの再登場であり、ジェフ・ハーディを負かしました。


 先週までと比べて急に参加選手が増えたRAW収録。次はランディ・オートン&リドルのRKBroに、ニューデイのコフィ・キングストン&ゼイビア・ウッズが合体。ヒール軍はアライアス&ジャクソン・ライカーに、AJスタイルズと巨人オモスという・・・顔見世?消化試合の8人タッグ戦に。

 試合フィニッシュはオートンがRKOをアライアスに決めるんだが、それだけ終わらず、味方であるニューデイにもRKOを見舞って、やはり一匹狼ということなんだろうが、カードの意図がイマイチよくわかりません。


 甘ちゃんウンベルト・カリーヨは、シェイマスにバカにされたところから抗争になっているんだが・・・。

 問題のロープ越しにサンセットフリップでシェイマスを場外に投げる場面(やはり公式写真はナシ)まではイイ試合だったんだが、シェイマスの落ち方が右側だったためか体重が乗っかかってしまいカリーヨがそのまま動けなくなった。これは明らかにガチの負傷だ。ドクターが呼ばれて試合続行不能に。なぜかレフェリーは、恐らく当初の予定に従いシェイマスの手を挙げるんだが、ロジック的にはノーコンテストじゃないのか? LIVE中継だからこういう事故があるのは仕方がない。


 先週から元タッグチームながら仲間割れになっているシェルトン・ベンジャミンとセドリック・アレキサンダーのシングル戦。9割がたセドリックが攻めまくるんだが、最後だけベンジャミンがエクスプロイダーで勝ちを拾うと。やっぱりそうするよなぁ。


 アスカは2試合目になるが、24歳(とテロップに出た)リア・リプリーとの前哨戦にはシャーロットが実況席というお膳立てだった。出番多くていいんじゃないですか。


 バックラッシュでミズと対戦するダミアン・プリースト。例によってジョン・モリソンをヒット・ザ・ライトに沈めるケツではあるんだが、スイングして魅せてくれた。PPV大会は外部介入なきようにランバージャックマッチなんだそうだ。ワクチン接種終わったから「密」でいいんだろう。


 前週に続いてエヴァ・マリーのモデル撮影風景とかも挿入されたんだが、番組トリはこれまた前哨戦のドリュー・マッキンタイアvs.ボビー・ラシュリーである。事前のスキット場面でブラウン・ストローマンを勧誘するMVPが挿入されているから、試合がどうなるかはミエミエなんだが、まぁこんなモンじゃないでしょうか。

■ WWE RAW
日時:5月10日(現地時間)
会場:米フロリダ州タンパ サンダードーム(イングリングセンター)

◆“女帝”アスカが2連戦でシャーロット相手の6人タッグ戦を制すも王者リアに惜敗

 序盤、アスカは飛び付きアーム・バーでリアを捕まえれば、試合途中にシャーロットがゲスト解説として現れた隙に裏拳を放って試合を優勢に進め、終盤にリアとシャーロットが場外で睨み合いになるとアスカが解説席上からのヒップアタックやミサイルキックをリアに炸裂。しかし、これが決定打とはならず、最後はアスカがリアのリップタイドを食らって3カウント。アスカはシャーロットには6人タッグ戦で勝利したものの、王者リアには惜敗して王座奪還に暗雲が立ち込めた。王者リア vs. アスカ vs. シャーロットのロウ女子王座戦が行われるPPV「レッスルマニア・バックラッシュ」は日本時間5月17日にWWEネットワークで配信される。

◆“巨獣”ストローマンがメイン戦に乱入して王者ラシュリーとマッキンタイアにランニング・パワースラム連打

 “巨獣”ブラウン・ストローマンが王者ボビー・ラシュリーと元王者ドリュー・マッキンタイアのメイン戦に乱入して2人をランニング・パワースラム連打でKOした。PPV「レッスルマニア・バックラッシュ」のWWE王座トリプルスレット戦を前にメイン戦でラシュリーとマッキンタイアが激突。いきなりマッキンタイアがクレイモアを放てば、これをかわしたラシュリーがハートロックでマッキンタイアを捕まえて序盤から大技の攻防を展開した。マッキンタイアがネックブリーカー、グラスゴー・キス、スパインバスターと連続攻撃を仕掛ければ、ラシュリーもカウンターのクロスバディからハートロックを狙って激しい応酬となったが、マッキンタイアがクレイモアをクリーンヒットさせたところでストローマンが突如乱入。

 ストローマンは襲撃したマッキンタイアをランニング・パワースラムで沈めるとラシュリーには手を貸して油断させながらランニング・パワースラム葬。さらに勢いの止まらないストローマンは「俺がモンスターだ」と叫びながらラシュリーとマッキンタイアにランニング・パワースラムを再び叩き込んで2人に止めを刺した。王者ラシュリー vs. マッキンタイア vs. ストローマンのWWE王座トリプルスレット戦が行われるPPV「レッスルマニア・バックラッシュ」は日本時間5月17日にWWEネットワークで配信される。


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