NXT黒白黄MSKushidaファンタズマ国際戦-Tストーム連敗-Tデビアス出演

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 猛女メルセデス・マルティネスとダコタ・カイのシングル戦から。なんかダコタが右肩を痛めている仕草をするのが気になるんだが、メルセデスはようやく本領発揮の試合をNXTで披露することが出来たかも。対戦相手のおかげなんですが・・・。

 誰もがおわかりのように、いかにメルセデスが女子王者ラケル・ゴンザレスと闘う方向に持っていくかがテーマなのだが、では普通に相棒のダコタ・カイが負けたんでは面白くない。ケツをどうするのか結構、大人のファン的にも注目だったのだが・・・。

 ラケルが乱入しての反則決着って、SD-RAWと違ってうるさいマニア客相手にしているNXTなのに、スッキリ勝負にしないのはらしくないなぁ。まぁNXTだけでも毎週必ず2時間ビッシリLIVE中継やっていて、どこかの深夜に30分だけ、しかもゴルフ中継で飛ぶことも多い国の遅延番組とは違うから、たまには曖昧決着やらないとアイデア持たないのかもなんだが。あ、そっちの短い番組はもっと頻繁に乱入、介入繰り返しやってるんだっけ(笑)。

 お約束でラケルとメルセデスがスペイン語で怒鳴り合い、しかしダコタは右肩のセールを続けるという結末に。マスコミはともかく、マニア層はダコタがいかに上手いかわかってくれたんだろうか?


 リバプールNo.1のGYVのスーツ姿は絵的に印象的かも。「ハイレベルなNXTのタッグ部門を支えているのは俺たち」とマイクするのはごもっとも。ダスティ杯2年連続の決勝でのダウン役こそがイチバン偉いのだ。しかし、そこに出てきたのがコロナから回復のティモシー・サッチャーとトマソ・チャンパ親父である。「俺たちこそグリズドルで、ベテランズである」というのも至極当然かと。

 結局はサッチャーの迫力にGYVが押し出されるのだが、このハードコア層にとっての黄金カードは見物だろう。乞うご期待なのだ。


 問題はトニー・ストームである。プリショーのカードなんかなかったことになっている場合も結構あるんだが、なにしろ本誌を筆頭に「プリショーから最後まで、もの凄い内容だった」と絶賛の『NXTテイクオーバー:スタンド&デリバー』である。ここで新参者ランクには違いないゾーイ・スタークスに負けたことを持ち出して、「感謝しなさい!」とマイクするのだ。そして出てきたのが、聞いたことも見たこともない新人ゼイダ・ラミエという・・・。

 ガンガン攻めて格の違いを見せつけるんだが、渦中のゾーイ・スタークスが私服で花道に出てきて、それに気を取られているウチに新人さんのシューティング・スタープレスが決まって3カウントが入ることに。

 どうなる?トニー・ストームなんだが、今後の展開はお楽しみ。ただ、試合デザイン主旨が違うとはいえ、新参者相手にイイ試合を作った紫雷イオと比べられる嫌いは残るのだ。


 ブロンソン・リードがオースチン・セオリーをボンボン投げるカードには、当然ながらガルガノ家THE WAYが総出演なんだが、入場の時からインディー・ハートウェルがご機嫌斜めというのがミソ。なにしろ先週は、あの無口な田舎の農夫にして殺人鬼のデクスター・ルミスとキスしようとしたりのスキットが仕込まれている。

 ということでLOVE STORYは続くんだが、試合はフロッグ・スプラッシュならぬ、リードがやるとツナミ・スプラッシュにセオリーが沈みます。


 ドレイク・マベリックとキリアン・デインの凸凹コンビはなんやかんやで結構続いているというか、地味だが職人のインぺリアム(ファビアン・エイクナー&マーセル・バーセル)相手となると、なんのことはない英国勢+ドイツ人の欧州対決ということもあるのか、結構面白い試合になってニンマリなのだ。まぁ昔のロード・ウォリアーズのフィニッシュをインぺリアムがやればヨーロピアン・ボムになり、マベリックが沈むんだが、それはどうでもイイことになる。


 ここでピート・ダンのモノローグ・セグメントがあり、「俺がロッカールームに入るとムードが変わってピリピリする」とか、たぶんガチなんだろうなぁ。「俺がthe baddest man in NXTなんだ」と。はい、最恐のワルでございます。何回でもKUSHIDAとやってくれだし、他に名前出していたカードも全部面白そうで、凄い試合が保証されているのは評価の裏返しでもある。凄いことなのだ。


 そしてついに本物が出ましたテッド・デビアス、ミリオン・ダラーマンの登場。キャメロン・グライムスがかの仕手戦となり27倍にも急騰したGameStopの株で儲けたとキャラを引き継いでいるんだが、高級時計店で金の時計を買うキャメロンに、さらにもっと高そうなミリオンダラーの時計を見せる、あの高笑いの声が・・・。

 年齢層の高い昔からのWWEファンが、今のSmackDown-RAWは見ないけど熱心にNXT見ているデモグラフィックも確認されているんだから、これは大喜びのスキットだったかも。


 戦車で登場のショッツィ・ブラックハート&エンバー・ムーンなんだが、今宵の相手はロバート・ストーン・ブランドのアリーヤ&ジェシー・カーミアなんだけど・・・。試合始まる前にキャンディスとインディーが襲撃して、果物のギフトセットなんかショッツィの頭にまともにぶつけて危ないなぁ。ゴツンと音が拾われていた。まぁショツィ自身、自爆の危ない試合やるキャラではあるんだが、インディーも恋愛騒動以降、無茶をするようになっている。

 ということで、試合せずして勝ったと挑戦者組が騒ぐんだが、さすがにそれはないって! そもそも、それだけの出番って可哀そうというか・・・。次週はやはり、キャンディス&インディー組がタッグ王座に挑戦です。


 事前告知されていたのはアダム・コールのインタビューである。カイル・オライリーが新たな顔になりつつあることに、「たまたまラッキーだっただけ」とうそぶく内容。まぁ、本人の言う通りでこの4年間NXTを背負ってきたんだから、今はカイルに焦点が当たる順番でよいのだが・・・。またキャリオン・クロスについても、「ベルト取った途端に欠場とは」とNXT北米王座奪取の際(キース・リー戦の右肩脱臼)のケガへの嫌味も。但し、コールは腕にキャストしたままジョニー・ガルガノと名勝負やったりしていたから、それを言う資格アリなのである。

 ちなみに、フィン・ベイラーはメキシコでバケーション中との写真が画面に出ていて、奥さんも映っているんだが、あのレインボーマンである。未だに偽装結婚じゃないのかと疑っているのは本誌だけではない。


 トリが黒人ウェス・リー、白人ナッシュ・カーター、日本人KUSHIDAなんでMSKならぬMSKushidaというトリオに、スペイン語組のファンタズモ軍という組みあわせは時代の象徴なのだ。これぞ真の国際戦である。日本のニュース番組ではちょこっとしか紹介されてないが、またまた米国では黒人が警察官に射殺されてとアチコチで大変なことになっている最中なのだ。これがメインなのがTOGETHERのWWEの狙いでもある。まして、Make A Wish基金の宣伝も入る、そういう週という背景を紹介しておくのも専門媒体の役割だろう。

 試合構成は、KUSHIDAがサントス・エスコバに実況席に落とされて、ナッシュ・カーターもやられて、身体能力が驚異的なウェス・リーが一人で3人と闘う後半箇所になるんだが、大満足の内容となるのであった。

■ WWE NXT
日時:4月27日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

◆KUSHIDA&MSKが因縁のエスコバー率いるレガード・デル・ファンタズマに無念の敗戦

 NXTクルーザー級王者KUSHIDAがNXTタッグ王者MSK(ナッシュ・カーター&ウェス・リー)とタッグを組んで因縁のサントス・エスコバー率いるレガード・デル・ファンタズマ(エスコバー&ホアキン・ワイルド&ラウル・メンドーサ)と6人タッグ戦で激突した。

 KUSHIDAは「俺たちが王者だってことを見せてやろうぜ! 今日はMSKUSHIDAだ」とメイン戦前に意気込むと序盤MSKと連携したドロップキックからハンドスプリング・ニールキックを豪快に放って攻め込んだ。さらにKUSHIDAがワイルドにアトミックボム、エスコバーにアームブリーカーやマサヒロ・タナカを決めれば、MSKもダブル・トペ・スイシーダを放って猛攻を仕掛けたが、KUSHIDAが場外でエスコバーのパワースラムを食らってテーブル葬となると形成逆転。

 終盤にはKUSHIDAがメディカルスタッフを振り切ってリングに戻るも今度はエスコバーのファントムドライバーの餌食となると最後はカーターがワイルド&メンドーサの連携技で沈んで3カウント。KUSHIDA&MSKは6人タッグ戦で無念の敗戦を喫し、前王者エスコバー率いるレガード・デル・ファンタズマはNXTクルーザー級王座とNXTタッグ王座のベルトを掲げて勝利を誇った。

 トリオとして完成されているのはファンタズマ軍である。最後は合体技にカーターが沈んだ。次週以降はKUSHIDAとサントスのクルーザー級王座再戦、MSKとファンタズマ軍のタッグ王座再戦が回り出した。


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