漸くリア・リプリーRAWいきなりWMアスカ戦!シャーロットCovid公表

©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.


 ついにリア・リプリーがRAWに登場した。米国だけで200万人弱、遅れて放送されている海外諸国まで含めれば世界で億人単位が見ているマット界の一般大衆向き長寿番組にである。アスカがペイトン・ロイスの良さを引き出す試合のあと、あの音楽が鳴った。やりとりは以下にゆだねるが、「シャーロットがCovidから回復中だから」がリアの口から告げられる。ポール・ヘイマン現場監督の失脚以来、そのままプッシュされているストリート・プロフィッツもいるが、シャーロットの婚約者であるアンドラデやアリスター・ブラックは番組から消されていた。昨日になってアンドラデがWWEからリリースされたことが正式に確認されたばかりだ。シャーロットに関しては、事実婚であるアンドラデの扱いに声高不満から、映画撮影中まで様々な憶測を呼んでいたのだが・・・。いずれにせよ、ついにお客を入れる『レッスルマニア』にてアスカvs.リア・リプリー戦がいきなり実現する。時代が動くことになる、WWE新章の幕が開いた。


 特番『ファストレーン』のリキャップに続いては、そこでベストマッチ賞だったシェイマスが、王者ボビー・ラシュリーの生贄になるカードから。ハートビジネス軍の介入があったからという言い訳こそついていたが、そんなシェイマスを寝かせるなんか酷いなぁと思ったのだが、あとのセグメントで(マット)リドルの王座に絡みそうなスキットに出ていた。


 そこからRAWトーク番組の方で「シングルになってチャンスが与えられてない」と、アスカへの挑戦を宣言していたペイトン・ロイスとアスカの試合に。

 結構ニアフォールの応酬をやらせてもらっていたが、アスカロックでペイトンをタップさせるとリア・リプリーの登場である。NXTでコロナのクラスター発生が漏れ伝わったことは報道済みだが、やはり大物の感染者はシャーロットだった。ちゃんとパフォーマンス・センターでの日々の練習を欠かさなかったからではある。その残念はあるが、ピンチにWWEはウルトラCを出してきたことになろう。レッスルマニア2日目、公式発表は次のSMackDownなのでまだされてないが、メインはユニバーサル王座を巡るローマン・レインズ、エッジ、ダニエル・ブライアンの3way戦である。今回は女子がトリではない。ただ、誰が勝った負けたはどうでもいいことだ。どのカードがベストマッチだったか。25000人の観客を前に底なし沼のガチンコ勝負、真の闘いが始まった。


 レッスルマニアの1つのカードとして、ミズ&ジョン・モリソンと、今やグラミー賞アーティストになったバッド・バニー&ダミアン・プリースというのはかなり前から企画されていたのだが、今回、ミズ&モリソンの音楽PVは大傑作じゃないか。申し訳ないが、バッド・バニー見ても「こんなのが受けているのか」だったので、ギーク役だろうがミズ&モリソンは大いに笑える。エンターテイナーである。あと、ミズとジェフ・ハーディが試合もしてスカルクラッシング・フィナーレで勝利していたんだが、それは最後にバッド・バニーがギターでミズを叩く前週の仕返し場面のお膳立てでしかなかった。


 すでに発表となったカードとしては、ニューデイとAJスタイルズに、試合デビューとなる用心棒オモスのタッグ王座戦があり、ニューデイがクイズをやって、いかにAJとオモスがお互いのこと全く知らない、タッグチームといえないかをチクチクやるスキットも。

 そりゃ普段、AJとオモスに私生活の接点なんかあるはずもないんだが、元王者対決ということでコフィ・キングストンとAJの試合になり、SOS決められてAJが負けることに。まぁスタジアム観衆前でのレッスルマニア、「アンドレがイチバン好きなレスラー」と答えたオモスの長身は映えるとは思うのだが・・・。


 今回のドリュー・マッキンタイアの出番は、冒頭シェイマス戦でもちょっかい出していたシェルトン・ベンジャミン&セドリック・アレキサンダーを1対2のハンディキャップ戦で片付けるというもの。ハンディ付けてもドリューが勝てば、レッスルマニアの王座戦に2人は介入できないという条件だったので、負けて怒ったラシュリーはロッカールームに行って「誰かマッキンタイアを倒した奴がいたら、王座に挑戦させてやる」と触れて回っていたたんだが・・・。


 レジナルドがぴょんぴょん飛びながら入場のナイア・ジャックス&シャイナ・ベイズラーに、実況席はラナ&ナオミとなれば、マンディ・ローズ&デイナ・ブルック組、また負けるのかというカードも。やはりナイアのサモアン・ドロップがマンディに落とされるのであった。


 『ファストレーン』でやるカードと発表しておきながら、結局シェイン・マクマホンのケガという演出で『レッスルマニア』になるブラウン・ストローマン戦。それって誇大広告とか詐欺なんじゃないかと思うのだが、アライアスはバッド・バニーと共演してグラミー賞狙うとか、夢を語っておりました(笑)。

 ということでアライアスがパワースラムに沈む試合らしきものも挿入されてました。


 どんどんレッスルマニアのカードを発表していく回となった今回の番組トリは、やはり『ファストレーン』で復活したフィーンドとランディ・オートンに。さらにもう一度ガソリンかけて豚の丸焼きを試みるも、アレクサ・ブリスもリングインしてという漫画劇場スキットに。どういうオチをLIVE観衆の前でやるのかという興味はあろうが、なんだかなぁ・・・。

■ WWE RAW
日時:3月22日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆王者ラシュリーとマッキンタイアが祭典レッスルマニアを前に一触即発

 PPV「レッスルマニア37(WM)」のWWE王座戦で対戦する王者ボビー・ラシュリーと元王者ドリュー・マッキンタイアがリングで対峙して一触即発となった。ラシュリー(with MVP)がシェイマスと第一試合で対戦すると、途中にハートビジネスのシェルトン・ベンジャミン&セドリック・アレキサンダーが介入し、最後はラシュリーがスパインバスターからのハートロックでシェイマスを締め上げて勝利を収めた。試合後にはベンジャミン&アレキサンダーがシェイマスに暴行を加えると、救出に現れたマッキンタイアが2人を蹴散らしてラシュリーと対峙。マッキンタイアは「殴ってみろ!この野郎」と挑発してラシュリーと一触即発となったが、MVPの制止でラシュリーはリングを後にした。

 その後、マッキンタイアはベンジャミン&アレキサンダーとハンデーキャップ戦で対戦するとクレイモア2連打で勝利して2人はWMのリングサイドに侵入禁止となった。ラシュリー対マッキンタイアのWWE王座戦が行わるPPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11日12日にWWEネットワークで配信される。

◆“女帝”アスカ対リア・リプリーRAW女子王座戦PPV「レッスルマニア37」決定

“女帝”ことRAW女子王者アスカが番組デビューを果たした元NXT女子王者リア・リプリーとPPV「レッスルマニア37」のRAW女子王座戦で対戦することが決定した。王者アスカは対戦を熱望するペイトン・ロイスとの試合でアスカロックや顔面へのダブル・ニーを放って攻め込めば、ペイトンもダブル・ストンプを放って反撃したが、最後はアスカがアーム・バーからアスカロックでペイトンを捕まえてタップ勝ちを収めた。

 すると試合後に番組デビューとなる元NXT女子王者リア・リプリーが登場すると「RAWデビューの今日、いきなりレッスルマニアでアスカへの王座挑戦を表明する」と会場のレッスルマニアロゴを指差して王座戦を要求。これにアスカは「おー、おー! ええがな、ええがな。アンタのガッツ褒めてあげるわ! 私には敵わないけど挑戦を受けてあげる」と受諾して2人の王座戦が決定した。アスカ対リアのRAW女子王座戦が行われるPPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11日12日にWWEネットワークで配信される。

◆グラミー賞受賞者バット・バニーがWMで対戦要求するミズにギターショットで返答

 グラミー賞を受賞している世界的アーティストのバット・バニーがザ・ミズの対戦要求にギターショットで答えて2人の対戦がPPV「レッスルマニア37(WM)」で決定した。リングに登場したミズ(withジョン・モリソン)は「何様のつもりだ。俺は2度グランドスラムを達成した偉大なスーパースターだぞ」と抗争するバニーに怒りを露わにすると「WMのポスターにバニーがいるのに俺たちがいない。俺はWMでお前に挑戦してお前のキャリアを終わらせてやる」と祭典での対戦を要求した。さらにミズは「WMのプレビューだ」と言ってジェフ・ハーディと対戦するとスカル・クラッシング・フィナーレを決めて勝利。しかし、試合後にバニーが背後からミズをギターショットで襲撃すると「挑戦を受けてやる」と言って2人の対戦が決定した。ミズ対バニーの対戦が行われるPPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11日12日にWWEネットワークで配信される。

◆ザ・フィーンドが2日連続で“毒蛇”オートンを襲撃して2人のWM戦が決定

 電撃復活した“ザ・フィーンド”がPPV「ファストレーン」に続き、RAWでも因縁の“毒蛇”ランディ・オートンを襲撃して2人の対戦がPPV「レッスルマニア37(WM)」で決定した。オートンは番組エンディングで謎の黒い袋を持ってリングに登場すると「フィーンドを火葬したのが昨日のようだ。焼けた肉体の臭いを感じる。今日こそはアレクサとフィーンドを終わらせてやる」と息巻いた。するとそこへ現れたアレクサ・ブリスは「自身の望みに気を付けろって言ったでしょ」と持っていたオルゴールを鳴らすと、中から不気味な人形が飛び出すと同時に会場が暗転して突如火柱と共にフィーンドがリングに降臨した。

 オートンは黒い袋から取り出したガソリンを対峙したフィーンドにかけてマッチを手にしたが、突如フィーンドが動き出すとオートンはRKOを炸裂した。さらにオートンはリングに入ろうとするアレクサとも対峙すると、その隙に起き上がったフィーンドがマンディブル・クローからシスター・アビゲイルでオートンを襲撃KO。その後、アレクサが会場のWMロゴを指差して2人の対戦が決まると2日連続で襲撃したフィーンドは倒れたオートンを見下ろしながら雄叫びを上げた。

 フィーンド対オートンの一戦が行われるPPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11日12日にWWEネットワークで配信される。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼RレインズWM変更Heelエッジ3way戦Dブライアン30分ファストレーン

[ファイトクラブ]RレインズWM変更Heelエッジ3way戦Dブライアン30分ファストレーン

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’21年04月01日号Rizin 仙台決勝 DG赤磐 ノア藤田拳王 FastLane転換 SSプロレス会見