グラミー賞バッド・バニーもRAWアスカ復帰Bラシュリー互角シェイマス

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 ボビー・ラシュリーの登場からではあるんだが、ドリュー・マッキンタイアーが出てきて、それからまた横槍を入れるミズかよ~というRAW番組の始まりだったのだが・・・。

 あえてラシュリー必殺のハートロッカー(フルネルソン)でミズをタップさせたのがミソになる。


 シェイン・マクマホンとブラウン・ストローマンの最初の仕込みがあって・・・


 マンディ・ローズ&デイナ・ブルックvs.ナオミ&ラナの女子タッグは、ナイア・ジャックス&シェイナ・ベイズラーが実況席に。ということで3週間ぶりにアスカが途中で出てきてシェイナをボコる展開。つまり、肝心の試合は普通にブルックがラナにネックブリーカーでフォールするだけの短い内容に。つまり試合した4人はB級扱いなのだ。


 単なる『ファストレーン』仕込み回では3時間持たないので、ここでニューディ(コフィ・キングストン&ゼイビア・ウッズ)が、ハートビジネス軍(シェルトン・ベンジャミン&セドリック・アレクサンダー)からRAWタッグ王座を奪うカードも。

 それだけでは面白くないので、AJスタイルズと用心棒のオモスが出てきて、さっそくニューデイに挑戦するというんだが、「お前ら、そもそもタッグチームなのか?」とか、「ちゃんと試合やるのか?」とオモスがなじられることに。そりゃそうだ。


 昨日のグラミー賞を見たなら、バッド・バニーが出てくるだけでなくスぺイン語のラップ歌ってたし、受賞までしたのはビックリしたなぁ。本当に有名なんだと。まぁ『紅白』見ても3つくらいしか知らないのに比べたら、グラミー賞となるとさすがに他は知ってたんだけど(笑)。ということでバッド・バニーの登場は計3回。事前収録したのかとも思ったが、ちゃんとグラミー受賞やってるから、当日LAからフロリダに飛んできたのだから偉い。米国現地明日が3:16スティーヴ・オースチンの日ということで、ベルトや弁当BOXなどグッズ発売のようで、Rトゥルースがオースチンの記念レプリカのベルトをプレゼントすると、あっさり24/7王座を挙げてしまうスキットに。まぁグラミー賞受賞アーティストなんだから、そんな権威のかけらもないベルトなんかよりスティーヴ・オースチン記念ベルトの方が欲しいよなぁ~。
 ちなみに今年はロンドンからなのでBBCが生中継していたが、アカデミー賞のノミネーションに関してはアマゾン・プライム会員なら無料で見られる『Sound of Metal 聞こえるということ』が6部門に輝く。メタル音楽の話ではなくて、主人公のドラマーが聴力を失ってしまう様々な示唆に満ちた必見作だ。主演のリズ・アーメッドは当然か。助演女優賞にノミネートされたオリヴィア・クックはTVシリーズ『ベイツ・モーテル』のエマ役で映画『レディ・プレイヤー1』では主役。ともに英国勢ということになった。ネットで見るアマゾン映画製作というのも時代の変化になろう。


 バッド・バニーとプエルトリコ同盟のダミアン・プリーストがジャクソン・ライカーにヒット・ザ・ライト(旧名レコニング)を決める試合は短いスクワッシュ。ライカーなんでアライアスも出てくるが、ここでもヒット・ザ・ライトになる。

 ただ、バッド・バニーの出番はダミアンのセコンド役で終わるハズもなく、なぜかミズが出てきてギターでバニーの背中を叩き、グラミー賞の受賞者がリングに横たわるセグメントになっていた。前日を受けてなら、結局はこれが番組のハイライトなのかも。


 結局ここでやるのかぁとなったシェイン・マクマホンvs.ブラウン・ストローマン戦が、おつむが弱い設定の木偶の某に対して、シェインが準備体操だとケンケンをやったりして笑かすところから。『ファストレーン』のカードになりましたとさ。


 アスカとシェイナ・ベイズラーの遺恨戦だが、『ファストレーン』の女子タッグ王座防衛戦があるから、一応はアスカの勝ちでもシェイナの切り札クラッチで締められるフィニッシュに。終わってから「マウスピースしてないからこうなった」と言われかねないからなのか、それを取ってシェイナの口をコーナーの金具に突っ込むのは笑えたかも。


 「お前ら負けてばかりだ」とRETRIBUTIONの面子に説教していたムスタファ・アリが、言い訳付きにはしていたがリドルのブロデリックに沈むカードはUS王座戦。そんな2つのタイトル移動なんか起こりませんって。それにしてもRETORIBUTIONは浮上しないままなのだろうか。


 番組トリはボビー・ラシュリーvs.シェイマスに。いつもは短い試合するだけのラシュリーが、シェイマス相手だと大汗かきながらまともな攻防してたんだから、そこはシェイマスを誉めるべきなのかも。

■ WWE NXT
日時:3月15日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆ラシュリー対マッキンタイアのWWE王座戦がPPV「レッスルマニア37」で決定

 王者ボビー・ラシュリー対ドリュー・マッキンタイアのWWE王座戦がPPV「レッスルマニア37(WM)」で行われることが発表された。王者ラシュリー(with MVP)がオープニングに登場すると「WMのメイン戦でマッキンタイアを倒す!今は俺の時代だからな」と王座防衛を宣言した。するとそこへ第一試合で対戦するザ・ミズ(with ジョン・モリソン)、マッキンタイアがそれぞれ現れて舌戦を展開するとマッキンタイアは「ファストレーンではシェイマスを倒して、WMでは王座を取り戻す」と王座奪還を宣言したが、これにイラついたラシュリーはマッキンタイアを襲撃。さらにミズも倒れたマッキンタイアを追撃してそのまま試合となったが、マッキンタイアはヘッドバットやアラバマスラムを叩き込んで巻き返すと、フューチャーショックDDTから必殺のクレイモアを叩き込みミズをKO。最後はマッキンタイアが会場のWMサインを指さすとラシュリーの必殺技ハートロックでミズを仕留めて試合に勝利した。

 一方の王者ラシュリーはメイン戦でシェイマスと対戦すると、シェイマスの猛攻を凌いだラシュリーが観戦するマッキンタイアの前でスピアーを叩き込んで3カウント。試合後にも勝利したラシュリーがハートロックでシェイマスを痛めつけると、マッキンタイアがクレイモアでラシュリーを場外に蹴散らした。結局、かの二人がフルネルソンの競演という絵がミソだったRAW回であった。マッキンタイア対シェイマスの対戦が行われるPPV「ファストレーン」は日本時間3月22日、ラシュリー対マッキンタイアのWWE王座戦が行われるPPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11日12日にWWEネットワークで配信される。

◆シェインがKOした“巨獣”ストローマンに緑ペンキをぶっかけて「お前はバカだ」と侮辱

 マクマホン家のシェイン・マクマホンが対戦した“巨獣”ブラウン・ストローマンをKOすると、「お前はバカだ」と侮辱しながら緑ペンキをぶっかけて2人の対戦がPPV「ファストレーン」で決定した。先週シェインに馬鹿にされたストローマンがシェインを呼び出すと、シェインは「何が問題だ?先週謝罪したのに何か用か?俺は他人を馬鹿にしたことはないぞ」と言ってステージに現れた。ストローマンは「お前はリングに来る度胸もないのか。俺と対戦しろ」と対戦要求すると、シェインは「やってやるよ」と受諾して2人の対戦が決定した。試合ではシェインがゴング前に始めたウォームアップでストローマンを待たせて挑発すると、イラついたストローマンは逃げるシェインを捕まえてランニング・ショルダータックルを狙ったが、シェインはクルーから奪った大型カメラでストローマンの顔面を強打した。さらにシェインはダメージを負ったストローマンを解説席に寝かせるとコーナートップからのダイビング・エルボーを叩き込んでKO。試合後、シェインは用意されていた緑色ペンキをストローマンにぶっかけると「お前はバカだ。わかったかバカ野郎」と激しく侮辱するとPPV「ファストレーン」でシェイン対ストローマンの対戦が発表された。シェイン対ストローマンの対戦が行われるPPV「ファストレーン」は日本時間3月22日にWWEネットワークで配信される。

◆復帰の“女帝”アスカが因縁のシェイナに“歯には歯を”攻撃で報復

 “女帝”ことRAW女子王者アスカが歯を折られたシェイナ・ベイズラーとの対戦に勝利して番組に復帰すると、試合後の大乱闘ではむき出しにしたターンバックルにシェイナの口を押し付ける“歯には歯を”攻撃で報復した。3週間前にシェイナの蹴りで歯が吹き飛んだアスカが試合のゲスト解説していたシェイナにスピンキックを放ってサプライズ登場すると、2人の試合では「楽しかった。今回も歯を折ってやる」と挑発するシェイナにゴング前から襲い掛かった。アスカはヒップアタックやジャーマン・スープレックスでシェイナを投げ飛ばすと介入を狙うナイアをドロップキックでポストに叩きつけて排除。終盤にはシェイナがキリフダ・クラッチ、アスカがアスカロックで大技の攻防を展開したが、最後はキリフダ・クラッチで捕まったアスカがそのままシェイナを丸め込んで勝利した。しかし、試合後もシェイナがアスカに襲い掛かると、アスカもジャーマン・スープレックスで投げ飛ばして大乱闘に発展。アスカは「まだじゃ~おら!」と叫びながらシェイナのマウスピースを強引に取り出すと、「歯には歯を」と言わんばかりにむき出しにしたターンバックルにシェイナの口を押し付けて怒りを爆発させた。


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