RAWボビー・ラシュリー新WWE王者!やはりアスカ歯飛ばされていた

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 先週のミズvs.ボビー・ラシュリーおさらを延々とやるのはともかく、実況が「本日のRAWは歴史的な日となる」と言ってしまうのはいかがなものか。そりゃ「一日天下」にこそしなかったものの、ミズが繋ぎの短命王者なのは誰もがわかっていることで、それが本日なのか、次のPPV大会『ファストレーン』なのかだけなんだが、冒頭に告げてしまっている。

 番組としては先週休んだドリュー・マッキンタイアからなのだが、結局はミズとラシュリーの試合、2時間目にやる、結局逃げて3時間目にと、どんどん引き伸ばす構成に。このネタで3時間引っ張るんですかぁ?


 もっともマッキンタイアvs.シェイマスやってくれたので一安心か。ちゃんとした試合を魅せてくれて満足なのである。

 
 ブローグキックにカウンターでクレイモアというケツはこれしかない。


 生かされているままのナイア・ジャックスがナオミをドスンと落とすのはどうでもいいんだが、約束の2時間目になってミズは腹痛を訴えて3時間目にスライドだからと、シェイン・マクマホンまで出てきてブラウン・ストローマン&アダム・ピアースvs.シェルトン・ベンジャミン&セドリック・アレキサンダーの保持するRAWタッグ王座防衛戦なんだと(笑)。単なる誤魔化し、引き伸ばしであり、なんで執行役員のピアースが試合するのか、別に見たくないんですけど。

 とは言っても、ピアースは背広姿のままでストローマンが孤軍奮闘。一人でぶっ飛ばしたりするんだが、2対1だから結局丸め込まれるだけでした。


 24/7王者のラッパー、バッド・バニーはダミアン・プリーストと一緒にレッスルマニアまでずっと毎週出てくるようで。ジャクソン・ライカーが付添人のアライアスを、ダミアンがヒット・ザ・ライト(旧名レコニング)でフォールするカードもありました。


 3時間目冒頭のミズも、ゴングが鳴った途端、すたこらと逃げてしまいカウントアウトでラシュリー勝利もベルト移動ナシに。結局これで終わりだと酷いなぁと思っていたら、最後にやらないとベルトはく奪という条件が付けられることに。


 本誌が先週のRAWで、シェイナ・ベイズラーがまともにアスカの顔を蹴っていて大丈夫かいなと活字にも残したのだが、悪い予感通り、アスカの歯1本が吹っ飛んでいたのをスロー映像でシャーロットが紹介することに。ケガさせる選手は最悪である。今週のNXTで何が起こるのかを期待しよう。まぁ『レッスルマニア』がシャーロットvs.アスカになるのはニンマリなんだが。


 ルチャ・ハウスパーティ(グラン・メタリック&リンセ・ドラド)にはみ出し者リドルが組むベビーフェイス軍と、RETRIBUTIONのT-Bar、Mice、SlapJack勢ぞろいのカードは、ドラドの肩に登ったメタリックのスプラッシュがSlapJackに決まるのでよろしいかと。

 そのまま2試合目のリドルに、首領のムスタファ・アリが一矢を報いるカードもついてevenにしてました。


 さてさて、ようやく待たせたWWE王座戦。この時点で日本時間1時前8分、入場に時間かけ残り5分、ゾロゾロとランバージャック用に選手が出てきて残り3分と、久しぶりに時間延長でもやるのかとも思ったのだが・・・。

■ WWE RAW
日時:3月1日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆“女王”シャーロットが王者アスカにPPV「レッスルマニア37」での王座挑戦を表明

 “女王”シャーロット・フレアーが元パートナーでRAW女子王者アスカにPPV「レッスルマニア37」での王座挑戦を表明すると、対戦相手のWWE女子タッグ王者シェイナ・ベイズラーをナチュラル・セレクションで撃破した。先週、誤爆によりアスカと仲間割れとなったシャーロットがリングに登場すると「祭典レッスルマニアまで6週間。王者アスカは誰と対戦するの? 私は最初は王座戦戦に関心がなかったけど、こうなったら以上は王座がほしい。レッスルマニアでアスカと対戦したい」と王座挑戦を表明した。さらにシャーロットは「アスカは怪我をしたが、強くなって戻ってくるだろう」とアスカの状況を説明するとそこへ対戦相手のWWE女子タッグ王者シェイナとナイア・ジャックスが現れた。

 シャーロットは睨み合いになったシェイナに殴りかかると試合前から1対2の乱闘となったが、そのまま試合に移行するとフェイスバスターやチョップを決めて攻め込んだ。さらに場外でシャーロットはナイアの攻撃をかわして鉄製ステップに叩きつけると、最後はキリフダクラッチを狙ったシェイナをナチュラル・セレクションで沈めて激勝。シャーロットは王者シェイナを破ってその実力を改めて証明した。

◆ラシュリーが1日3回の王座戦でミズを仕留めて新WWE王者に

 ハートビジネスのボビー・ラシュリーが逃げ腰の王者ザ・ミズを1日3回のWWE王座戦で追い詰めると、3回目のWWE王座ランバージャック戦ではラシュリーがハートロックでミズを沈めて新WWE王者となった。ハートビジネスのMVP&ラシュリーはオープニングで対峙したミズに1時間後の王座戦を予告すると、王座戦でミズはリングに現れずに急に胃が痛いと言い出して試合延期を要求した。さらに1時間後となった2回目の王座戦ではミズが王座戦をレッスルマニアまで延期することを提案するもMVPがこれを拒否。するとミズはゴングと同時に王座ベルトを持ってバックステージに全力逃走して試合は場外リングアウト裁定に。これにより敗戦したものの王座移動を阻止したミズだったが、シェイン・マクマホンが現れてミズにランバージャック形式での王座戦を強要した。

 スーパースターたちがリングを取り囲む中、3度目の王座戦が行われるとミズは王座ベルト攻撃で反則裁定を狙ったが失敗。さらにリングを取り囲むスーパースターたちが場外逃走を狙うミズをリングに戻すと、最後はラシュリーがスパインバスターから必殺のハートロックでミズを仕留めてレフェリーストップ。新WWE王者となったラシュリーは試合後にもお仕置きのハートロックでミズを失神KOにすると王座ベルトを掲げて勝ち誇った。


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