[週刊ファイト3月11日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼上谷沙弥Phoenix Rising~新日大阪城2日間計5164人~ミャンマー
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・圧巻内容の赤いベルト林下詩美vs.上谷沙弥Dark Phoenix炎の昇華
・女子プロ大箱は予定調和マッチメイクで正解スターダム10周年武道館
・世間目線における新日迷走:電子書籍ジャーナル収録「読者コーナー」
・RAW平均188万人アメプロ視聴者数との圧倒的桁違いは何故なのか
・ファン総評論家時代で迎えた2連戦~YOSHI-HASH脳震盪も試合続行
・「ゆずポンの出番あれだけなんですか?」と横槍指摘されたのだが・・・
・ラウェイ先行の本誌とデモ死者拡大のミャンマー3本指印ようやく報道
■ スターダム レック Presents スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~
日時:3月3日(水)ダークマッチ16:30 本戦17:00
会場:東京・日本武道館 観衆3318人(満員/コロナ対策人数=主催者発表)
―― 大会レポートは現場取材のTERUZ記者の別項がありますから、我々は絞ったテーマでやらないといけません。
オフレコ トリの髪切りドラマはともかく、試合内容では赤いベルトが圧巻だったからな。
―― 大人向けの専門媒体ですから、他媒体の表面上の試合結果報告ではなく、読むに値する濃く深い分析やってナンボですから、やはり赤いベルトの試合ですかねぇ。
オフレコ 上谷沙弥の入場の際に、ビジョンに炎のフェニックスが出てゾクっときたなぁ。映画X-MENシリーズとしてはスピンオフ作品入れて12本目、2019年公開にして現時点の最新作である『ダーク・フェニックス』の昇華かよ~と(笑)。ウルヴァリンが出てこない別話の展開やな。
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
―― ブライアン・シンガー監督が戻った『アポカリプス』の戦い設定から10年後。サイコキネシスとテレパシーを操るミュータントのフェニックスことジーン・グレイ(今回はソフィー・ターナー主演)が、事故(実際はフォースで自ら引き寄せた)を契機に能力が倍増、ダークサイドが解き放たれ制御不能となって暴走するモチーフですね。
オフレコ 上谷沙弥の覚醒を堪能するカードやったからな。どっちが勝った負けたとかは、そういうのを速報で延々と試合経過やってるサイトに任せればイイんであって、我々が検証する観点は例えばフェニックスかわされたあと林下詩美に絞められて、それでもロープに足を伸ばすspotとか、まだ2年に足りない選手の驚異的な表現力を誉めないといけない。
―― プロレスは格闘演劇にして叙事詩。林下詩美といい、まだ若い二人(林下は22歳、上谷は24歳で道場入門は1年下)がとんでもない試合を創ってくれました。これを誉めずに、なにを見てるのかとなります。
オフレコ 映画『ダーク・フェニックス』はジェシカ・チャステインを敵役に投入したんだが、興行的には赤字計上の失敗作になってしまい評価は芳しくないんだけど、上谷沙弥の覚醒による暴走物語はまだ初期段階やから。
―― 今回の武道館は大箱での直近までの集大成回ですから、むしろタッグ組んでいる林下詩美とミスなくセーフにやった感さえありますかねぇ。
オフレコ ひな祭り大会はケガなく終えて初めて称賛なんであって、そうあるべきものだから。
―― ただ、ビックマッチだからと普段スターダムをマメに見てない方は、恐らく真面目に初めて見て十分に超ビックリしたと思います。
オフレコ 自身を「未来」だとアピールしている選手やから、不死鳥が舞う姿はまだまだ期待できると思う。