RAWシャーロット父娘決別!BラシュリーBストローマン下し来週ミズ戦

©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.


 PPV大会翌日のRAWは、有料特番まで見てない大衆向けにリキャップやったりするのが恒例なんだが、今回はジョン・モリソンのマイクからであっさりミズがベルト掲げて入場してきてと、これまでの構成にしなかったのは二重丸かも。但し、近年問題になっているのはハードコア層は評価の高い水曜テレビ戦争のAEW-NXTと、月に約一回のPPV大会は熱心に見るのだが、RAWやSmackDownはもうイイと見なくなる傾向が指摘されていることなんだが・・・。そういった月に一回だけのPPV組鑑賞になると、「なかなか良かった」とか言うんだが、3時間のRAW、2時間のSDまで見ている組となると、「これは2日前のSDでやったのを同じ展開じゃないか」とか、「ここはロジックがオカシイ」と、あまりに量が膨大なのでチグハグ箇所が目についてしまう嫌いがある。
 いずれにせよ、ミズTVの冒頭セグメント、1時間以内に結論出すとやられて、その2時間目もまた延々と同じようにやっていたのは飛ばそうかと思ったんだが、なにしろJ-sportさん、夕方6時から初回になってしまい・・・トホホ。


 グループ企業となったNBC放送の『Saturday Night Live』も、24/7のベルト掲げて無事にホスト大役務めたと強調されたラッパーのバッド・バニー。プエルトリコでは同じ街に住んでいたこともあるというダミアン・プリーストとコンビになるのは良しとして、いつものRトゥルースに戸澤陽、ドリュー・グーラック、ウンベルト・カリートは追いかけっこ役の出番が『レッスルマニア』まで続くらしい。


 新US王者になったリドルについても、映像クリップのリキャプはやらず、そのままリングに残っていたかジョン・モリソンとの試合にブロデリックで勝つことでPPV見てないライト層に王座交代をわからせることに。但し、モリソンの扱いは不当というほかない。ミスなく試合してたのはモリソンなのに。まして最後の飛んでのspotでヒザを場外に打ち付けてしまい、大事に至らなければいいのだが。


 ようやく「リア・リプリーがRAWに来ます」と告知。なんでラケル・ゴンザレスに負けたあとすぐに番組に出なかったのかは謎、謎、謎。


 今宵のRETRIBUTIONはムスタファ・アリ総督、レコニング(ミア・イム)と5人勢ぞろい。ちなみにダミアン・プリーストの必殺フィニッシュ混乱を避けるためレコニングからヒット・ザ・ライトに変更されている。但し、Mace(ディオ・マディン)とT-Bar(ドミニク・ダイジャコビック)は、コフィ・キングストン&ゼイビア・ウッズにトラブル・イン・パラダイスで寝るだけなんだが・・・。

 例によって「いつも負けている!」とアリが怒るんだが、これはRETRIBUTION解体の始まりなのか。


 2時間目が、冒頭でやってたミズの運命やいかになんだが、シェイン・マクマホンも出てくるんだけど早送りにしたくなるという・・・。結局、もしブラウン・ストローマンがボビー・ラシュリー勝ったら次週がミズとの3way戦での王座戦になるというオチの付け方に。大人のファンなら本日のメインのケツがどうなるかは完璧に読めたのでは? だから、つまらないセグメントと見えるのであった。


 前にハートビジネス軍とルチャ・ハウスパーティがやった時は、シェルトン・ベンジャミンが結構ルチャに合わせられたりした発見があったんだが、今回のは・・・。ケツはそのベンジャミンがリンセ・ドラドにペイダートでフォールといういつもの格・序列に。まぁ、メキシカンが24/7王座を追いかける役に戻されるよりはマシか。


 バッド・バニーが付いてる限りダミアン・プリーストはプロテクトされるし、新名称ヒット・ザ・ライトを喰らうフォールガイのエンジェル・ガザにせよ、ちゃんとした試合の出番が貰えてるのだからここは我慢なのだ。なにしろドリュー・グラック先生なんか、24/7王座を追いかけて、素人のバッド・バニーに場外へ投げられる役なんだから。


 さてさて、茫然自失だったシャーロットの運命やいかにということで、皆さん期待してたのはこの女子タッグ戦なんじゃないか? 試合経緯は以下に譲るが、なにせ相手がナイアジェックス&シェイナ・ベイズラー組だから、大した試合にならないんだが、予想通りアスカと仲間割れに。レイシー・エバンスのリアル妊娠のせいで計画変更、これでアスカvs.シャーロットの『レッスルマニア』の可能性が出てきたんだから日本からの視聴者にしたら万歳三唱かも。但し、シェイナがアスカの顔というか頭をまともに蹴っていたのは大丈夫なのか。シャーロットの誤爆は予定spotだから問題ないのだが、なんかずっと顔を抑えていたのは心配だ。
 あとのセグメントでは、リック・フレアーが「確かにはしゃいだが、俺の子だとは言ってない」とギアチェンジに。そりゃそうだ、あれだけアチコチから「そんなアホなストーリー、誰が信じるのか」と批判されていたから、前回のオメデタ大騒ぎはなかったことにするしかない。挙句の果てに娘にGO HOMEと言われてしまうのであった。レジェンドを守るためにも、暫く出ないで欲しいと思ったのは本誌だけではないと思う。


 ランディ・オートンの出番は・・・。アレクサ・ブリスのダビデの星の魔術によって頭の中をやられて、黒いゲロを吐くという・・・。こんなセグメント要るのか?


 ここでアクセントにシェイマスvs.ジェフ・ハーディのシングル戦投入となれば、ドリュー・マッキンタイアとの仲間割れが残っているので当面シェイマスは生かされるだろうに。ブローグキックが決まるが、ジェフにも見せ場は与えられていた。


 ナオミ&ラナが、合体フェイスバスターでマンディ・ローズを沈め、デイナ・ブルックの出番は少しのカードは短いから許そう。


 AJスタイルズがリコシェにスタイルズ・クラッシュを見舞うカードは、この二人だからいいんだが、それにしてもjobber扱いのリコシェはこのままなのか。終わってからも用心棒のオモスにドカンと落とされるのであった。


 番組トリが、ずっと生かされているボビー・ラシュリーとブラウン・ストローマンなんだが、ストローマンが勝って3way戦なんかにはならないでしょうに。ということでラシュリーが来週ミズの王座に挑戦となるが、果たして一週間王者になるのか、次のPPV大会『ファストレイン』まで引っ張るのか。いずれにせよミズは短期政権であろう。『レッスルマニア』はラシュリーにドリュー・マッキンタイアが挑む図式が見えてきたのだった。

■ WWE RAW
日時:2月22日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆新王者ミズとキャシュインを手助けしたラシュリーのWWE王座戦が次週決定

 PPV「エリミネーション・チェンバー」でキャッシュインして新WWE王者となったザ・ミズが番組オープニングに登場。「王者バージョンのミズTVだ。このタイトルは俺に相応しい」と自画自賛しているとキャッシュインを手助けしたボビー・ラシュリー&MVPが姿を現した。MVPは祝福しながらも「ラシュリーがマッキンタイアを破壊したからキャッシュインできた。最初のタイトル戦はラシュリーだ」と王座戦を要求すると、ラシュリーは言い訳するミズに対して「王座を渡すか痛めつけられるかを1時間以内に決めろ」と条件を付きつけた。

 1時間後、ミズは「時間が欲しい。1週間だけくれ」と懇願すると、そこへ“巨獣”ブラウン・ストローマンも現れて王座戦を要求したため、ストローマンとラシュリーがメイン戦で激突。ストローマンが勝てば次週の王座戦がトリプルスレット戦に変更となるこの試合でラシュリーはストローマンのランニング・パワースラムを辛うじて返すと、スパインバスターからスピアーを叩き込んで激勝。試合後にはラシュリーがハートロックで襲撃してストローマンを締め落とすと、襲ってきたミズをスピアーで返り討ちにしてWWE王座ベルトを掲げた。

◆“女王”シャーロットがアスカと仲間割れ状態、父リック・フレアーとは離別の道へ

 “女王”シャーロット・フレアーがタッグ戦でビックブーツを誤爆したパートナーのアスカと仲間割れ状態となると、口論となった父リック・フレアーとも離別を宣言した。アスカ&シャーロットがWWE女子タッグ王者シェイナ・ベイズラー&ナイア・ジャックスとタッグ戦で激突すると一進一退の白熱の攻防を展開。しかし、終盤に交代したアスカがミサイルキックからヒップアタックをシェイナに決めると、続けてダブル・ニーやシャイニングウィザード、アーム・バーと怒涛の攻撃を繰り出した。さらにシャーロットが介入してビックブーツを放つもこれがアスカに誤爆してしまい、最後はナイアが必殺のレッグ・ドロップをアスカに叩き込んで3カウント。試合後、シャーロットが倒れ込んだアスカに手を差し伸べたが、アスカがその手を払うとシャーロットは無言のままリングを降りて仲間割れ状態となった。

 その後一試合を挟んでのセグメントで、シャーロットは父リックとバックステージで対峙すると「試合に集中できない。レイシーの妊娠告白後にダンスを踊るなんて。もうGO HOME(家に帰ってよ)」と忠告。リックは「俺の赤ちゃんなんて言ってない」と反論したがシャーロットは「感謝しているけど、リングの上では娘ではなくシャーロット・フレアーとしてやらせて」と父リックとの離別を宣言した。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼WWEエリミネーション・チェンバー考:ミズ繋ぎ王者理由-リドルUS王者

[ファイトクラブ]WWEエリミネーション・チェンバー考:ミズ繋ぎ王者理由-リドルUS王者

▼新日不入り乱入継続-高橋ヒロム欠場-先週号好評-スターダムAEWノア

[ファイトクラブ]新日不入り乱入継続-高橋ヒロム欠場-先週号好評-スターダムAEWノア

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’21年03月04日号新日苦境 MIZ戴冠WWE Deep100 DG岡山 NKB NoKick 苗字 ノア SS女子