DブラインいじめSmackDownビアンカ・ブレアWMサーシャ・バンクス

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 番組は例によってローマン・レインズ御一行の登場からにせよ、RAWとは対照的にこちらではPPV大会『エリミネーション・チェンバー』のリキャップとして、SmackDown版のチェンバーをハイライトで流したのが特筆されよう。やはり地上波FOXでやる一般大衆向きのSDは、PPV大会まで見てない方が多い、金曜夜8時から夕食取りながら軽く見ている家庭が軸との判断なのだろう。


 試合は、本誌が懸念した通りヒールターンしたことが一般には伝わってなかったようで、オーティスとチャド・ゲイブル師匠のアルファ・アカデミーが、ベビーフェイスのミステリオ親子を痛めつけるカードから。豪快なスプラッシュでフォールされたのはレイの方。お客さん、わかってくれましたか?


 次のアポロ・クルーズ登場が、記者には「えええ?」であって、「俺様の本当のカラーを見せる時が来た、俺は本物のアフリカ人だ。ナイジェリア出身だ」と言い出し、ナイジェリアの国旗にしてシンボルカラーである緑を掲げたんだからビックリ。普通そうならアクセントがわかるものだが、彼の英語は母国語にしか聞こえない。調べてみたら父親はナイジェリア出身なんで、まぁこじつけであり、やっぱり生まれも育ちもカリフォルニア州サクラメント(ロックバンドTESLAの本拠地、映画『レディ・バード』の舞台)のようで、まぁ昔のWWWF時代に比べたらこの程度は許されるんだろう。

 それにしても、「先祖は部族の王様だった」とか、ナイジェリア出身だからヒールという設定はいかがなものかと思うのだが。まぁそれだけヒールターンを強調したいんだろうが、ということでシンスケ・ナカムラはガウンのまま襲われるからベビーフェンスなんだろう(苦笑)。ちょっと前まではサミ・ゼインやキング・コービンの側だったんだが・・・。


 ナタリア姉御が付いてるタミーナが、リブ・モーガン w/ルビー・ライオットをサモアンドロップで葬るスクワッシュ・マッチは短いからいいか。


 ビアンカ・ブレアがRAW王者アスカでなくSD王者サーシャ・バンクスとの『レッスルマニア』になることは最初からわかりきっていることなんだが、レジナルドが出てきたりしてそれなりに格好はついていた。それにしても、ソーニャ・デヴィルはアダム・ピアース補佐のWWE役員になったのか!
 いずれにせよ、今週のSDは結局はこのセグメントが目玉なんじゃないか? 異議ありませ~ん。


 ビアンカのすぐあとに、夫モンデス・フォードのストリート・プロフィッツの順番というのが恒例になっているが、相手がキング・コービン&サミ・ゼインでもプッシュは続きます。

 ということで、陰謀説ドキュメンタリー制作班を従えたゼインがフロッグ・スプラッシュに沈んだのでした。


 日本でも男性も産休休暇を二週間とかの議論がニュースになっているが、妻ベッキー・リンチの出産後に復帰してもキャラ変わらないままのセス・ロリンズは、ゼザーロに「お前には闘争本能がない」とヤジられグルグル回されるだけの出番でした(笑)。


 計画ではエッジと組んでのタッグ戦がPPV『ファストレーン』だったのだが、アダム・ピアース執行役員に言われるまでもなく「それでは弱いんで」と再戦が決まりかけたのに、冒頭セグメントにあるように門番ジェイ・ウーソに勝ってからとなって、またダニエル・ブライアンのやられ役が番組トリになるという・・・。
 冒頭のPPV『エリミネーション・チェンバー』ハイライト映像にせよ、なんか意図的にジェイ・ウーソが次々と強豪を倒す箇所が多く使われており、なんかちゃんと全編見た印象と違うんだが、そこからもケツは見えているカードになるのであった。

■ WWE SmackDown
日時:2月26日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆中邑真輔がアポロ・クルーズとリマッチも2連勝ならず

 中邑真輔が先週に続きアポロ・クルーズとリマッチで激突したが、中邑はゴング前にクルーズに襲撃されるとアングルスラムを決められて敗戦した。試合前にクルーズが「ビックEと同じように苦しむことになる」と挑発すると入場した中邑の背後から奇襲を仕掛けてゴング前に鉄製ステップに叩きつけた。試合ではクルーズが中邑の髪を引っ張ってジャーマン・スープレックスを決めれば、中邑も顔面へのハイキックからスライディング・ニーを叩き込んで反撃。さらにクルーズがジャーマン・スープレックス3連打を放てば、中邑もスライディング・ジャーマンスープレックスで応酬したが、中邑がスリーパーでクルーズを捕まえるもクルーズがコーナーに置いてあった自身のスカーフを使って脱出。最後は中邑がアングルスラムを決められてクルーズにまさかの敗戦を喫して2連勝を逃した。

◆RR戦覇者ビアンカがSD女子王者サーシャを指名「王座を奪取してやる!勝負だ」

 ロイヤルランブル(RR)戦覇者ビアンカ・ブレアがPPV「レッスルマニア37」メイン戦の対戦相手としてスマックダウン女子王者サーシャ・バンクスを指名した。リングに登場したビアンカは「人生は選択よ。私の選択は…」と発表しようとするとレジナルドが話を遮って「サーシャを選ぶと悪夢になるぞ」と忠告した。するとそこへサーシャ本人も登場して「歴史に名前を刻みたいなら私を選ぶわよね。でもビアンカは“EST”なんかじゃないわ。私がベストでNo.1よ」と自身の王座ベルトを掲げて威圧したが、ビアンカは「王座を奪取してやる! 私が“EST”として最も強く、最も早く、最もすごいことを証明する。勝負だ」と会場のレッスルマニアサインを指さして2人の王座戦が決定した。サーシャ対ビアンカのSD女子王座戦が行われるPPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11日・12日にWWEネットワークで配信される。

◆王者レインズが王座挑戦権を逃したブライアンをギロチンKO

 “YES男”ダニエル・ブライアンがPPV「ファストレーン」のユニバーサル王座挑戦権をかけてジェイ・ウーソと対戦も両者リングアウト裁定となった。王者ローマン・レインズ(with ジェイ、ポール・ヘイマン)がオープニングに登場すると、「俺は期待に応えてブライアンを相手に王座防衛した。でもエッジのせいで完璧ではなくなった。俺はエッジとレッスルマニアで対戦するが、エッジみたいな奴は俺を相手にチャンスをつかむことができない」とロイヤルランブル戦覇者エッジを侮辱した。するとそこへブライアンが姿を現すと「エリミネーション・チェンバー戦直後に王座戦を組むのは臆病者がすることだ。もう一度俺とPPV『ファストレーン』で対戦するのはどうだ」と王座戦を要求。これに怒ったジェイが背後からブライアンを襲撃すると王座挑戦権をかけて2人の対戦が決定した。

 メインの試合ではブライアンがイエスキックやスーパープレックスを叩き込めば、ジェイもサモアン・ドロップやスーパーキックを放って一進一退の攻防を展開したが、最後は場外乱闘となってリングアウト裁定に。

 しかし、試合後も乱闘は止まらずブライアンがジェイや襲撃に現れたレインズもイエスロックで捕まえたが、最後はジェイのスーパーキックで抜け出したレインズがスピアー&ギロチンでブライアンを失神KOにした。


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