ミズ新WWE王者!プリショー入れ長過ぎエリミネーション・チェンバー

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 ちゃんと見て書くとなると、プリショーからして長過ぎ。本戦も部分的に良いところはあったが、チェンバー戦にせよ不要な箇所が多すぎのPPV大会『エリミネーション・チェンバー』なのであった。ミズのMITBの権利、年末に終わったかと思えたのだが、「キャッシュインを主張したのはジョン・モリソンの方で、ミズ本人ではない」との言い訳が通ってしまいブリーフケース所持は年を越す長期に。ここまで引っ張りに引っ張っていたので、参加者全員と闘うのでシンドイことになるチェンバー戦の直後に、ミズがキャッシュインするというのはセオリーには叶っている。また、チャンピオンのドリュー・マッキンタイアは、それでも強豪たちを相手に勝ち残ったということで落ちない配慮にはなっていた。ただ、ここはフレッシュな顔を勝ち残らせるべきなんじゃないかとの指摘はあろう。また、ミズがこのままずっと『レッスルマニア』まで王者は考えられず、RAWのどこかの回か次回PPVかで再戦になると思われる。

 一方、スマックダウンの方のチェンバーとユニバーサル王座戦は、セザーロがつい2日前にやったのと同じくキング・コービンをジャイアント・スイングで回したりと見せ場を作ったものの、予想通りダニエル・ブライアンが勝ち残りに。但し、ヘトヘトになったところをスグ次の試合でそのままあっけなくローマン・レインズに締め落とされ、そこにエッジが急襲する展開に。この経緯で、早々とレインズvs.エッジの『レッスルマニア』カード確定を発表していた。RAWはまだまだ春までに波乱があるという大河ドラマ進行になるようだ。
 全試合網羅の詳細拡大版は、近日ファイトクラブ公開、金曜発売の週刊ファイトに収録されます。

■ WWE エリミネーション・チェンバー
日時:2月21日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆王者レインズ対RR戦覇者エッジのユニバーサル王座戦がPPV「レッスルマニア37」で決定
<本戦第1試合 SDエリミネーション・チェンバー戦>
○ダニエル・ブライアン
 3分20秒 ランニング・ニー⇒フォール
●ジェイ・ウーソ
※他はセザーロ、ケビン・オーエンズ、サミ・ゼイン、キング・コービン


 ロイヤルランブル(RR)戦覇者エッジがPPV「エリミネーション・チェンバー(EC)」で王座防衛を果たしたローマン・レインズをスピアーで襲撃し、2人のユニバーサル王座戦がPPV「レッスルマニア37」で決定した。ユニバーサル王座挑戦権をかけたEC戦がセザーロ対ダニエル・ブライアンでスタートすると、透明の小部屋からキング・コービン、サミ・ゼイン、ケビン・オーエンズ、ジェイ・ウーソが時間差で登場。

 セザーロがジャイアントスイングからのシャープシューターでコービンを脱落させるとオーエンズもスタナーを決めてゼインが脱落。さらにジェイがスーパーキック連打でオーエンズ、フロッグスプラッシュでセザーロを次々と脱落させたが、最後はブライアンがジェイにランニング・ニーを叩き込んでEC戦を制した。

<第2試合 ユニバーサル王座戦>
[挑戦者]●ダニエル・ブライアン
 1分32秒 ギロチンチョーク
[王者]○ローマン・レインズ


 試合直後には王者レインズ(withポール・ヘイマン)が現れてダメージを負ったブライアンとのWWE王座戦を強要すると、ブライアンは残った力でレインズをイエスロックで捕まえたが、これを脱したレインズがパワーボムからのギロチンでブライアンを締め上げてレフェリーストップ。


 王座戦の試合後、王座防衛に成功したレインズがベルトを掲げていると突如RR戦覇者エッジがレインズをスピアーで奇襲。エッジは倒れこんだレインズを見下ろしながら会場の“レッスルマニア”サインを指差すと王者レインズ対エッジのユニバーサル王座戦がPPV「レッスルマニア37」で決定した。

 PPV「レッスルマニア37」は日本時間4月11日・12日にWWEネットワークで配信される。

◆“Mr. MITB”ミズがキャッシュインしてマッキンタイアから王座奪取「俺がお前たちのチャンピオンだ」
<第5試合 WWE王座争奪エリミネーション・チェンバー戦>
[王者]○ドリュー・マッキンタイア
 31分10秒 クレイモア
[挑戦者]●AJスタイルズ


 王者マッキンタイアがPPV「エリミネーション・チェンバー(EC)」のWWE王座EC戦で元WWE王者5人を相手に王座防衛に成功するも、ボビー・ラシュリーの襲撃からキャッシュインした“Mr. MITB”ザ・ミズがマッキンタイアから3カウントを奪取して新WWE王者となった。金網で囲われたリングでWWE王座EC戦がランディ・オートン対ジェフ・ハーディでスタートすると、透明の小部屋からドリュー・マッキンタイア、コフィ・キングストン、AJスタイルズ、シェイマスが時間差で登場。

 キングストンが丸め込みでオートンから3カウントを奪取すれば、シェイマスがブローグキックを放ってキングストンを脱落させた。さらにマッキンタイアがクレイモアでジェフから3カウントを奪うとAJスタイルズがフェノメナール・フォアアームを決めてシェイマスが脱落。マッキンタイアとAJスタイルズが最後までリングに残るも、マッキンタイアがフェノメナール・フォアアームを狙ったAJスタイルズをカウンターのクレイモアで沈めて3カウント。マッキンタイアが試練のEC戦で辛うじて王座防衛に成功した。

<第6試合 MITBキャッシュインWWE王座戦>
[王者]●ドリュー・マッキンタイア
 0分30秒 スカル・クラッシング・フィナーレ
[挑戦者]○ミズ

 しかし、試合後に突如ラシュリーがマッキンタイアをハートロックで襲撃すると、そこへ姿を現した“Mr. MITB”ミズがキャッシュインしてスカル・クラッシング・フィナーレでマッキンタイアから3カウントを奪取。新WWE王者となったミズは王座ベルトを掲げるとコーナーに登って「俺がお前たちのチャンピオンだ」と雄叫びを上げた。


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