12日、ノアが11年ぶりに日本武道館大会『ABEMA presents DESTINATION 2021 ~BACK TO BUDOKAN~』を開催した。
新型コロナウイルス感染防止のために、ソーシャルディスタンス座席や声援禁止が継続しているプロレス界。昨年12月の新日本プロレスも、日本武道館大会は3,564人収容にとどまっていた。今年1月からは緊急事態宣言でイベント20時制限までが加わる。それでもコロナ元年となった2020年からプロレスを伝え続けていたノアが、ファンとの絆の強さを証明した。日本武道館には4,196人が集結し、悪条件を跳ね返して新日本の集客を上回ってみせた。
第8試合で船木誠勝を下した拳王はマイクを持つ。「日本武道館、俺が3年前にずっとここに連れてくるとずっと夢見て、ずっと夢を唱え続けてきて、ようやく来れたぞ武道館に。夢は願えば叶うものだろ。夢は言い続ければ叶うものだろ。それが今日わかっただろ! ここでもう1個、夢ができたぞ。その夢をずっと言い続けるぞ。これからはな、プロレスリングノアを業界1位にのし上げる。拳王、俺についてこい」。この日の集客だけで業界1位というわけではもちろんないが、十分なインパクトを放った日本武道館大会となったことは間違いない。
■ ノア ABEMA presents DESTINATION 2021 ~BACK TO BUDOKAN~
日時:2月12日(金)第1部16:30 第2部17:45
会場:東京・日本武道館 観衆4196人(主催者発表)
▼第1部 16:30開始
<第1試合>
●岡田欣也
5分10秒 スイクルデス⇒片エビ固め
〇齋藤彰俊
<第2試合>
大原はじめ
YO-HEY
●藤村加偉
7分52秒 ムーンサルトプレス⇒エビ固め
〇小峠篤司
稲葉大樹
矢野安崇
<第3試合>
谷口周平
●モハメド ヨネ
6分58秒 スライディングD⇒片エビ固め
〇田中将斗
望月成晃
<第4試合>
NOSAWA論外
ケンドー・カシン
村上和成
藤田和之
桜庭和志
〇杉浦貴
10分58秒 オリンピック予選スラム⇒体固め
タダスケ
●仁王
覇王
征矢学
マサ北宮
中嶋勝彦
▼第2部 17:45開始
<第5試合/GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合>
[挑戦者]
日高郁人
●鈴木鼓太郎
13分05秒 ヘッドシザースホールド
HAYATA
〇小川良成
[挑戦者]
※小川&HAYATA組が3度目の防衛に成功
<第6試合/GHCジュニアヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
〇吉岡世起
10分58秒 クラッシュドライバー⇒エビ固め
●原田大輔
[第43代選手権者]
※原田が3度目の防衛に失敗。吉岡が第44代王者となる
<第7試合/NOAH GENERATION>
稲村愛輝
〇清宮海斗
18分12秒 タイガースープレックスホールド
秋山準
●丸藤正道
<第8試合/GHCナショナル選手権試合>
[挑戦者]
●船木誠勝
10分10秒 ドラゴンスープレックスホールド
〇拳王
[第3代選手権者]
※拳王が5度目の防衛に成功
<第9試合/GHCヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
〇武藤敬司
29分32秒 フランケンシュタイナー
●潮崎豪
[第33代選手権者]
※潮崎が7度目の防衛に失敗。武藤が第34代王者となる
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