[週刊ファイト2月18日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
もはや新日にとって侮れないノア。コロナ収束後に大攻勢か!?
・11年ぶりの日本武道館大会ということもあって、かなり盛り上がっている
・ウチは全選手の試合をたっぷりと楽しんで頂くという興行戦略およびPPV戦略なのです
・中邑真輔がWWEを退団したら、すぐ獲得に乗り出すというウワサもあります
・金沢氏にノアがTV解説以外の仕事を要請するかどうかも興味津々・・・
この10年間に日本武道館大会を開催できたプロレス団体は新日プロだけだが、ようやく新生ノアが11年ぶりの武道館進出にこぎ着けた。そのノアが新日プロと肩を並べる団体に成長するには戦力アップをはじめ課題は多い。だが、新型コロナ収束後に一気に攻勢をかけると見られるノアが新日プロにとって侮れない存在になるのは間違いない。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A ノア2・12武道館まであと3日。11年ぶりの日本武道館大会ということもあって、かなり盛り上がっている。
B まずカードについて評論すると、ボリューム満点でノアの意気込みは嫌というほど伝わってくる。大物レジェンド4人(武藤、船木、藤田、桜庭)に加えDDT所属の秋山準も投入しましたからね。だけど、日本武道館大会にふさわしいゴージャス感が足りない。スター不足と言われるノアの場合、そこを補うにはAEWから大物外国人を呼ぶしかないわけですが、今はコロナで招へいできないでしょ?
A プロ野球も助っ人外国人の大半がキャンプが始まっても来日できていない(2月9日現在)。
C ただ、ボリューム満点のカード編成は苦肉の策じゃない。新日プロが試合数、出場選手数ともに減らしているので、ウチは全選手の試合をたっぷりと楽しんで頂くという興行戦略およびPPV戦略なのです。
A ボリュームと言えば、12人タッグもラインアップされています。両軍が入り乱れるシーンはまるでバトルロイヤル(笑)。
B それなりに楽しい内容になるんだろうけど、もったいないよね。早い話、桜庭や藤田の闘いは何分、見られるの? ってなるじゃないですか。
C まァ、この12人タッグは視聴者向けのカードですよ。緊張感が漂うシングルが続くと観る側も疲れますから。
A さて、2・12の最大の見所は潮崎豪vs.武藤敬司のGHCヘビー級戦。タイトル移動という、お2人の予想はその後、変わってませんか?
B 正直、自信がなくなってきましたね(笑)。と言うのは、1・4後楽園の前哨戦(6人タッグ)で潮崎がムーンサルトで武藤を仕留めたときはタイトル移動を確信しましたが、2度目の前哨戦(1・31後楽園、6人タッグ)では武藤が足4の字で潮崎からギブアップを奪ったでしょ? 1勝1敗になって結果が読みづらくなった。
A よく分かります。ノアの予想方程式と言うか、過去のGHCヘビー級戦においては前哨戦で負けた選手が本番で勝つというケースがやたら多かった。
C 試合予想が当たったぐらいでは誰も評価してくれないけど、私の予想はやはり「武藤が勝つ!」ですよ。
A 根拠は?
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼ノア&全日プロ 2021年の成長が楽しみ!
▼イベント時間制限と全員出場方針の両立 断腸2部制でノア武道館再進出