[週刊ファイト2月11日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼イベント時間制限と全員出場方針の両立 断腸2部制でノア武道館再進出
ノア1・31後楽園ホール&武道館大会会見
photo & text by TERUZ
・舞った武藤「心の動揺を期待してます」 潮崎を足4の字で撃破
・船木「メチャクチャ楽でした」 拳王にレフェリーストップ勝利
・カシンがボス杉浦を見殺し!? ジ・アグレッションが挑戦表明
・丸藤「延期も考えたが・・・」2・12日本武道館大会は二部制に
・ノアらしさが貫かれた決断 新生ノア最高視聴者数必至の大会
■ ノア HIGHER GROUND 2021
日時:1月31日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆605人(主催者発表)
当初は2月7日までとされていた新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言は、3月7日まで延長となった。半分は延長を覚悟、半分は落ち着きを祈っていたノアだったが、2月12日の日本武道館大会は“イベント制限としての20時終了”規制に則って行われる。主催者としての設営スケジュールという面でも、ファンとしての心構えとしても、ノアは早めの発表を決断。1月31日という早い段階で“2部制”としての開催を会見にて発表した。前哨戦としてのタッグマッチが行われた後楽園ホール大会とともに、ノアの動きをレポートする。
舞った武藤「心の動揺を期待してます」 潮崎を足4の字で撃破
<第6試合>
吉岡世起
丸藤正道
〇武藤敬司
27分15秒 足4の字固め
原田大輔
清宮海斗
●潮崎豪
武道館でのGHCヘビー戦で対戦する潮崎豪と武藤敬司が前哨戦タッグマッチでぶつかる。両者ともに先発となったが、いきなり繰り出される潮崎のチョップを、武藤は身のさばきで2度にわたってかわす。終盤での両者の顔合わせでは、武藤が潮崎のラリアットを両腕でブロック。武藤は珍しいソバットからドラゴンスクリュー→足4の字固めの必勝パターン。さらに武藤はパートナーの丸藤正道・吉岡世起とともに同時トリプル低空ドロップキックの連係からの足4の字。ブレイクされると、さらに丸藤・吉岡まじえた波状攻撃が潮崎の足を襲う。立っているのもやっとの状態の潮崎に武藤はシャイニングウィザードを放ち、3度目足4の字でついに仕留めた。
武藤は「チームのとしての勝利」と謙遜し、潮崎は「(武藤の)攻め、攻撃の強さ、動き、それらは俺の頭に入ってしまった」と強がる。決戦は待ったなしだ。
武藤「一見、先日の戦いのリベンジみたいに見えるけど、今日はあくまでもチームとしての勝利であり。本当はおのおの対戦相手に因縁があったんだけど、最後を2人が俺に譲ってくれて、ああいう機会、ああいうチャンスをくれたってことで、今日勝てた一戦ということで。これが一概に…シングルマッチにこの2人いねえからな。そういう部分で言ったら、あんまり変わらないというか、あとは潮崎の心の動揺を期待してます。以上ですね、俺からは」
潮崎「動揺あるように見える? ないでしょ。想定内。敗れることは想定内じゃないけど、攻め、攻撃の強さ、動き、それらは俺の頭に入ってしまったよ。次、GHCヘビー級タイトルマッチ。舞台は武道館。勝つこと以外ほかに何もない」