RIZIN視聴率シバター6.0%-生中継7.3%-4.1%、紅白2部40.3%大台

[週刊ファイト1月14日号]拡大版収録
▼RIZIN視聴率シバター6.0%-生中継7.3%-4.1%、紅白2部40.3%大台
 by タダシ☆タナカ
・世間から見た「大晦日の格闘技」とLiSA-BABYMETALの紅白認識gap
・桜井マッハ速人”ハメ撮り流出デブ”呼ばわり”プロレスラー”?シバター
・PROWRESTLING SHIBATAR ZZ登録者数110から117万人に急増!


 大晦日の平均視聴率が判明。RIZINは第3試合のシバターが7時頃からの録画放送でフルに中継があり、その第1部(19:00~)が6.0%を記録。前年なんか3.2%しか出なかったセグメントなので、驚異的なジャンプになる。恐らくはこの数字を引き継いだ生中継の第2部(20:00~)は7.3%に。前年が5.2%(21:00~)だから「お家で大晦日」の2020年だったとはいえ、誉めるべきだろう。第3部(22:30~)は4.1%と、こちらの前年は3.7%(23:00~)だから、忍者レスラー、五輪銀メダルの太田忍が所英男に一本取られるカードなどを録画中継したが、やはりライト層には2部までだったことになろう。
 ちなみに正確にはメインカードの再紹介が軸のプリショーなので第0部(18:00~)と表記しないと前年との比較が狂ってしまうが、こちらも4.6%と好記録だった。この時間帯、TBSはボクシング「井岡一翔vs.田中恒成」を大田区総合体育館から生中継して10.3%取っている。但し、時間帯がRIZINメインや紅白を避けているので深読みしてもしょうがない。

 NHK『第71回紅白歌合戦』は「史上初の無観客」が浸透したのか第1部34.2%、第2部40.3%と、40%の大台に復帰。NHKホール、大きな101スタジオ、オーケストラスタジオ、審査員ルームの4会場をスイッチングでハシゴするのみならず、YOSHIKIの♪Endless Rainはサラ・ブライトマン、QUEENのブライアン・メイ、ロジャー・テイラー参戦が明らかな事前収録であり、2020年WWEやAEWがやった映画仕様マッチよろしく、さまざまな素材を編集して繋いでLIVEでやっている錯覚を生み出す編集を駆使したのが本年度の特徴か。注目のBABYMETALは、あえて創成期の♪イジメ、ダメ、ゼッタイが選曲され、RIZINでは那須川天心が出てくる前のバックステージ時間とかぶっていた。
 歌謡曲は本誌は門外漢なので「わかりません」なのだが、石川さゆりの♪天城越えなら、ISAOの入場曲で知ってたゾ(笑)。LiSAの♪紅蓮華(ぐれんげ)は確かにいい歌だが、本誌はすでに土屋アンナのアカペラ版の方が染みるとマット界に結び付けた分析を発表している。

 民放の2位は日本テレビ『ガキの使い!年越しSP絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時』で第1部17.6%、第2部14.1%と例年の安定ぶりか。3位がテレ朝『ザワつく!一茂良純ちさ子の会』になり、第1部11.7%、第2部8.8%、第3部6.7%、第4部5.8%と、格闘技ファンはビックリしかない。正直そんな番組、存在すら知らなかったよ。世間はまだまだ広大なのだ。


 それにしても、シバターありがとうなのである。「格闘技最強になるより、YouTubeでトップの方が至難の業」なのは正論に違いない。


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