ローマン帝国支配SmackDownケビン・オーエンズ抗争ジェイ・ウーソ

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 NXTに続いてSmackDownでもルーク・ハーパー(AEWブロディ・リー)追悼グラフィックから始まった2021年初回。ただ、番組は先週のケビン・オーエンズが手錠で繋がれる金網戦のおさらいからで、サンダードームにカメラがスイッチングしてからも実況がHappy New Yearとはやるものの、あまり特別回にはしないようだ。まぁアメリカの場合はクリスマス休暇がすべてで正月は元旦が休日というだけなこともあろう。

 そしてローマン・レインズが出てきて、今年もローマン帝国のSmackDownということのようだ。


 同じく先週のIC王座戦王座交代おさらいに続いてビッグEがキング・コービンを迎え撃ったが、短い試合にビッグ・エンディングが決まったところで実況席のサミ・ゼインが介入してうやむやに。フードを被ったコービン軍のスティーブ・コトラー&ウェズレー・ブレイクも加わって・・・。

 アポロ・クルーズの救出を契機にサミ・ゼイン&コービン組とのタッグ戦に変更。しかし、ゼインとコービンがパートナーとして機能するはずもなく、結局一人で残されたゼインがクルーズのパワーボムを喰らう。但し、クルーズは「今回は助けたが、俺もIC王座を狙っている」とビッグEに・・・。


 番組上の編集でこの箇所に女子タッグが2試合続くんだが・・・。ルビー・ライオット&リブ・モーガンには、パートナー探しのビリー・ケイによってタミーナ、さらに大御所ナタリアが出てくるが、結局ケイは試合せず最後にはライオット・スクワッド側に回ってモーガンがタミーナを丸め込むケツ。ただ、ケイがライオット軍に加わったのかどうかは花道の退場場面では不明のまま。
 サーシャ・バンクス&ビアンカ・ブレアと、カーメラ&ベイリーは再戦だが、こちらではカーメラがXファクターでサーシャをフォールするフィニッシュ。ただ、どちらの女子カードも顔見世程度であって、サーシャの新コスチュームだけしか印象に残らない。あと、ソーニャ・デヴィルが復帰のようで、通路を歩く姿が出ていた。ただ、皆さん怖くて声もかけられないままという・・・。


 ストリートプロフィッツの新年挨拶にモンデス・フォードは燕尾服、アンジェロ・ドーキンスはドラムキッドを贈られてリング上で叩いて見せて、「ドルフ・ジグラーのスーパーキックなんかショーン・マイケルズの真似だけ、お前はHeartache Kidや」といじっていると、当然にジグラーがスーパーキック。2021年のタッグ戦はこうなりますということ。


 アルファ・アカデミー師範チャド・ゲイブルが司令塔となって、オーティスとダニエル・ブライアンが組むというのは良いアイデアだろう。試合詳細は以下に。

■ WWE SmackDown
日時:1月1日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーク サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆王者レインズが高所から因縁のオーエンズを投げ飛ばしてテーブル葬

 “トライバルチーフ”ことユニバーサル王者ローマン・レインズが従兄弟ジェイ・ウーソに勝利したオーエンズを高場から投げ飛ばしてテーブル葬にした。ジェイ&ポール・ヘイマンと共にオープニングに登場したレインズは「WWEの顔として新年おめでとう。2020年はタフな年だったが、トライバルチーフとしてジェイをメイン戦出場できるように導いた」と話していると、話を遮るようにオーエンズがステージに登場した。レインズは「何しに来た? 出ていけ! お前とは何もするつもりはない」と拒絶したが、オーエンズは「お前は俺のキャリアを終わらせようとしたが、俺はここにいる。今日はお前ではなく、ジェイと対戦だ。レインズの代わりにジェイが代償を払うことになる」と挑発した。

 オーエンズがプロデューサーのアダム・ピアースを説得して2人はメイン戦で激突すると、報復を狙うオーエンズがセントーン2発を叩き込み、ジェイの左足を踏みつけて集中攻撃。さらにジェイが反撃を狙ったフロッグスプラッシュの着地で左足を痛めると、その隙にオーエンズがスタナーを叩き込んで3カウント。

 試合後、快勝したオーエンズは先週のお返しとばかりにジェイに手錠をして暴行を加えると「ローマンはどこだ」とレインズを挑発した。オーエンズは「来ないなら、こっちから行ってやる」とバックステージに向かったが、待伏せしていたレインズがオーエンズを襲撃すると、ファンが映し出されるLEDスクリーンの前でジェイと共にパイプ椅子攻撃を放ち、最後はレインズが高所からオーエンズを投げ飛ばしてテーブル葬にした。

◆中邑がロイヤルランブル優勝を目指すブライアンとのタッグ戦で屈辱のタップ負け

 中邑真輔&セザーロがダニエル・ブライアン&オーティス(with チャド・ゲイブル)と対戦した。2018年のロイヤルランブル優勝者の中邑は優勝を目指すブライアンを馬鹿にすると、試合ではセザーロがアッパーカット、中邑が延髄切りを叩き込んでブライアンを痛めつけた。しかし、交代したオーティスがクローズラインからショルダータックル、スープレックス、必殺のキャタピラーと連続攻撃をセザーロに決めると、中邑もライダーキックから飛び付きアーム・バーでブライアンに攻め込んで白熱の攻防を展開。さらに中邑&セザーロはダブル・キックでオーティスを場外に蹴散らすと、中邑がブライアンを丸め込んでフォールを狙ったが、逆に反転したブライアンのイエスロックに捕まってタップ負け。中邑はロイヤルランブル優勝を目指すブライアンに屈辱の敗戦を喫した。男子30人ロイヤルランブル戦が行われるPPV「ロイヤルランブル」は日本時間2月1日にWWEネットワークで配信される。


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