[ファイトクラブ]記者座談会:ガチ発言のオカダ 一部で「○されている」との憶測も・・・

[週刊ファイト12月24日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
 ガチ発言のオカダ 一部で「○されている」との憶測も・・・
・平穏無事な状況が続く今の時代においては大事件
・木谷オーナーは基本的に現場のことに口出しをしない
・会見内容再録!
・今年、オカダの扱われ方は絶対エースにほど遠いものだった
・いずれにしても時代は代わってもマット界だけは「一寸先は闇」


 オカダ・カズチカが12・11武道館の試合後、最近のメインイベント、IWGPヘビー級戦の試合内容について抽象的ながらもガチンコ批判! 内容が良くないため、「(ファンは)新日本、もういらないよと思って離れていくかもしれない」ともコメントした。ハッキリ言って、平穏無事な状況が続く今の時代においては大事件。そこで、このガチ発言の背景を探ってみた。

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)

▼新日本武道館プロレス大賞選考前最後のビッグマッチ ベストバウトで流れ出た涙の理由

[ファイトクラブ]プロレス大賞選考前最後のビッグマッチ ベストバウトで流れ出た涙の理由 新日本武道館

A こういうガチ発言というか、団体批判と受け取られても仕方がない試合後のコメントは過去にもありましたよね?

C オカダ発言が団体批判にあたるかどうかは別にして、ガチとなるとやはり少ないですよ。一番有名なのは日本プロレス時代の猪木さんの馬場さんへの挑戦表明(71年5月19日、大阪府立体育会館)。馬場さん、日プロ幹部らにとって寝耳に水の仰天発言で結局、日本プロレス協会と同コミッショナーに却下されて実現しなかった。

A あと、控室に引き揚げてきた藤波さんが猪木さんに向かって「もう何年、続いているんですか! 何年これが!!」と言って延々と続く猪木エース路線に猛反発するという事件もあったでしょ?(88年4月22日、沖縄・奥武山体育館)

C 藤波さんが救急箱の中からハサミを取り出して自分の髪を切り始めたときは「ガチかな?」とも思いましたが、真相は体調不良の猪木さんに代わって藤波さんを暫定エースに据えるためのアングルでした(笑)。

B あの気の弱い藤波さんが1番恐れている猪木さんにかみ付くことはあり得なかったでしょうね。そう言えば、90年代半ばに全日プロのハワイ・ツアーで川田、小橋が勝手にアドバルーンを上げて、それが『週刊ゴング』に載って元子さんの指令を受けた渕さんからこっぴどく叱られるという騒動もあったな。

A で、オカダは今回のガチ発言について上の人から怒られそうですか?

08.09.14SUGABAYASHI.jpg

B 何か言われたんじゃない? 「あれマズイよ」とか。ただ、木谷オーナーは基本的に現場のことに口出しをしないし、菅林会長や邪道&外道は大人しい人なので言われても叱責というレベルじゃないと思います。

C アングル絡みでは? とも考えてみましたけれど、きのう(16日)発売された専門誌でチェックしたところオカダの発言は1行も載っていなかったので100%ガチだと確信しました。担当記者がヤバイと判断したのか、広報から「書かないで」と釘をさされたのか、それは分りませんが。

A オカダにしてみれば、警鐘を鳴らしただけかも。

C いや、やはり新日プロにとってマイナスだし、メーンを務めた内藤ら仲間とマッチメーカーを批判したことに変わりないでしょう。

▼記者座談会:強気の新日プロにチケット料金の見直しを提言!

[ファイトクラブ]記者座談会:強気の新日プロにチケット料金の見直しを提言!

▼記者座談会:ノア&全日プロ 2021年の成長が楽しみ!

[ファイトクラブ]記者座談会:ノア&全日プロ 2021年の成長が楽しみ!

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン