[週刊ファイト11月26日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
強気の新日プロにチケット料金の見直しを提言!
・収益的に2万人と3万人では雲泥の差
・「コロナが終息したら元の料金に戻します」というアナウンスもない
・用意されたチケットは完売するんじゃないかと言われています
・新日本プロレス・ワールドの会員数もコロナ禍でグングン増えているとか
ひんぱんにプロレスを生観戦しないと何となく落ち着かない-それも依存症の一種である。そんな熱狂的なファンの負担を軽減するべくチケット料金を下げてもらいたいところだが、逆に上がる一方。とりわけ、強気一点張りの新日本プロレスがヤリ玉に上がっている。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A 『G1クライマックス』、『世界最強タッグ決定リーグ戦』など各団体が恒例のシリーズも開催できるようになって「だいぶ落ち着いてきたかな」と思っていた矢先、新型コロナの第3波が到来。この影響により、さらなる緩和が期待されていたスポーツイベントの入場者制限は来年2月まで現状(50%)のままになった。
B それも想定内かも知れないけど、1カ月くらい前まで11月中に一気に80~100%まで緩和されそうな雰囲気だっただけに、どこも内心はショックでしょ? 本拠地の東京ドームが使えなくなってキャパ3万6000人の大阪ドームで日本シリーズの主催試合を行うことになった巨人なんかWパンチを見舞われたようなもの。
A その上、日本一になれなかったら踏んだり蹴ったり。
B 巨人もセ・リーグの中では圧倒的な強さを見せましたが、相手が戦力で上回るソフトバンクなので分が悪い。ほとんどの(プロ野球)評論家はソフトバンクの優勝を予想しています。
C この場での日本シリーズの勝敗予想は必要ないでしょ?(笑)。それより新日プロの1・4&5東京ドームですよ。スタンドだけで4万人は無理でも3万人まで緩和されていたらドーム2連戦のやりがいもかなり違っていたと思います。
A 10月にこのコーナーで「スタンドに2万人、グラウンドに3000人」という見方があってから1週間も経たないうちに大張社長の口から2万人という数字が出ましたが、本当は「最低でも2万人」と言いたかったのでは?
B 収益的に2万人と3万人では雲泥の差。ハッキリ言って、2万人ではあまり旨味がない。何度も言うように、だから東京ドームも思い切って2連戦にしたと考えられます。
C 政府が提案した12月26日から17連休があっさりポシャって1月4日が仕事初めになったことも新日プロにとっては誤算。特に1・5のチケットは伸び悩むんじゃないかな。
記者座談会
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