NXTトニー・ストーム悪染め!ピート・ダン-カイル・オライリー壮絶ハシゴ戦

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 エンバー・ムーンとキャンディス・レラエの一騎打ちから。インディ・ハートウェルがお仲間なのは周知だが、ダコタ・カイ&ラケル・ゴンザレスも出てきて『テイクオバー:WAR GAMES』のヒール軍ということだろう。ちなみに、ブラックサバス初期の♪WAR GAMESが大会テーマ曲に決定で、よくまぁ煩いシャロン・オズボーンが許可したものだと一瞬思ったのだが、これはOZZYの版権ではなくトニー・アイオミの管轄だから問題ないようだ。テーマ曲決定を紹介したのはロック姉ちゃんショッツイ・ブラックハートである。それにしても安くはない権料が支払われるのだから、有名曲がPPV大会に使われるのは凄いことなのである。

 試合はキャンディス必殺のウィッキド・ステップシスターがエンバーに決まってカウント3。またまた復帰の元王者エンバーが負けるのであった。

 さらなる驚きがトニー・ストームがエンバー救出に出てきたと思いきや、叩きつけてフルにヒールターンしたこと。そりゃ選手に聞いたら皆さん「ヒールやりたい」と言うのかもだが、トニーが悪役というのは合っていると思えないんだが。


 アンディスピューティド・エラ4人衆は、番組トリでブルーザー級ピート・ダンと闘うのは誰かとなって、フィン・ベイラーの顎を砕いたカイル・オライリーが志願を名乗り出る。なにやら危険な試合になりそう。


 詳細は以下に譲るが、KUSHIDAのプッシュは日本のファンには結構なことに違いないものの、キャッチ・レスリング教室の師範であるティモシー・サッチャー先生が、関節技のホバーボードロックにタップするケツって、どうなんだろうか。なんかやり方間違っていると思うのだが・・・。


 今回の中継、感謝祭週なので裏方含めて全員が揃う訳にはいかず、最初から元NXT王者でもあるケビン・オーエンズが実況席に。「NXTのためなら実況だろがレフェリーだろうがなんだってやる」と余裕なんだが、この番組順番でKOショーも出張に。やはりNXT北米王者のレオン・ラフが出てきて、そうなるとジョニー・ガルガノ、ダミアン・プリーストも加わるのはお約束だ。ということで予想通りにウィリアム・リーガル=コミッショナーが『テイクオーバー』での3way戦を命じることになる。


 入場曲もかからない扱いになったジェイク・アトラスは、職人キャメロン・グライムスにケイブインをぶち込まれる役割に。試合はしっかりしたレスリング内容なんだが・・・。

 試合後、『ハロウィン・ハボック』のお化け屋敷戦で因縁のデクスター・ルミスが例によって無表情でにゅ~っと現れ、『テイクオーバー』ではストラップ・マッチ戦が決まった。


 アチコチでRAW-SDに行くんじゃないかと言われだしたリア・リプリー。噂を打ち消すように「どこにも行かない。NXTに留まる」と言うのだが・・・イマイチWWE首脳陣はなにを考えているのだろうか。以降のこのセグメント展開は以下に譲る。


 EVER-RISEが誰かと試合すべくリングに登場すると、そこにリバプールの風GYV(グリズルド・ヤング・ベテランズ)が私服姿で乱入。恐らく8ヶ月ぶりだと思うが、英国からようやく渡航してきたんだと思えばコロナが憎い。とりあえずのカムバック宣言である。


 番組中に予告されたように、トリがピート・ダンvs.カイル・オライリーなんだが、もう予感通りに最初から殺し合いの壮絶なハシゴ戦に。設定としてはWAR GAMESの形式上先行するチームが有利だから、その権利を賭けて闘うことになるが、終わってから病院直行になってなければいいのだが・・・。紫雷イオもリア・リプリーとの激闘後、打撲が酷かったらしい。だから、今回の番組ではラケル・ゴンザレスに担がれて出てくる演出になったのだ。

 試合は謎のマスクマンの介入もあってピートが権利の象徴ブリーフケースをゲット。恐らくマスクマンはキング軍の親分パット・マカフィーということなんだろうが、体型が違うのは仕方がない。重ねて感謝祭週の収録なのであった。

■ WWE NXT
日時:11月25日(現地放送時間)
会場:米フロリダ州オーランド キャピタル・レスリング・センター

◆KUSHIDAがTサッチャー撃破の連勝キープ「僕には戦いたい相手がいる」

 連勝街道をひた走るKUSHIDAが対戦したティモシー・サッチャーをホバーボードロックで仕留めて撃破した。トマソ・チャンパがリングサイドで抗争するサッチャーを見守る中、サッチャーがベリー・トゥ・ベリーやアッパーカット3連打で攻め込むと、KUSHIDAもドロップキックからハンドスプリング・ニールキックを狙ったが、サッチャーにキャッチされて逆にアンクルロックを決められてしまう。

 中盤にはKUSHIDAがホバーボードロックやアーム・バーを狙えば、サッチャーもキムラロックで切り返して関節技の攻防を展開したが、終盤にサッチャーがダブルアーム・スープレックスを豪快に決めてチャンスとなると、突如チャンパが立ち上がってサッチャーを威嚇。するとKUSHIDAがその隙に油断したサッチャーをホバーボードロックで捕まえてタップ勝ちを収めた。

 苦戦したKUSHIDAだったが、ベルベティーン・ドリーム、トマソ・チャンパ、キャメロン・グライムス、アルトゥーロ・ルアスに続いて今回もサッチャーを撃破すると、ツイッターには「サッチャーはタフだったが、連勝をキープすることができた。もう一度言わせてくれ!僕には戦いたい相手がいるんだ」と意中の対戦相手がいることを投稿した。

◆イオ、リア、エンバーがキャンディス&トニーらに襲撃され因縁勃発

 NXT女子王者紫雷イオが「NXTテイクオーバー」の女子ウォーゲームズ戦を前に、すでにチームを組んだキャンディス・レラエ&トニー・ストームらに襲撃KOされて醜態をさらした。NXTの第1試合でキャンディス(withインディ・ハートウェル)対エンバー・ムーンが行われると、試合途中にダコタ・カイ&ラケル・ゴンザレスがリングサイドに姿を現す中でエンバーが必殺のエクリプスを放ったが、セコンドのインディが身代わりになってこれを阻止。するとキャンディスがこの隙にスーパーキックからウィキッド・ステップシスターをエンバーに叩き込んで勝利した。

 さらに試合後にはトニーがエンバーの救援に現れたが、突如トニーがエンバーを裏切って背後から襲撃すると、リングではキャンディス、ラケル、ダコタが3人がかりでエンバーに暴行。その結果、トニーがキャンディスのチームに合流することになった。その後、先週の王座戦で敗れたリア・リプリーがリングに登場すると「私の憶測ばかりだ。イオとのハグはお互いをリスペクトしただけで、これからもここで王座を狙う」とイオとの関係を説明していると、またしてもキャンディス&トニーが登場。キャンディスが「リアは口先だけだけど、私たちは有言実行よ」と主張するとKOされたイオを担いだラケル&ダコタが現れた。失神しているイオはまったく身動きが取れず、リアは1人でキャンディスら4人と乱闘になると、最後はラケルがポストに叩きつけてリアもKOした。
 夫ガルガノと車で立ち去るキャンディスのワゴン車後部座席には、ムンクのスクリーム仮面、ここではゴースト・マスクとの実況だが、インディ・ハートウェルとはまた別のもう一人の投入予告ということのようだ。「NXTテイクオーバー:ウォーゲームズ」は日本時間12月7日にWWEネットワークで配信される。


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