AEW志田光アナ・ジェイ王座戦!Rフェニックス&PAC-ブッチャー&ブレイド

(c) AEW

 現地12月2日のDynamiteを”Winnter is Coming”としてAEW世界王座戦ジョン・モクスリー、挑戦者ケニー・オメガ以下、特番扱いにしているAEWが、その直前回となる大会を放送した。

■ AEW Dynamite
日時:11月25日(現地放送日)
会場:米フロリダ州 ジャクソンビル デイリーズ・プレイス


 第一試合はハングマン・ペイジvs.ジョン・シルバーから。シルバーは当初ダークオーダー4号とかの扱いだったがしゃべれてプロモのセグメントも与えられていたし、試合も受けているから掴みに登用。

 まぁバックショット・ラリアットが決まるんだが・・・シルバーの受けの上手さが好印象を残す。終わってから例によってダークオーダーのウノ(1号)が、ペイジをしつこく勧誘していた。


 タズのプロモに続いては、タズ軍団の大型黒人ウィル・ホッブスがリー・ジョンソンという選手をスクワッシュする。そこからリング上でのタズのプロモも始まって、ブライアン・ケイジの勝手に巻いてるベルトFTW王座をAEWが認めろとやり出すが、WWEよろしくマイク音声が途中で切られるという展開。役員Codyが出てきて乱闘になるが、ハンサムなタズの息子が救出すると。いずれデビューなのだろうか。


 先週のヤングバックス戦で好印象を残したトップ・フライト兄弟は、ハイブリット2(ジャック・エバンス&アンヘリコ)相手に連続出場のご褒美。アンヘリコの裏足4の字にタップとなるが、勝敗はどうでもいいんであって・・・。


 クリス・ジェリコはジェイク・ヘイガーとのタッグに力を入れている。今回の相手はSCUからフランキー・カザリアンとクリストファー・ダニエルズ組だ。インナーサークル入りしたMJFが例の大きな指輪を使って殴るも、逆にカザリアンから顎に一発食らう展開を交えていた。

 試合は普通にジェリコのジューダス・エフェクトからヘイガーが巨体で元カレーマンをフォールなんだが、最後の乱闘にはスコーピオ・スカイがベビーフェイスの乱入である。


 前週、オメガだけサインした王座戦調印式が二週にまたがってという構成はやや芸がないとも思ったが、例によってMOXがわめいたあと殴り書きでサイン(らしきもの)をしていた。両雄の大一番に向けてのプロモはうまく出来ている。


 志田光のAEW女子王座戦が明らかに今回の試合としてのハイライトか。プロモでは右膝が負傷していることも話していたんだが、相手はその志田戦が半年前のデビュー戦になったアナ・ジェイだ。単にQTマーシャル道場の練習生だったのだが、自称「7戦している」と話すものの、ダークオーダー軍入りして場外乱闘にも参加していた。

 試合はアナ・ジェイが7割がた攻めまくる展開に。当然、プロモを受けてその右足への攻撃もポイントになる。NXTから転出してきたブラジルの美貌柔術家タイ・コンティとアナはお友達。レフェリーの目を盗んでタイがイスを持ち出すことに気を反らしておいて、アナが竹刀で志田を叩く。ただ、今回は録画番組なので序盤カットしていたようにも見受けられるのだが、アナの進歩を披露するデザインになる。受けて、受けて最後に魂のスリーカウントが決まった。

 そりゃデビュー戦も志田が引っ張っていたんだが、確かに覚えが早いというかアナは急成長している。足を引き釣りながら引き上げる志田に、怪奇メイクのアバドンが血をしたたらせ、ベルトを赤い舌で舐める。実は試合中にアバドンは負傷してしまい、そのカードは録画中継回だったので放送お蔵入りになった不運があったのだが、次回の挑戦者ということなのだろう。


 番組トリは、レイ・フェニックスがリング復帰のPACと組んで、ブッチャー&ブレイド w/バニーちゃんと対決。実況席はしゃべりのエディ・キングストンであり、合体DDTが決まってフェニックスがフォールされても、エディもリングに出てきてさらにPACの頭をイスに打ち付ける展開だった。

 重要な次週特番に告知されたカードではないので、なんでこれを最後にしたのかとの指摘はあろうが、MOXとオメガは長い試合で「オカダ戦を超える目標」が口にされている。顔見世が必要な選手を忘れないで欲しいと出しておくことに加えて、視聴率を詳細分析してみれば18歳から34歳という広告提供主が最も重視するデモグラフィックにおいて、意外にもルチャ兄弟のハイレベルな試合がデータ上からも高評価である背景を加味したのだろう。

 現在、一般的に視聴率数字を出す場合は平均視聴者数が使われるようになっているが、RAWやSmackDownの方が多いのに、なぜに本誌は「水曜TV戦争こそが最も重要」と繰り返すのかと、電子書籍拡大版まで読めてない方から質問されることがある。現実はRAWの18歳から34歳デモグラフィックの視聴率を抜き出すと、AEWがRAWに勝っている恐ろしい事実がある。だから米マット界は大変なことになっているのだ。地殻変動の狼煙が表面化した2020年なのである。

 試合決着後にランス・アーチャー w/ジェイク・ロバーツがリングイン。どうやらルチャ兄弟らの救出というよりは、狙いはエディ・キングストンのようで、番組最後の絵はランス・アーチャーのアップだった。


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