［週刊ファイト12月03日号］収録　［ファイトクラブ］公開中

▼見たか修斗！これがDEEPだ！見たか日本MMA！俺が平良達郎だ！
　神宮寺しし丸の私的『プロフェッショナル修斗公式戦Vol.7』
・面白すぎた‟DEEPER”の参戦！
・大塚隆史‟骨”で安藤達也を壊す！
・SARAMI「多少顔が良くて、スタイルが良い普通の人」に圧勝！
・倉本、米山、瀧澤が‟壁”に阻まれる中、ぶち破ったのは平良達郎！
・青木真也「平良達郎をナメてた。本物かもしれない」

■ プロフェッショナル修斗公式戦
PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.7 Supported by ONE Championship
日時：11月23日（月／祝）18:00～
会場：東京・後楽園ホール

面白すぎた‟DEEPER”の参戦！

　11月23日（月／祝）後楽園ホールにおいて、「プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO2020 Vol.7 Supported by ONE Championship」が開催された。
　今大会の目玉は何と言ってもDEEPから初参戦を果たす大塚隆史とSARAMIの二人の‟DEEPER”だ。

　３つ国内準メジャー団体「修斗」「パンクラス」「DEEP」。その中でも、修斗は一番敷居が高いイメージだ。お邪魔する前に足を洗い、靴下を履き替え、自前のスリッパ持参で上がる。そんなイメージ。DEEPは泥んこ遊びした足で、そのまま上がり込み、勝手に冷蔵庫の麦茶を飲んでも怒られない。パンクラスもDEEPとほぼ同じだが、酒井さんに見付かるとめちゃくちゃ怒られる。と言った感じ。とにかくそんなお上品な修斗に、泥んこDEEPが上がり込むんだから面白いに決まっている。

大塚隆史‟骨”で安藤達也を壊す！

＜メインイベント 第7試合 フェザー級 5分3R＞
●安藤達也（環太平洋バンタム級王者／フリー）
　1R 2分12秒 TKO
○大塚隆史（T-GRIP TOKYO）
　メインイベントは、元DEEPバンタム級＆フェザー級王者の大塚隆史が「修斗バンタム級に喧嘩売りに来ました」と啖呵を切っての初参戦。その喧嘩を買ったのが現・修斗環太平洋バンタム級王者の怪物こと安藤達也。「DEEPvs.修斗の実力者対決」という構図と、お互いのキャラクターも相まって、注目の好カードとなった。

　両者ともにレスリングベースのMMAファイター。容易にタックルには行けず、打撃の展開。その時、大塚のインローを受けた安藤が足を引きずるように崩れる。そのまま上になって攻める大塚。安藤は負傷をレフリーにアピール。レフリーが試合と止め、大塚のTKO勝利となった。大塚は「脛の固さには自信がある。骨と骨をぶつけにいった」と語っている。

　石原夜叉坊の”タテノリ”の応援虚しく散った安藤。

　試合後のマイクでは「環太平洋は興味ないんで、佐藤選手と岡田選手どっちか出来ますか？」と修斗世界王者との対戦をアピールした。「怖かったらベルト賭けなくていいよ。ノンタイトルでいいんで」と、修斗のベルトなんて別にいらねぇーよと言わんばかりの痺れるアピールで締めた。

神宮寺しし丸
プロレス・格闘技観戦歴38年、太田プロダクション所属のピン芸人。事務所の先輩、劇団ひとりに溺愛されていることでも有名。お笑い芸人として活躍する一方、プロレス、格闘技に対する情熱は筋金入りで、自身のYouTube「神宮寺しし丸チャンネル」では、格闘技の裏ネタ等を配信。自ら格闘技情報サイト「FIGHT PRESS（ファイトプレス）」を立ち上げ編集長もしており、お笑い以外にも活躍の場を広げている。
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