マカフィー軍NXTやりたい放題!トニー・ストームがキャンディス・レラエに敗北

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 番組はすでにRAWでもやっていたVeteran’s Day退役軍人の日のビデオ・パッケージから。11月11日が正式なのでNXTではオープニング扱いである。SmackDownでもレイシー・エバンスは軍人だったから、若者よ応募せよとなる。昔から、プロレス好きが軍隊を選ぶというのは比較的割合高いとされている。


 試合は初防衛戦がいつも鬼門でしくじってばかりのジョニー・ガルガノが「くじ運の良さ」を自慢するNXT北米王座戦から。明らかにインチキなルーレット回して抜擢されたのは無名のリオン・ラフだ。

 前王者のダミアン・プリーストが不気味に見つめる中での展開に。ところが、回転十字架固めでカウント3が入ってしまい王座陥落。

 ベルトを巻いてやるダミアンなんだが、細見のリオン君には大きすぎてストンと足元まで落ちてしまう笑いも挿入されていた。シリアス路線のNXTではこれまでこういうコメディやったことなかったんだが、これは新たな実験なのだろうか。とりあえずは様子を見守りたい。


 NXTクルーザー級王座戦はサントス・エスコバが因縁のジェイク・アトラスを迎え撃つ。途中でラウル・メンドーサ、ヨアキム・ワイルドのちょっかいで退場を命じられるんだが、短い尺の試合最後はレガードでファンタズマ息子が防衛した。


 ちゃんとやり残したことをきっちり説明するフォローというのはすべきであって、前週ショッツィ・ブラックハートがミニ戦車をキャンディス・レラエに潰されて大泣きしてたんだが、「軍隊の親戚もいるのに酷い!」と報復を誓う再編集ビデオが流されている。これはいいことだ。


 事前に告知された目玉カードとしては、中国娘ザイア・リーがラケル・ゴンザレスに挑戦表明だったのに、ラケルの待つリングに出てきたのは前になにか意味深な手紙をザイアに渡していたBOAだ。「ザイアは今宵、試合できない」と告げに来たんだが、当然に怒ったラケルはBOAをボコボコにする。

 このアングル進行、そもそも無理があるというか、ザイアはこのところずっと「今度こそ勝たねばならない、勝たねばならない」と繰り返していたんだが、その相手がリア・リプリー戦で株を上げた大女ラケルとなれば、また負けるマッチメイクになってしまう。
 だいたい、ザイアの手紙を貰ってのスキット展開、もとはキックボクシングの試合に出るとエントリーしたら、WWEがストップをかけたことから始まっているらしい。リアルをストーリーに応用したつもりだったんだが、カード編成の間違いに気が付いてザイアを引っ込めたとしか思えない。

 キャピタル・レスリング・センターのモニターにドラゴンが舞うというか、スクリーン上を龍が走るように見える大掛かりな演出があり、謎の東洋風の師匠が出てきてBOAになにやら書簡を渡し、手の甲に謎の記号を書いてというオリエンタルな儀式にしてこのセグメントを切り抜けていた。


 夫ガルガノが負ける回はキャンディス・レラエが勝ち、その逆もあったのだが・・・。今回はトニー・ストーム戦だからどうするのかと見ていたらスクリーム仮面が介入。ロープに足かけた丸め込みで小悪魔の勝利。それにしても二人が戦うと、トニーの体の厚みがやたら大きいのが目立った。当然、ショッツィ・ブラックハートも出てくると。

 仮面の下はやはりインディ・ハートウェル。次はタッグ戦だろうか。


 デクスター・ルミスは自分で描いた?漫画をNXTのトレーニング場で披露してたんだが、誰とも関わらない無口キャラとしてはややチグハグなんだけど、意外とガチ本人作なのかも。ティモシー・サッチャーの「サッチ・アズ・サッチ・キャン」の会場背景絵から、そのまま試合になるが、サッチャーの執拗な攻撃によりデクスターの肩が外れたようなセールをする試合展開に。

 最後は『ハロウィンハボック』で因縁のキャメロン・グライムスの介入に気を取られてサッチャーがクロスフェイスからの十字架固めでフォールとなるんだが・・・。当然終わってからもキャメロンがデクスターの頭にズタ袋をかぶせてボコってからケイブンをブチ込んでいた。


 オニー・ローカン&ダニー・バーチが保持するNXTタッグ王座戦に前王者のブリザンゴ(ファンダンゴ&タイラー・ブリーズ)が挑戦する試合が番組トリ。但し、ピート・ダンを含むパット・マカフィーのキング軍4人だから多勢に無勢である。ドレイク・マベリックがブリザンゴに加勢して飛んではいたんだが・・・。

 ということで合体DDTが決まりローカン&バーチ組の王座防衛。しゃべりが出来るマカフィーはやりたい放題という絵が番組エンディングだった。

■ WWE NXT
日時:11月11日(現地時間)
会場:米フロリダ州ウィンターパーク キャピタル・レスリング・センター

◆宿命の“新旧王者対決”決定!紫雷イオとリア・リプリーが挑発合戦!

 NXT女子王者紫雷イオと次週のNXTで王座戦が決定した元NXT女子王者リア・リプリーが映像に登場し、互いに挑発メッセージを送った。挑戦者のリアが2020年4月の「レッスルマニア36」でシャーロット・フレアーに敗れてNXT女子王座から陥落したことを振り返ると、宿敵を迎え撃つイオは「あなたが絶対的なチャンピオンである時、あなたは感情を持たず、あなたは挫折をせず、あなたは失敗をしない。私は振り返らない。すべてのチャレンジャーが学んだ。すべての対戦者が気付いた。私はあらゆる勢いを止める。私は最高峰を倒した」と謎めいた表現で絶対王者の在り方を伝えると、さらに「リア、お前はレッスルマニアから立ち直るのに数カ月を要した。私は悪夢を恐れてはいない。そしてお前はまた惨めな気持ちに戻るだろう…私がお前を倒した時」と絶対王者としての自信に満ち溢れながら王座防衛を宣言した。
 一方のリアも「メルセデス、ダコタ、ラケル、そして今度はイオ。イオは私が感情的で不安定だと思っているかも知れないけど気にしない。1週間後、いやが応でも私が王座を取り戻す」と王座返り咲きを宣言した。激戦必至の新旧王座対決となったイオ対リアのNXT女子王座戦が行われるNXTは日本時間11月20日にWWEネットワークで配信される。


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