ドラフト前RAWマーフィーSロリンズ内紛以下おさらい回!RETRIBUTION黒幕ムスタファ・アリ

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 現地金曜、日本時間「#土曜の朝はWWE」のSmackDown、日本時間火曜午前のRAWと続く選手の編成替え、ドラフト前ということもあり、これまでのアングル進行のおさらいと帰結なり、再度、飯食いながらボォ~と見ているライト層も多い大衆視聴者に念を押した放送回となった。

 つまり、PPV含めて全部見ているユニバースには、むしり「仲間割れしているのにおかしいじゃないか」となっても、トランプ大統領のコロナ感染ニュースや他スポーツ中継のほうが重要とつまみ食い組もいるのであって、今回もまたセス・ロリンズとマーフィーの月曜夜の救世主組が、ウンベルト・カリーヨとドミニク組と闘うカードをやっておいて、あとでいよいよ離脱劇と、毎回見ている者にはかったるいかも。

 単なるスクワッシュマッチであり、もはやjobber扱いのウンベルトがやられるだけなんだが、マーフィーの迎撃ヒザ・カウンターは見る価値ありだから良しとしよう。


 実際にはドラフトはもう始まっていてユニバースは見当ついていると思われる。ケビン・オーエンズのKOショーはすでに前回のSmackDownに出張となっていた。盟友アンギャロをクビにしたことでAJスタイルズはポール・ヘイマンと一緒に仕事しないとSDに移籍していたが、ローマン・レインズが動かないとなると代理人ヘイマンもSD残留。ジェイ・ウーソの引き立て役お仕事から判断するにAJはRAWに戻るのだろう。アリスター・ブラックは・・・(自粛)。


 私服のブラウン・ストローマンは、「RAWアンダーグラウンドはないのか?」と説明役からなんだが・・・。コロナ陽性が出てセグメントできないことは本誌既報のこと。だいたい、地下格闘技なんか「三密」だから広報上もよろしくない。ということでキース・リーとは「エキシビションマッチ」とアナウンスされたんだが、だったらカウントアウトのケツってロジックがおかしいかと。


 ハート・ビジネスvs.アポロ・クローズ&リコシェも挿入されてアポロがまたフルネルソンにやられるんだが、リコシェはドラフトでどうなるのか・・・。


 二度目セグメントでようやく一般にも念押しでマーフィーがセスを竹刀でどつく。

 セスは当然やり返すが、そこに19歳のアリーヤちゃんが・・・


 PPV大会『クラッシュ・オブ・チャンピオンズ』で行われるハズだった女子タッグ王座戦。シェイナ・ベイズラー&ナイア・ジャックスはコロナ検査陰性なのに感染者とコンタクトがあったと隔離措置にされて不満をブチ撒けていたが、ここでルビー・ライオット&リブ・モーガン戦。シェイナがルビーの腕を危ない方向にねじる展開だが、尺からもスクワッシュマッチだった。


 とりあえず放送回の最大ニュースはRETRIBUTIONの黒幕がムスタファ・アリだったことか。ただ、隔離なのかミア・イムとメルセデス・マルティネスの姿は黒装束軍にいなかった。


 番組トリはストリート・プロフィッツにドリュー・マッキンタイアが組んで、ロバート・ルード&ドルフ・ジグラーにランディ・オートンが加わるという6人タッグ。試合内容がどうというより、バーガーキングがカードのスポンサーということで番組内にもCMが登場するからJ-Sports版でも「ソースに余計なものは入れてません!」が出てくると。日本のプロレス番組に大手ファーストフード企業が付くことはないという対比もあるが・・・。それにしても日本で食えるワッパーのトマトはマクドより大きいがオニオンの量が少ないんじゃないか(笑)。

■ WWE RAW
日時:10月5日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド サンダードーム(アムウェイセンター)

◆“女帝”アスカがゼリーナら3人相手に大暴れして6人タッグ戦制す

 “明日の女帝”ことRAW女子王者アスカがマンディ・ローズ&デイナ・ブルックとタッグを組んでゼリーナ・ベガ&ナタリア&ラナと6人タッグ戦で激突した。序盤、アスカが因縁のゼリーナに足を引っ張られて交代を妨害されるとマンディがゼリーナらに捕まって集中攻撃を食らってしまう。しかし、なんとかマンディと交代したアスカはヒップアタックをエプロンのゼリーナとラナに決めると、襲い掛かってきたナタリアにはハイキックを放って3人相手に大暴れ。そしてアスカがポップアップ・ニー・ストライクからスライディング・ニーをラナに叩き込むと、最後はマンディがジャンピングニーをラナに叩き込んで3カウント。アスカらがゼリーナたちを蹴散らして6人タッグ戦を制した。

 試合後にはWWE女子タッグ王者シェイナ・ベイズラー&ナイア・ジャックスが襲撃に現れるとナイアはダメージを負ったナタリアにヘッドバット、ラナをサモアン・ドロップで解説席に沈めた。

◆スーパーヘビー級の“巨獣”ストローマンと“リミットレス”リーが大乱闘!

 “巨獣”ブラウン・ストローマンと“リミットレス”キース・リーが激突してスーパーヘビー級の2人の因縁が勃発した。試合が始まるとリーがショルダータックル、ストローマンはドロップキックを放って場外戦となると、ストローマンがリーを鉄製ステップに叩きつけたところでレフェリーがカウントアウト裁定で試合を終了してしまう。これに怒ったストローマンが強烈なショルダータックルでリーをバリケードごと破壊すると、八つ当たりを受けたリーも怒り心頭。リーは捕まえたストローマンをLEDボードに叩きつけると、そのまま突進してステージから転落した。スーパーヘビー級の試合は不完全燃焼で終わったものの、誰も止められず大乱闘となったストローマンとリーには大きな遺恨が発生した。

◆王者マッキンタイアと“毒蛇”オートンの再戦がPPV「ヘル・イン・ア・セル」で決定

 王者ドリュー・マッキンタイアと“毒蛇”“レジェンドキラー”ランディ・オートンがPPV「ヘル・イン・ア・セル」の金網戦で再戦することが決定し、メインの6人タッグ戦ではオートンがマッキンタイアをRKOで沈めて3カウントを奪取した。先週、WWEレジェンドらを闇討ちしたオートンは「マッキンタイアへの報復はまだ終わってないぞ。王者としてのレガシーが欲しいなら、俺とのヘル・イン・ア・セル王座戦で生き残ってみろ」と王者に再戦を要求すると、そこへマッキンタイアが現れてオートンを襲撃した。
 その後、マッキンタイアはインタビューで「金網の中に閉じ込められるのは俺じゃなく、お前だ! 地獄に送ってやるぞ」と王座戦を承諾して2人の再戦が決定すると、メイン戦ではマッキンタイア&ストリート・プロフィッツとオートン&ドルフ・ジグラー&ロバート・ルードが6人タッグ戦で激突。6人が入り乱れて白熱の攻防を展開するも、終盤にマッキンタイアがジグラー、そして割り込んできたルードにクレイモアを放つも、最後はオートンがその隙をついたRKOをマッキンタイアに叩き込んで3カウント。PPV「ヘル・イン・ア・セル」の王座戦を前にオートンが王者マッキンタイアからピンフォールを奪取した。

 マッキンタイア対オートンのWWE王座戦が行われるPPV「ヘル・イン・ア・セル」は日本時間10月26日にWWEネットワークで配信される。


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