アブダビUFCファイトアイランド!怪鳥プロハースカ、バンタム級ヤン、Mホロウェイ善戦

(c) UFC – Jeff Bottari/Zuffa LLC via Getty Images

 話題のUFCファイトアイランドがついにアブダビに上陸。RIZINから転出のイリー・プロハースカが失神KOでオクタゴン・デビューとなったほか、3大王座戦が行われた。
 トリのウェルター級戦、予定の挑戦者ジルベウト・ドリーニョ・バーンズがコロナ陽性となり、急遽6日前にオファーを了承して5R闘い抜いたホルヘ・マスヴィダル(トップ画像)が印象に残る。
 ジムが閉まっているため、コーチとZOOM動画で繋いで練習したというマックス・ホロウェイは、判定が割れる大善戦に。ローズ・ナマユナスとジェシカ・アンドラージの二度目も接戦だったが、今回は坊主頭のローズがリベンジを果たしている。もう一つの女子カード、負けてもルックスで人気のペイジ・ヴァンザントは、これでUFCとの契約終了。ベラトール行きが観測されている。
 それにしてもメインカードだけでみっちり4時間と、長く感じた大会となっていた。

■ UFC 251: Usman vs. Masvidal ファイトアイランド
日時:7月12日(現地時間、米国中継土曜夜)
会場:アラブ首長国連邦 アブダビ ヤス島特設施設フラッシュ・フォーラム

<ウェルター級タイトルマッチ>
〇カマル・ウスマン(ナイジェリア/アメリカ)
 判定3−0(50−45、50−45、49−46)
●ホルヘ・マスヴィダル(アメリカ)

カマル・ウスマン

「ゲームブレッド(マスヴィダルの愛称)は最大で最恐なやつだ。6日間でギアを変えないといけなかった。直前のオファーを受けてくれたから今回の試合が実現したとは思っているけど、あいつは準備していたんだ。そういうやつらはみんな、たった1人を想定して準備している。それが、山のてっぺんにいる俺だ。気持ちの切り替えも必要だった。ギルバートを想定してトレーニングしていたのに、完全に別のゲームプランになったとか、今回の試合に向けていろんなことがあったけど、でも言い訳はなしだ。ゲームブレッドはタフだし、それを証明してみせた。強烈なエルボーを食らっても立ち上がり続け、戦い続けた。あきらめないんだ。ホルヘはタフなやつで、それに関してはすごいと思う。ゲームブレッドと呼ばれるのには理由があるってことだ。あいつはいつも戦うためのゲームを持っている。俺の方が上のレベルなだけさ。俺の方が武器はある。必要とあらばそれを持ち出して生かせる。俺は山の頂点にいる。俺がチャンピオンだ。誰もが俺を見ている。だから、コンテンダーが途切れるなんてことは絶対にない。何よりもまず、ずっとトレーニングしてきたし、2月から練習しているんだ。予定では今回の試合が4月のはずだったからね。でも、その後、5月になって6月になって、実現せず。娘からずっと休暇に連れて行ってくれって言われているんだ。旅行ができるように世界がもとに戻ってくれることを願っている」

<フェザー級タイトルマッチ>
〇アレックス・ボルカノフスキー(オーストラリア)
 判定2−1(48−47、47−48、48−47)
●マックス・ホロウェイ(アメリカ)

アレックス・ボルカノフスキー
「タフな試合だった。あいつは立ったまま、後ろになんて下がりゃしない。序盤のラウンドは手こずらされたよ。思ったほどケリを生かせなかったけど、仕事は果たした。それが一番だ。2ラウンドずつ取って最終ラウンドに突入するだろうなと思っていたし、最後のラウンドは俺が取るつもりでもいた。フィニッシュしたかったけどな。向こうだってフィニッシュを狙っていた。残念なことに、お互い果たせなかった。判定で俺が勝ち、それが大事。俺はわりとオールラウンダーなファイターだ。前回の試合からまだ足が完全ではなくて右のケリはほとんど使っていない。やってみたけど、これは使えないなと。そうしたら、左足もやばくなったけど、使い続けている限り痛みは感じないとも思っていた。あいつはタフだ。ゲームもうまい。俺たち2人ともハードワーカーだけど、俺は仕事を果たした。マックスには尊敬しかない。いろいろ言い合ったけど、きっと俺と同じようなことをやろうとしていただけだろう。これはファイトゲームだ。最悪の事態に備える。早めにフィニッシュしたかった。それはできなかったけど、仕事はきっちりやったぞ。短期のキャンプで、お互いに短いキャンプだったから、言い訳はなしだ。向こうはうまくアジャストしていたところもあったから、それに慣れるのに少し時間がかかった。最終的には対応したけどな。最初の2ラウンドはきつかったけど、最後の3つを取ったし、今回の試合では自分の武器をすべて使ったから、マックス・ホロウェイというファイターがどんなタイプのやつかというのが分かったはずだ。もちろん、(今年中に)もう一度試合がしたい。アクティブでいたいんだ。コンテンダーを追い求めるようなチャンピオンでいたい。この階級は試合を控えているやつが多いから、一人ひとりに注目している。一番のコンテンダーとやりたいからね。俺はそれを希望している。オーストラリアのみんなに、応援してくれてありがとう」

<バンタム級タイトルマッチ>
〇ピョートル・ヤン(ロシア)
 TKO 5R 3分24秒
●ジョゼ・アルド(ブラジル)

ピョートル・ヤン
「きつい試合になるとは予想していた。足を蹴られてスタンスを変えざるを得なかった。だから少し自分の試合に持ち込めなかった。世界がすごい状況の中で今回の試合の準備をしてきたんだ。世界が閉鎖されているのに、俺たちは必死に準備している。アルドはレジェンド。彼に対しては尊敬しかない。序盤はプレッシャーをかけていきたくて、相手を疲れさせてから、第3ラウンド以降に攻撃し始めようと思っていた。まさにその通りにできたと思う。最初と2つ目のラウンドは向こうがハードなパンチやローキックを入れてきた。俺は待ってプレッシャーをかけにいったんだ。2ラウンド目以降はこっちの番。いいノックアウトだったね。気に入ったよ。この階級のトップ5はものすごくタフなファイターばかりだ。ナンバー1のコンテンダーはアルジャメイン・スターリング。俺は誰とでも戦う。好きだからね、これが俺の仕事だ」

<女子ストロー級>
●ジェシカ・アンドラージ(ブラジル)
 判定1−2(28−29、29−28、28−29)
〇ローズ・ナマユナス(アメリカ)

ローズ・ナマユナス
「おもしろかったわ。ちょっと放心状態だけど。これがすべて。試合の序盤はとてもうまくやれていたんだけど、その後、彼女がやけくそボタンか何かを押したように投げ捨て始めた。何度か捕まったけど、強くいられたから。最初の方はすごくうまくいったからそれが一番。そこからはテクニックもフィジカルもすべて(しっかりまとめて)、自分がやっていることをまた大好きになった。これがすべてよ。またすぐに試合がしたい。でも、まずは鼻の状態を確認してからね」

<女子フライ級/5分3R>
〇アマンダ・ヒーバス(ブラジル)
 1R 2分21秒 腕十字
●ペイジ・ヴァンザント(米国)

アマンダ・ヒバス
「ここで戦うチャンスをくれたUFCに感謝しているわ。誰が相手だろうと感けない。大事なのは人生で何をするか。私は小さな街でトレーニングしているし、大きなジムで練習に励む彼女のような相手に勝つなんて誰も思ってなかったわ。でも、私には強い気持ちがある。この試合のためにすべてのエネルギーを出してベストを尽くした。本当にうれしい。エネルギーは満ちているし、勝利もできた。オクタゴンに父と兄弟がいてくれたから、泣きそうになったわ。心の中ではいろんな感情があって。自分の柔術を見せられてよかった。もし次に女子ストロー級で戦うなら、マリナ・ロドリゲスとカーラ・エスパルザの勝った方がいいわ。UFCがまた女子フライ級でってことなら、トップ10かトップ15の誰かとやりたい。さ、チョコレートを食べる時間よ」

【プレリミナリー・カード】
<ライトヘビー級 5分3R>
〇イリー・プロハースカ(チェコ)
 2R 0分49秒 KO
●ヴォルカン・オズデミア(スイス)


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’20年07月23日号アブダビUFC 再開RISE 大阪城H有観客2不評 SEAdLINNNG世志琥 S小林