オカダに続いて内藤まで!! ダークネス全開のEVILが新日本2強食いで2冠強奪 新パレハのディック東郷を呼び込む

 新日本プロレスが大阪城ホール大会2連戦の2日目「DOMINION in OSAKA-JO HALL」を12日に開催した。

 前夜にオカダ・カズチカを制してニュージャパンカップ覇者となったEVILがIWGPダブルタイトル保持者の内藤哲也に挑む。制覇までの道のりでの無法ファイトと前夜のバレットクラブ入り表明で台風の目となったEVIL。メイクのクマ取りがなくなり、新テーマ曲・新コスチュームで登場した。

 盟友・内藤の弱点は知り尽くしているとばかりにヒザを破壊にかかる。場外テーブルへのニークラッシャーで机が真っ二つになると、内藤の顔が苦痛でゆがんだ。

 とはいえ経験で勝る内藤は、新型コロナウイルス中止期間明け初戦で披露したエスペランサ(リバース式デスティーノ)を投入。料理に取りかかるも、バレットクラブから石森太二、邪道、ニセモノのBUSHIが乱入してEVILに加勢する。レフェリーが関知しない状態での急所攻撃というEVIL悪の必勝パターンに内藤はグロッキー。EVILはフィニッシュホールドEVILでトドメを刺した。

 ニセEVILがマスクを取るとディック東郷!! 新パレハまで呼び込む新展開でロスインゴと観客を揺さぶる。やりたい放題を見て感情が高まったロスインゴの高橋ヒロムが「人を裏切るってどういう気持ち? 教えろよ」と糾弾。ベルトへの挑戦に名乗りをあげている。

 
■新日本プロレス DOMINION in OSAKA-JO HALL
日時:7月12日(日)15:00
会場:大阪・大阪城ホール 観衆3,898人(主催者発表)

<第1試合>
●ゲイブリエル・キッド
本間朋晃
真壁刀義
  9分25秒 ナガタロックⅡ
田口隆祐
〇永田裕志
小島聡

<第2試合>
●辻陽太
矢野通
石井智宏
  10分15秒 逆エビ固め
BUSHI
〇高橋ヒロム
SANADA

<第3試合>
●上村優也
マスター・ワト
天山広吉
  9分44秒 ピンチェ・ロコ⇒体固め
DOUKI
金丸義信
〇エル・デスペラード

<第4試合>
●後藤洋央紀
オカダ・カズチカ
  9分42秒 ピンプジュース⇒片エビ固め
石森太二
〇高橋裕二郎

<第5試合/NEVER無差別級選手権試合>
●[挑戦者]SHO
  20分07秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン⇒片エビ固め
○[第29代王者]鷹木信悟
※鷹木が2度目の防衛に成功

<第6試合/IWGPタッグ選手権試合>
[挑戦者]
○ザック・セイバーJr.
タイチ
  28分43秒 天翔ザックドライバー⇒エビ固め
飯伏幸太
●棚橋弘至
[第86代王者]
※棚橋&飯伏が初防衛に失敗、タイチ&ザックが第87代王者組となる

<第7試合/IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合>
〇[挑戦者]EVIL
  38分01秒 EVIL⇒片エビ固め
●[王者]内藤哲也
※EVILは「NEW JAPAN CUP 2020」優勝者
※内藤は「第70代IWGPヘビー級王者/第24代王者IWGPインターコンチネンタル王者」
※内藤がIWGPヘビー2度目防衛&インターコンチ3度目防衛に失敗、EVILが第71代IWGPヘビー&第25代インターコンチ王者となる


 大会レポートは週刊ファイト7月23日号に収録されました。

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