[ファイトクラブ]DOMINIONの実験と誤算:Everything is EVIL探求~ベラトール-DAZN

[週刊ファイト7月23日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼DOMINIONの実験と誤算:Everything is EVIL探求~ベラトール-DAZN
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ヒールが王者を倒す交代劇のセオリーにも反する尺とBad Endingの是非
・136日ぶりの有観客大会New Japan Cupと暗闇王者EVIL政権開始
・サプライズ投入は誰かの期待もディック東郷:陣容弱体化露呈の課題
・コロナで替えたこと、変えなかった計画の区別とウィル・オスプレイ鬱病
・鷹木信悟SHOが奏でた希望!MMAベラトール再開もDAZN配信ナシ
・7・25 SENGOKU LORD「名古屋は高橋ヒロムで持つ」jr.級の二冠挑戦


―― 日曜12日は朝11時から話題のUFCファイトアイランド。それがメインカードだけで4時間になり、ちょうど始まった大阪城ホールからのDOMINIONに切り替える。終わったらすぐにABEMAでのRISEは途中からという、我々には疲労困憊の長い、長い一日になりました。

オフレコ グローバル目線ではPPVビジネスとして桁違いの大成功となったUFCを順番も加味して収録順では電子書籍ジャーナルの巻頭にするしかない。ただ、日本語媒体なので表紙は普通にDOMINIONにするのはコンセンサスやけど。UFCは別項の収録にしよう。

―― EVILが二冠王者になるという結果を踏まえた分析ということでは、結局はNew Japan Cupというのは意外な伏兵が優勝するシリーズという年間計画デザインを踏襲したことになります。

オフレコ ただ本誌はNXTのGreat American Bashの読みを早くから週刊ファイト拡大版には活字に残してある。AEWのFYTER FESTに徹底対抗というだけでなく、DOMINIONのメインが二冠戦になることも意識していると。そしてキース・リーが400日強の長期政権だったアダム・コールを倒して二冠王者になった。

―― 本誌先週号の(シュート活字委員会担当分の)New Japan Cup解析は他媒体にない斬り込みがあり好評でしたが、これまでの春の最強決定戦の位置づけからすると、今年はタイチとかSANADAなんじゃないかが事前の予想であり、ただSANADAはどうも体調が悪いようでとかまで詳しく対談やってますが、繰り返しはやめときます。本号と合わせてお買い求めください(笑)。

▼橋本真也命日~UFCファイトアイランド/RIZIN~#金8はプロレス深淵とDOMINION後

[ファイトクラブ]橋本真也命日~UFCファイトアイランド/RIZIN~#金8はプロレス深淵とDOMINION後

オフレコ もっとも(本誌サイクル)木曜締め切りの段階では、コロナという大敵の出現によって予定が変わった可能性があるとの議論もやっていた。4ヶ月の空白はエンタメ業界には致命傷になりかねないから、本来はちゃんとお客さんで大会場が満杯になる段階で切るべきカードであるオカダ・カズチカの登板もありなんじゃないかという・・・。

―― ところがEIVL優勝となると、これは後出しジャンケンになりますがコロナ要因に左右されず、むしろかなり前に決めた計画通りを遂行させたことになります。良し悪しはともかくとして。

オフレコ EVILプッシュは予定路線を変えなかったとの結果論にせよ、土曜も日曜もダメ試合なのが問題やろ。本人が必死で一生懸命やっていたのはわかるが、試合のレイアウトが悪い。なんで内藤哲也戦を38分の尺にするんか。新日の王座戦は40分前後はやるモンというのにこだわりすぎて、二人にあってない構成を強いている。ヒールが王者を倒す交代劇のセオリーにも反する。

136日ぶりの有観客大会New Japan Cupと暗闇王者EVIL政権開始

―― まして他の選手の介入につぐ介入、レフェリーのあからさまな見逃しとバンプの多用、昔のアメプロのようなことやっていて時代遅れです。これのどこがストロングスタイルなのかと。

オフレコ 評論家の皆さんはその昔のアメプロ好きの外道を批判してますが、あの異常な花道ゆっくり歩き乱入の邪道が今回のマッチメイカーなのでは? 「今日の監督は俺」とばかりのスロー出没で「そういうことか」と思ったけど。

―― 前年のDOMINIONも明らかに現場監督・外道とはタッチの違うデザインでした。ところがちゃんと購入して有料箇所まで精読してない連中が「週刊ファイトは外道辞任とやってる」とか、一体どの号の何ページ目にそんなこと書いてあるのかと。未だに憤慨しています。

オフレコ 邪道と外道は当然ながら基本は似てるから、はっきりした違いまで指摘は出来ないにせよ「なんじゃこれは」大会だったことはユニバーサルな総括評のコンセンサスになっている。

―― レッスルマニアとサマースラムというか、東京ドームのレッスルキングダムと大阪城ホールのDOMINIONなのに、こんなBAD ENDINGでいいのか。

オフレコ ただ、待ちきれないマニア3000人強だけでチケットがまだ売れ残った大会なんで、前座のヤングライオン含めて次世代を売りだす回、ファンの望むHappy Endにしなくていいという判断は作る側に立てば理解はするんだが。

―― アイデア横取り先行したNXTはキース・リーの戴冠で凄い量の紙吹雪が舞って、大団円演出のフィナーレだったんですが・・・。実際、水曜TV戦争の競争でもAEWに勝利しています。

サプライズ投入は誰かの期待もディック東郷:陣容弱体化露呈の課題

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