16日、アントニオ猪木酒場がホームページで「新宿店は、2020年7月31日をもちまして閉店することとなりました」と発表した。新型コロナウイルス感染拡大のイメージが特に強い新宿という立地もあり、来客が激減。感染終息も見えない中での継続断念となった。
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— 【公式】アントニオ猪木酒場 新宿店 (@inoki_shinjuku) July 17, 2020
2006年10月に1号店である東京豊島池袋店がスタートしてから、一時は仙台から沖縄まで全国に7店舗を構えた。2011年までに他店舗が閉店となる中でも新宿店(2008年4月オープン)は継続していたが、2017年に縮小移転(新宿三丁目から新宿駅東南口へ)。2020年に入ってコロナにギブアップしたことになる。
店内には猪木のテーマ曲「炎のファイター」が流れ、飲食メニューにはプロレスにゆかりのあるネーミングが並んだ。「1、2、3、サラダァーッ!!」と店内合唱しながら皿に盛られる「シャカシャカ1・2・3サラダァーッ!!」は名物でもあった。
ファンにとっては夢空間であり、金曜夜8時のプロレス中継で育ったサラリーマンを多く迎え入れた。同店に思い入れのあるファンは多いだろうが、感染拡大により「最後にもう一度来店」となりづらいのが実に残念だ。1号店からすれば、実に14年に渡るアントニオ猪木酒場の歴史が幕を閉じようとしている。