[週刊ファイト7月2日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
ノア 絶対エース不在も数年後の姿が楽しみ!
・どんどん活性化されているのは紛れもない事実
・少しずつメジャー感が戻ってきていますね
・最重要課題は絶対エースの出現ですよね?
・親会社の本気度が『ブシロード』並みになれば
プロレスリング・ノアの“メジャー復帰”に手応え!? 今年1月にサイバーエージェント傘下になって以来、ノアのリングがどんどん活性化されているのは紛れもない事実。まだまだ改善しなければならない所は多いが、独り勝ちを続ける新日本プロレスにライバル団体が現れるとしたらノアしかあり得ない?(6月25日収録)
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A 明日6月26日は日本記念日協会が認定・登録した『世界格闘技の日』。そこで新生ノアの話に入る前に44年前に行われたアントニオ猪木VSモハメド・アリについて改めて思うことを1つ語ってもらえますか。
C あの試合は猪木氏が一気に世界的な有名人になりたい一心で強引に実現させたんです。しかも、アリ側に支払うギャラにしろ試合のルールにしろ「何とかなるだろう」という安易な考えで交渉を進めていった。今でもハッキリ記憶してますが、決戦の2日前に京王プラザホテルのロビーで会った東スポの白石記者(ボクシング担当)は私にこう言いましたよ。
「絶対にかみ合わない。ヘタしたら、変な試合展開になって世界中のメディアからアリも猪木も大バッシングを浴びるだろう」と。そして、その通りになったという・・・。
B (C記者が)言いたいことはよく理解できますが、当時、10人の猪木ファンに「アリとの試合を見たいか?」と聞いたら恐らく10人とも「見たい」と答えていたと思う。つまり、ファンの夢を叶えた点は高く評価すべき、と。あと、あの試合にはプロレスにもボクシングにもない独特の緊張感がありましたね。
A さて、本題に入りますが、武藤、K・ハヤシなど『W-1』残党のレギュラー参戦もあってノア・マットがどんどん活性化している。
B 打って出てるし、少しずつメジャー感が戻ってきていますね。その役割を果たしているのが武藤、桜庭、K・カシンで6・21TVマッチでの8人タッグ(武藤&丸藤&望月&宮本裕向VS杉浦&カシン&桜庭&NOSAWA論外)もそれなりに見応えがありました。
C 武藤も桜庭も20年前のスター選手なんだけれど、放送しているインターネットテレビ局(ABEMA)としてはビッグネームもカードに入れてもらいたいわけです。そういう意向も感じられたマッチメークですが、これで評判になれば、これはノアの若い選手にとってチャンスじゃないですか。例えば、桜庭にムーンサルトを放った宮本は視聴者に強烈なインパクトを与えています。
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