リアルジャパンプロレス・女子スペシャルマッチ会見で松本都が新間寿会長と一騎打ち要求! 勝利して「過激な仕掛け人」襲名を宣言!!

 リアルジャパンプロレス6・26無観客大会に、3月に続いて女子スペシャルマッチをプロデュースする松本都が、遂に本領発揮となった。
 会見での発言に全員が爆笑、リアルジャパン平井代表も破顔一笑したその仰天提案とは…

 6月19日(金)、都内某所でリアルジャパンプロレスが、無観客形式の『初代タイガーマスク佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.6』の3日連続となる会見を行った。

 まず、平井代表が、既報の2試合に続いて、シングルとタッグ各1試合を発表。

リアルジャパン平井代表

<シングルマッチ 30分1本勝負>
日高郁人(ZERO1)
 vs.
鈴木秀樹(フリー)

<タッグマッチ 30分1本勝負>
雷神矢口(浅草プロレス) 将軍岡本(VOODOO MURDERS)
 vs.
ロッキー川村(パンクラスイズム横浜) 岩崎孝樹(ガンバレ★プロレス)

 そして前回に続いて、女子のスペシャルタッグマッチの4選手とカードが告げられる。

<一般社団法人国家資格対策センターPresents スペシャルタッグマッチ30分1本勝負>
朱里(MAKAI) 尾崎妹加(フリー)
 vs.
松本都(崖のふち女子プロレス) 優宇(プロレスリングEVE)

(左から)尾崎妹加、朱里、松本都、優宇

 まず、本カードをプロデュースする松本都が、3月の試合で朱里に負けた上に、
「リアルジャパンのベルトを創ってもらって巻きたい」
との発言がメディアで大々的に取りあげられた事にクレームを付け、今回は雪辱を期して対角線に立つ事にしたと説明。

松本都

 これを受けた朱里は、改めてベルト創設を訴える。

朱里

 今回リアルジャパン初参戦、朱里のパートナーとなる尾崎妹加は、学生時代にウェートリフティング3冠女王となったパワーファイター。
 同じく初参戦となる優宇は以前から注目していたので、と、対戦できる喜びを語った。

尾崎妹加

 その優宇は、20年近い経験を誇る柔道がバックボーンで、関東大会で3位の実力者。こちらも尾崎妹加とのパワー対決を楽しみにしていると語った。

優宇

 そして口を開いた松本都が、なんと自身のリアルジャパン参戦の真の目的は、この日は不在の新間寿会長との対戦だと爆弾発言。

新間寿会長

 これに平井代表は無論、松本都の突拍子も無い言動に免疫のある朱里、尾崎妹加、優宇、報道陣も思わず爆笑。

 だが大ウケの会見場の空気を他所に、松本都は真顔で
「新間寿会長がいつでもリングに上がると仰っていた」
「虚言とか、ふざけているのではありません」
「DDTのリングでも良いです」
「本気なので」
「今後も私がリアルジャパンで試合を組み続ける交換条件です」
「DDT、NOAHの高木三四郎社長のバックアップもあります」
と、畳みかける。

 この剣幕と、高木三四郎社長の名前で、松本都の本気度を感じとった平井代表はプロモーターの顔に戻り、
「ちょっと今は」
と前置きしつつも、高木三四郎社長の一連の『ビアガーデンプロレス』の伝説の思い出を語りつつ、新間寿会長が今もトレーニングを欠かしておらず、レスラー顔負けの体調を維持している事を自らに言い聞かせる様に話す事態に。

 そして最後に松本都は
「オンリーギブアップルールで勝って、過激な仕掛け人のキャッチフレーズを譲って頂きたいです」
と締めくくった。

 こうして昨日、一昨日の、スーパー・タイガーと藤田和之、間下隼人と横山佳和による殺伐とした会見とはガラッと変わったリアルジャパンプロレスの松本都劇場となった。
 だが奇しくも一昨日の会見で新間寿会長は
「何でもアリがプロレス」
だと喝破してみせている。
 また、全盛期のアントニオ猪木の
「ほうきとでも名勝負ができる」
という発言を、比喩として聞き流さず、具現化して見せたのがDDTのアイアンマンヘビーメタル級であり、王者の「脚立」や「こたつ」であり、ヨシヒコでもある。 

ヨシヒコ

 
 そして、かつてモハメド・アリがリップサービスで放言した「誰でも挑戦してこい」という言葉尻を捉え、世紀の大一番まで持っていったのが、アントニオ猪木であり、過激な仕掛け人、新間寿氏新日本プロレス取締役営業本部長であった。
 その新間寿氏の
「いつでもリングに上がる」
発言を捉え、挑戦してきた松本都のセンスもまた、「過激な仕掛け人」の二つ名を冠するに相応しいとも言える。
 
 初代タイガーマスク・佐山サトルの「ストロング」な部分の継承者がスーパー・タイガーであり、間下隼人である事は論を待たないが、「過激な仕掛け」の「プロレス」という部分がリアルジャパンプロレスに欠けている点は否定はできない。 

 それを補おうとしてきたのがケンドーカシンの一連のおちょくりではあったが、御年85歳の新間寿会長をターゲットに据えた松本都の感覚は、そのブッ飛びの度合いで、より社会へ向けたインパクトは強く感じる。
 来週6月26日、金曜日の生中継、時刻も丁度20時過ぎぐらいになる可能性もあるが、松本都と新間寿会長の僥倖があるとすれば、黄金期の「プロレス」の熱狂が戻る起爆剤となる可能性も感じさせる。

 現在進行形のプロレスファン、平成のデルフィン達、とりわけ、昭和のプロレスの熱狂をノスタルジックに語るのみで今のプロレスに目を向けないプロレス者が、絶対目撃するべき大会が、来週金曜日に行なわれると断言したい。 

■リアルジャパンプロレス 初代タイガーマスク佐山サトル ストロングスタイルプロレスVol.6
日時:6月26日(金) 開始18:30
会場:ストロングスタイルプロレス特設ホール
形式:無観客試合

<メインイベント 8人タッグ 60分1本勝負>
[RJ軍]
スーパー・タイガー(RJPW) 船木誠勝(フリー) アレクサンダー大塚(AO/DC) スーパーライダー(RJPW)
 vs.
藤田和之(はぐれIGFインターナショナル) ケンドーカシン(はぐれIGFインターナショナル) 杉浦貴(プロレスリングノア) NOSAWA論外(東京愚連隊)
[藤田軍]

<セミファイナル UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合 60分1本勝負>
[王者]
間下隼人(RJPW)
 vs.
横山佳和(VOODOO MURDERS)
※第4代王者・間下隼人初防衛戦

『ニコニコプロレスチャンネル』にて実況生中継
公式サイトURL https://ch.nicovideo.jp/nicopro
※開始〜数試合(1〜3試合目の順番は追って発表される)は無料にて視聴可能の予定。視聴前に「視聴案内」 http://nicopro.jp/guide/ 参照のこと

主催:ストロングスタイルプロレス実行委員会