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本誌の電子書籍内には、もう3週に渡って日本のテレビの報道番組なんか世界とかけ離れているから見てはいけないと活字に残し続けているのだが、ようやくこの週末、東京では外出自粛となってる戦時下の世界情勢である。CS放送でのBBCやCNNの深夜～早朝はうざい日本語がかぶさらない現地放送まんまだから、かえって時差がありがたい。刻々と増え続ける感染者数、死者数のカウンターが更新され続け、トランプ大統領のホワイトハウス会見は記者席が空洞に近い異様な光景は、実況がマイケル・コールだけの無観客SmackDownの録画番組中継番組と同じようなものか。
情報が漏れてしまう時代、すでに白血病の再発を恐れるローマン・レインズが、録画収録会場には来たものの、やっぱり止めておくとなってゴールドバーグ戦が流れる事態である。レッスルマニア欠席だというのに、今回の録画番組では修正が間に合ってないのか、まだもう1回直前のSmackDownがあるから、そこでブラウン・ストローマンvs.ゴールドバーク戦への変更アングルを打てばいいとの判断なのか・・・。呑気に2016年の『レッスルマニア 32』ローマン･レインズvs.トリプルH w/ステファニー・マクマホンの、あのプロレス版『ゲーム・オブ・スローンズ』を1時間目の最後から2時間目の時間またぎ箇所に編集挿入していた。
アメプロ報道は理解度が試される大変怖い鬼門ジャンルである。結果だけ知って見ずに書いていると赤っ恥をかく世界なのだ。流れを見ていたら、今の中邑真輔が勝つわけないだろうと読めるハズなんだが、本誌はドリュー・グラック先生をプッシュしてきて、電子書籍拡大版レポートに活字に残した通りであった。一方で、RAW所属のアスカがSmackDownに出向いてアレクス・ブリスに寝るのはまた別次元のこと。今回もダンスに大阪弁と、大いに笑かしてくれている。横綱番付に変更はないのだ。
SDタッグ王座の行方も、すでに録画収録が終わった『レッスルマニア』ではまた変更があったのだが、ネタバレをやってもしょうがない。今回の番組はかなり前の収録分を、修正やらずに流した格好となった。
■ WWE SmackDown
日時：3月27日（現地放送時間）
会場：米フロリダ州オーランド パフォーマンスセンター
◆中邑が敗戦を喫してサミ・ゼイン対DブライアンのIC王座戦が決定
中邑真輔がサミ・ゼインのIC王座戦を巡ってドリュー・グラックと対戦した。ゼインがダニエル・ブライアンの王座戦要求に対して「グラックが中邑に勝てればな！」と条件を付けて決定したこの一戦。意気込むグラックがドロップキックやドラゴン・スクリューで攻め込めば、中邑は2ndロープからのダイビング・ニーを叩き込んで応戦した。さらに試合終盤には中邑がフェイスバスターから必殺のキンシャサを狙ったが、グラックはセコンドのブライアンのアシストでこれを回避すると、中邑はそのままグラックのジャックナイフで丸め込まれて３カウント。中邑はグラック相手にまさかの敗戦を喫し、ゼインとブライアンのIC王座戦がPPV「レッスルマニア36」で決定した。
PPV「レッスルマニア36」は日本時間4月5日、6日と2日に渡りWWEネットワークで配信される。
◆“女帝”アスカがアレクサ・ブリスに屈辱の敗戦
因縁が勃発している“女帝”ことWWE女子タッグ王者アスカとアレクサ・ブリス（with ニッキー・クロス）が激突した。試合序盤、アスカは「ワシに勝てると思ってますの？」と笑いながら挑発すると、アレクサは華麗なステップでアスカの攻撃を避けてエルボー連打やドロップキックを叩き込んだ。苛立つアスカも負けじとショルダータックルを決めてふざけたダンスを披露すると、アレクサを鉄製ステップに叩き付けたが、アレクサもアスカをエプロンに叩き付けて互角の攻防を展開。しかし、試合終盤にアレクサが再びアスカの顔面をエプロンに叩き付けると最後はDDTで止めを刺して３カウント。アスカが因縁のアレクサに屈辱の敗戦を喫した。
相棒ニッキー・クロスは一人だけでがんばるマイケル・コールの実況席でアスカのダンスを真似たりとはしゃいでくれたが、カイリ・セインは出てこなかった。
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