WMゴールドバーグ-ローマン・レインズ、ジョン・シナ-お化け発表SmackDown

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 今回はサウジアラビアからボストンへの綱渡り飛行機が間に合ったようだが、それにしても『Super ShowDown』の後味の悪さが残ったまま。そのフォローアップだから、PPV大会を飛ばしたライト層にはゴールドバークがお化けに勝利してユニバーサル王座を戴冠したとかをやっと番組で知るから、自動的にお茶の間の視聴率は増えたりもするんだが、つきあっている熱心なユニバースにとってはあの技のキレ味がまったくない、どうしようもない酷い試合に、正直勘弁してくれが本音かも。まぁ誰もがわかっていた展開だが、ゴールドバークのNEXTはローマン・レインズという冒頭セグメントなのであった。


 試合としては、そりゃ見てない方の方が多いんだから、サウジと同じもう一度ナオミvs.ベイリーから始まって、安易だなぁと思ったら、なんかベイリーが「グラミー賞の・・・」とか言い出して、誰か歌のゲストでも出てくるのかと思ったら、サーシャ・バンクスと。ああ、そうか地元ボストンだし、ラップのスヌーピー・ドックが親戚だから辻褄は合うのかと。ただ、サーシャ本人のSNSではそのスヌーピーと録音していたからとか言い訳しているんだが、このところ出てなかったのは怪我とも別のよろしくない理由とも憶測が飛んでいたのだが・・・。ということで、急遽タッグ試合というのがご都合主義のWWEなのだが、ベビーフェイス側は南部のおばさんレイシー・エバンスと。真面目に見る気が失せるんだが・・・


 そのサウジでも唯一まともな試合内容だった新タッグ王者ミズ&ジョン・モリソン組が、今回はウソーズと闘っていたのが、これまたちゃんとしたレスリングを披露したのが救いかも。
 それにしても、いくら『レッスルマニア』なら年に一回だけプロレス大会見るという大衆が多いんだから、世間に名前が知られているゴールドバーグvs.ローマン・レインズでイイんだと言われたら返す言葉がないが、マメに見ているユニバースにしたら前日の『NXTテイクオーバー』の方が凄かったは、もう近年の毎回だからニュースですらないが、今回のは内容的に史上最低回の『レッスルマニア』と叩かれる懸念を心配せざるを得ない。

■ WWE SmackDown
日時:2月28日
会場:米マサチューセッツ州ボストン TDガーデン

◆ゴールドバーグ対レインズのユニバーサル王座戦が決定!

 番組オープニングに“ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットを破って新ユニバーサル王者となったゴールドバーグが登場。ゴールドバーグは「誤解するなよ。“誰だった?”ではなく、“次は誰だ?”」と問いかけるとそこに現れたのは“ビックドッグ”ことローマン・レインズ。リングでゴールドバーグと対峙したレインズは「次は俺だ!」と告げると2人のユニバーサル王座戦がPPV「レッスルマニア36」で決定した。年間最大の祭典PPV「レッスルマニア36」は日本時間4月6日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆中邑&セザーロ&ゼイン対ストローマンの3対1ハンディキャップIC王座戦が決定

 中邑真輔(withセザーロ&サミ・ゼイン)と王者ブラウン・ストローマンがIC王座戦の調印式に登場した。中邑と共に登場したゼインは「サイン前に契約内容を確認した方がいい」と中邑に伝えると、ストローマンには「お前のせいで中邑は負傷して9針縫ったんだぞ」と非難。ちゃんと映像でも中邑の頭にホッチギス式のが埋められてる画像を大きく出してはいたんだが・・・。

 するとストローマンは「黙れ!どうせ3人を相手にすることになるんだから契約書の内容なんて気にしない」と契約書にサインした。この発言にゼインは「みんな聞いたな。3人と闘うって言ったよな」と念押しすると中邑だけでなくゼインとセザーロも契約書にサインして3対1ハンディキャップIC王座戦が決定。さらにゼインが「お前はエリミネーション・チェンバーで負けることになる」と挑発してストローマンが暴れ出したが、数的有利なゼインがヘルヴァキック、中邑がキンシャサを叩き込むと、最後は3人が連携したヘルヴァキックでテーブル葬にしてストローマンをKOした。

 PPV「エリミネーション・チェンバー」は日本時間3月9日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆シナ対“ザ・フィーンド”の一戦がレッスルマニアで決定

 ジョン・シナ対“ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットの一戦がPPV「レッスルマニア36」で決定した。シナがリングに登場すると「レッスルマニアのシーズンだ。俺はレッスルマニアで何をするのか?」と会場に問いかけると、さらに「レッスルマニア出場は勝ち取るものだ。今年のレッスルマニアは俺抜きで開催される」と言ってリングを後にした。しかし、突如会場が暗転するとステージに立つシナの背後に“ザ・フィーンド”が姿を現した。“ザ・フィーンド”が会場のレッスルマニアロゴを指差すと、対峙したシナもゆっくり頷くと“You Can’t See Me(見えっこねぇ)” のポーズで返答した。

 シナ対“ザ・フィーンド”の対戦が行なわれる年間最大の祭典PPV「レッスルマニア36」は日本時間4月6日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。


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