KO決着も多く、PPVの枠よりは比較的これまでのようなやたら長い大会にならなかった点は大いに評価だが、カード発表当初より言われた通り、あまりメジャー感のない面子を集結させて予算をかけてない浜松アリーナ大会である。当初の発表ではアリーナ席売り切れとか広報していたようだが、画面に出ている客席には空席もあり、身の丈の現状というRIZINの2020年スタートであった。
アステカの首刈人というテロップでルチャの覆面被ってきたダニエル・サラスだが、世界ランクでは落ちるのかも。ここはきっちり朝倉未来がトリは締めた。ただ、マイクを持って「怪我もないので次は横浜アリーナで会いましょう」とやったら、朴光哲が出てきて「進退をかけます。負けたら辞めます」と。まぁKRAZY BEE軍との因縁はあるのだが、あっさり榊原代表も認めて、そりゃギャラの高い世界ランカー呼ぶより安上がりなんだが・・・。
世間のライト層向きには見たらゴリラのような関根シュレック秀樹がテレビ向きキャラであり、紹介ビデオにはディープ・パープルの♪Storm Bringerがたっぷり流れる扱いだったが、入場曲は筋肉マンのもので、グアムのロッキー・マルティネスのパンチを貰ってしまうのであった。ガチンコは期待通りには運ばないのだ。
「柔術エキシビジョン」という表記にせざるをえなかったのだろうが、中身はガチンコでホベルト・サトシ・ソウザが「チーム中井」の5選手を次々に極める絵は面白かったと思う。恐らく一週間後のフジテレビ深夜中継でもやるだろう。
■ RIZIN.21 ~浜松の陣~
日時:2020年2月22日(土)12:00開場/ 13:00オープニングマッチ開始/ 14:00大会開始
会場:浜松アリーナ 観衆6832人(=主催者発表)
【試合結果】
<第10試合 MMA 肘有り 68kg契約 5分3R>
○朝倉未来(トライフォース赤坂/元THE OUTSIDER 65-70kg級・60-65kg級王者)
2R 2分34秒 グラウンドパンチKO
●ダニエル・サラス(メキシコ/ボーンブレイカーズ・チーム)
ハイキック貰って本能で足取って食らいつくも既に勝負ありだった。
<第9試合 MMA 肘有り 61kg契約(バンタム級相当) 5分3R>
○ビクター・ヘンリー(米国/UWF USA/DEEPバンタム級王者)
2R 0分45秒 グラウンドパンチTKO
●金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA/元SRCフェザー級王者)
Jバーネット同好のメタラーなヘンリーはIron Maiden正装。金原は引退を口にしたが・・・
<第8試合 MMA 120kg契約(ヘビー級相当) 5分3R>
○ロッキー・マルティネス(グアム/スパイク22/DEEPメガトン級(体重無差別)王者)
1R 4分04秒 グラウンドパンチTKO
●関根シュレック秀樹(ボンサイ柔術)
<第7試合 MMA 79kg契約 5分3R>
○マルコス・ヨシオ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)
8分04秒 グラウンドパンチ
●ファルコ・ネト(ポルトガル/クレバー・チーム)
休憩
<第6試合 MMA 肘有り 61kg契約(バンタム級相当) 5分3R>
○金太郎(パンクラス大阪稲垣組/パンクラス・バンタム級3位)
1R 4分21秒 リアネイキッドチョーク
●加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM/3POUND/修斗バンタム級環太平洋10位)
<第5試合 柔術エキシビジョン イリミネーションマッチ 10分>
○ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)
8分04秒
●チーム中井(中井祐樹、エジソン篭原、重水浩次、木村由菜、品川祐)
※時間内にソウザがチーム中井の5人全員から一本を取ればソウザの勝ち。チーム中井の誰かがソウザから一本を取るか、もしくは1人でも残ればソウザの負け。ソウザに一本を取られた人は順に抜けていく。ロープ際で動けなくなったり、一本を取られて交代する時はタイムストップがかかる。消極的な試合運びには警告および失格が与えられる。
<第4試合 MMA 肘有り 61kg契約(バンタム級相当) 5分3R>
●トレント・ガーダム(オーストラリア/タイガームエタイ&MMA)
3R 判定0-3
○井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)
<第3試合 MMA 肘有り 66kg契約(フェザー級相当) 5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/オリオン・ファイトクラブ)
3R 判定3-0
●カイル・アグオン(グアム/スパイク22/パンクラス・フェザー級2位)
<第2試合 キック 120kg契約 3分3R>
実方宏介(真樹ジムAICHI/Bigbangヘビー級王者)
1R 1分28秒 右フックKO
●酒井リョウ(レンジャージム)
<第1試合 キック 57kg契約 3分3R>
竹内賢一(TenCloverGym世田谷)
3R 判定3-0
●直也(VERSUS)
開会式
<オープニングファイト第3試合 キック 60kg契約 3分3R>
ヘンリー・セハス(ボリビア/ブラジリアン・タイ/HEATキックルール・ライト級王者)
3R 判定3-0
●SEIDO(Lara-Tokyo/RISEスーパーフェザー級(60kg)9位)
<オープニングファイト第2試合 キック 70kg契約 3分3R>
憂也(魁塾/DEEP☆KICK -65kg王者)
1R 2分30秒 パンチ連打KO
●康輝(キング・ムエ)
<オープニングファイト第1試合 キック 59kg契約 3分3R>
▲戸塚昌司(C’rush)
3R 判定 ドロー1-0
▲大澤匡弘(STRIKEs GYM)
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’20年03月05日号RIZIN浜松 諸岡爆弾投下 Jewels Sタイガー ラウェイ大阪 チャクリキ