カイリ結婚!SmackDownスピアー顔見世ゴールドバーク!ナオミxカーメラ試合メイン

©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 番組冒頭は、サウジアラビア『スーパーショーダウン』に出てくる「ゴールドバークが出ます」の告知から。当然番組最後もゴールドバークであり、対戦するブレイ・ワイアットが例のFUN HOUSEビデオでまずは出て、「ごちゃごちゃ言わずに出てこい」となって、リング上にはお化けフィーンドが出てきて、ちゃんと会場のリング上に二人が対峙はしたんだが、まぁここはお約束でスピアーを一発決めただけで会場暗転。当然フィーンドはもうおらず、ゴールドバークがコーナーに登ってアピールする絵がエンディングという2時間番組の構成。まぁよくも悪くも顔見世である。


 シナリオ班がなにを考え、どういうアイデアを出してくるかは、長年WWEを見ている者にはお見通しになるものだが、今回はゴールドバークが会場にも来るとなると、WCW Nitro全盛期に「●●連勝」とやっていた頃は、メタルのメガデスがヒットしていて、プロレス会場に呼ばれてLIVEやったこともあっただけでなく、入場曲も提供していた。だから、その連想で中邑真輔らのカードはSymphony of Destructionなんだと。ただ、平面のテーブル壊しはともかく、楽器とかの上に叩きつけるのは危ないと思っていたら、シンスケがギミックの中に詰まってない偽ピアノとはいえ、そこに叩きつけられて、当然綺麗に割れず、恐らく木片が頭ウラに刺さったと思われ出血してしまった。本人もやっちゃったと思って手をやって血を確認していたが、何針かは縫ったと思われる。

▼ネタ元メガデスの♪Symphony of Destruction


 唯一の楽しみのオーティスと女神マンディ・ローズのバレンタインデート未遂のフォローも、イマイチだったのだが、セグメント順番でのトリこそゴールドバークだが、試合上のメインとして女子のカーメラvs.ナオミだったのはへぇ~となるのでは?

 確かに前週のベイリー戦、カーメラ、やればちゃんとした試合出来るじゃないかと本誌も評価を残してはいるが、ちゃんと尺を貰ってナオミとの目玉カードは抜擢には違いない。そのナオミの頭上に盛り上がったアフロと衣装が大笑いで、シナリオ班は今度は70年代に一時流行った黒人が主役のアクション映画に出てくる女キャラがネタ元である。moveまでアクション映画まんまもやっており、さて、どれだけのお茶の間がわかったのか。旦那ともども実生活でも大酒飲みで、それでWWEから謹慎食らったりしてるところまで、70年代黒人映画キャラを踏襲ということか。ただ、本人は身体を絞ってきており、映画よろしくリハーサル念入りにやったのはミエミエによ、試合展開はお互い確かめ合いながらゆっくり順番を守ってやり遂げた。アクロバティックに魅せていたのはメシ食いながら見ている現地金曜夜に映えたかも。ということで女人禁制だったリアドでは、アフロ黒人vs.ベイリーの女子SmackDown王座戦という絵で「開かれた国家サウジアラビア」を世界発信することになった。なるほどなのである。

◆おめでとうカイリ・セイン結婚!

■ WWE SmackDown
日時:2月21日
会場:米アリゾナ州フェニックス/グレンデール ヒラ・リバー・アリーナ

◆中邑、ピアノ上のパワースラムでストローマンに屈辱のフォール負け

 中邑真輔&セザーロが因縁のブラウン・ストローマン&アライアスとシンフォニー・オブ・ディストラクション・エニウェアフォール戦で激突した。場外に様々な楽器が置かれる中、ストローマンがセザーロにドラムを叩き付ければ、中邑がストローマンに不意打ちのギターショット、続けてアライアスには放ったキックでテーブル葬にして反撃した。さらに中邑とセザーロは2人掛かりのスープレックスでストローマンをコントラバスに叩き付けて攻め込んだが、最後はアライアスがダイビング・エルボードロップでセザーロをテーブル葬にすると、ストローマンは中邑を捕まえると、なんとピアノ上にパワースラムを炸裂させてそのまま場外で3カウント。中邑はIC王座を巡り抗争を展開する因縁のストローマンに屈辱の3カウントを奪われて敗戦した。

◆ベラ・ツインズの2020年WWE殿堂入りが決定

 ベラ・ツインズのブリー・ベラとニッキー・ベラが2020年WWE名誉殿堂「ホール・オブ・フェーム」入りすることが決定した。2020年度の殿堂者としてはバティスタ、nWoにつづいて第3号となる。アレクサ・ブリスのコーナー「モーメント・オブ・ブリス」に2020年度の殿堂者として登場した妊娠中のベラ・ツインズは「とても興奮しているわ。皆さんの応援のお蔭でここにいるのよ。みんなありがとう」と殿堂入りの喜びとファンへの感謝を示した。

 さらに続けて試合に挑むブリー・ベラの夫のダニエル・ブライアンが娘を抱きながら登場すると、ベラ・ツインズとハグを交わして殿堂入りを祝った。殿堂入りセレモニー「WWEホール・オブ・フェーム2020」は、米国現地時間4月2日にフロリダ州タンパベイのアマリー・アリーナで行われ、その模様は日本時間4月3日にWWEネットワークで生配信される。

◆ゴールドバーグが王座戦を前に“ザ・フィーンド”にスピアー炸裂

 PPV「スーパー・ショーダウン」で激突する“超人類”ゴールドバーグとユニバーサル王者“ザ・フィーンド”ブレイ・ワイアットがリングで対峙した。“コールドバーグ”チャントが起こる中、火花が交錯するゲートから勇ましく登場したゴールドバーグは「戻って来たぞ!“ザ・フィーンド”お前が何者だとしても俺は準備万端だ」と大一番への意気込みを見せると、会場ビジョンに現れたワイアットには「お前からユニバーサル王座を奪ってやる」と王座奪取を宣言した。これに対してマイペースのワイアットは「お互いを知った方がいい」と自身の仲間を紹介し始めると、最後に「ゴールドバーグにすごく会いたがってる仲間がいる」と言い放つと突如会場は暗転。暗闇から “ザ・フィーンド”ワイアットが現れたが、ゴールドバーグが必殺のスピアーを炸裂させると“ザ・フィーンド”ワイアットは再び暗闇へと消え去った。
 “ザ・フィーンド”ワイアット対ゴールドバーグのユニバーサル王座戦が行なわれるPPV「スーパー・ショーダウン」は日本時間2月27日深夜にWWEネットワークでライブ配信される。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼アントニオ猪木の喜寿を祝う宴に自費出席して:本当の盟友、坂口征二

[ファイトクラブ]アントニオ猪木の喜寿を祝う宴に自費出席して:本当の盟友、坂口征二

▼諸岡秀克の手記掲載!ハム・ソヒ選手が言う「15年間騙された」は・・・

[ファイトクラブ]諸岡秀克の手記掲載!ハム・ソヒ選手が言う「15年間騙された」は・・・

※500円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’20年03月05日号RIZIN浜松 諸岡爆弾投下 Jewels Sタイガー ラウェイ大阪 チャクリキ