イヴァン・シュトルコフが判定勝ち!ロシアRCC: Road to the PFL


(C)RCC

 2月22日(現地時間)にロシア連邦エカテリンブルグで『RCC: Road to the PFL』が開催された。
 この大会はロシアでMMAとボクシングの合同興行を行っていたRCCボクシングが、金網にしてMMA専門の新大会をスタートさせたもの。第一回大会はセルゲイ・ハリトーノフ、第二回大会はエメリヤエンコ・アレキサンダーというロシアのレジェンドをメインに抜擢した豪華な大会になっている。そしてアメリカ合衆国のメジャーMMA団体PFL(プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ)と提携した為、このRCCで活躍した選手はPFLへの参戦が可能となる。
 今大会のメインはエースであるイヴァン・シュトルコフの復帰戦となった。シュトルコフはロシア・ヘビー級のエースとしてウルトラハルクの異名を持ち、元UFCヘビー級王者理子・ロドリゲス、ビッグフットの異名を持つアントニオ・シウバ、日本の柔道金メダリスト・石井慧などに勝利、ライジンにも参戦した実績を持つが、前戦ではなんと二階級も落としてミドル級でヤスベイ・エノモトと対戦。1ラウンドこそ圧倒したが、2ラウンドには無理な減量のせいなのかスタミナ切れを起こして失速し初の一本負けを喫している。今回はライトヘビー級に戻して復帰戦となり、試合はテイクダウンを狙うシュトルコフと耐えるパステルナークという図式となり、金網にシュトルコフが押し込む展開が続く。2ラウンドなどはシュトルコフががっちりテイクダウンを奪って上から攻める場面が続いたが、決定的な展開もなく、終始優勢だったシュトルコフが判定で勝利した。

■ RCC: Road to the PFL
日時:2020年2月22日(現地時間)
会場:ロシア連邦エカテリンブルグ

<ライトヘビー級>
○イヴァン・シュトルコフ(ロシア)
 判定
●ミハウ・パステルナーク(ポーランド)

<ウェルター級>
○ビスリー・クロチキン(ロシア)
 2R TKO
●ヴラディスラフ・シャバリン(ロシア)