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米国はどっちにするか、あるいはどちらを録画にして先に見るか自由だが、日本からの視聴者の場合「水曜生TV戦争」はAEWが先で、WWEネットワーク解禁が金曜午前になるから、NXTがリア・リプリーのお出ましから始まり、日本でも馴染みのトニー・ストーム、ケイリー・レイ、紫雷イオらの強力な女子6人タッグから始めると、どうしてもAEWの女子戦線はブランディ・ローズ監督の考える教団ギミックといい、落ちる印象がより深まるのであるが・・・
それにしてもWORLDS COLLIDE大会が米テキサスからあるから、現在NXT UK所属になっている選手たちも出てきて今回も充実内容である。そしてダスティ・ローズ(日本表記ローデス)杯なんだが、昔からアメプロを見ているならジム・クロケット・プロモーションがやっていたのにカップのデザインとかも踏襲しているのが嬉しい。但し、これはAEWも拮抗している陣容だが、タッグのレベルは昔とはまるで違う。早いテンポに、こんな連携合体があったのかという革新的なmoveがどんどん実行されるのだから、プロレスは進歩しているのである。
日本のファンにとっての喜びは、当初KUSHIDAのパートナーが「X」と発表されていて、もしかしてと思った方は少なくないと思うが、今週の生中継でやはりアレックス・シェリーだと明かされた。ちゃんと実況でもタイム・スプリッターズの復活が解説されており、新たな時間軸が再構成されることになる。楽しみだ。
トリは現在バカ受け中のキース・リー、長身のドミニク・ダイジャコビック、同じく長身のニューヨークのプエルトリカン、ダミアン・プリースト(パニッシュメント・マルチネス)、そしてKUSHIDAと抗争中のキャメロン・グリムスである。勝者が職人ロデリック・ストロングのNXT北米王者に挑戦というお膳立てである。となると、新日は内藤が熱いウチになかなかチャンプにせず、今回の東京ドームでダブル王者になっても幕切れは後味の悪いものにして物議を醸しているが、WWEはキース・リーを王者にするだろう。ただ、このカードでは明らかに小さいキャメロン・グリムスがお仕事役になるんだが、そんなことはどうでもいいのだ。このマッチメイクで巨人たちを輝かせたのは黒の帽子のキャメロンだったのである。思わず「うまい!」とうなったspotが何度出てきたことか。そしてあの巨体のキース・リーを完璧にパワースラムしてみせた見せ場は「やった」なのであった。真の勝者は誰だったのか、熱心なユニバースは底なし沼を垣間見たことだろう。
■ WWE NXT
日時:1月8日(現地時間)
会場:フロリダ州オーランド近郊 フルセイル大学スタジオ
◆紫雷イオ、ビアンカと仲間割れで6人タッグ戦に敗戦
紫雷イオがケイ・リー・レイ、ビアンカ・ブレアとタッグを組んでリア・リプリー&キャンディス・レラエ&トニー・ストームと6人タッグ戦で激突した。オープニングでNXT女子王者リアがリングに登場すると、NXT UK女子王者ケイやNXT女子王座を狙うストーム、イオ、ビアンカ、キャンディスが登場して乱闘からの6人タッグ戦に発展した。
イオらはキャンディスに集中攻撃して試合を優勢に進めたが、ビアンカのスピアーがコーナーのイオに誤爆すると、その隙にキャンディスがトニーに交代。トニーはヘッドバットでイオを攻撃すると、イオも串刺しランニング・ダブルニーからバックブリーカーで反撃。さらにコーナートップから必殺のムーンサルトを狙ったが、このチャンスにビアンカが勝手にイオにタッチして交代。イオは「おい!何してるんだ」と非難すると、スプリングボード・ミサイルドロップキックをビアンカに放ち「お前のこと前から嫌いだったけどな。なめんじゃねえぞ」と怒りを爆発させて仲間割れとなってしまう。するとこの隙に交代したリアがビアンカにビックブーツを放つと、最後はリップタイドを決めて試合に勝利した。
試合後、敗戦したイオは「おい!あのビアンカ。あいつ前から思ってたけどマジで空気読めないし、本当に性格悪いな。ビアンカ許さないからな。あとリア、お前のタイトル必ずイオ・シライ様が獲ってやるからな」とライバル2人を名指ししてメッセージを送った。
日本時間では日曜の深夜になるが、NXT UK TakeOver: Blackpoolは1月12日、英国ランカシャーからWWEネットワークで配信される。
◆KUSHIDAのタッグパートナーはアレックス・シェリーに決定
【 #WWENXT 速報】特別な感情が沸いてきます…🤜✨🤛
KUSHIDAのタッグパートナーはアレックス・シェリーに決定!@KUSHIDA_0904 @fakekinkade #WWE #wwe_jp pic.twitter.com/nxZ70sa7CO— WWE Japan (@WWEJapan) January 10, 2020
ダスティ・ローデス・タッグチームクラシックに出場するKUSHIDAのタッグパートナーがアレックス・シェリーに決定した。この決定にKUSHIDAは「ダスティ・ローデス・クラシック・タッグトーナメント!僕のパートナーが決りました。最高の友人、親友、そして僕の先生でもあるアレックス・シェリーに決まりました。一気にこのトーナメントを上り詰めてNXTのタッグ戦線に殴り込みをかけたいと思います。NXTタッグ戦線に新しい光景を現出させます。NXTで彼と組めてなんだか特別な感情が沸いてきます。けれども僕自身が一番ワクワクしてます。皆さんもワクワクしてください。お楽しみに!」と意気込んだ。KUSHIDA&シェリーは次週のNXTでグリズルド・ヤング・ベテランズと対戦する。
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’20年01月16日号BellatorRIZIN 東京ドーム大田区 WWE-AEW 全日ノアW1 JKA ラウェイ