[ファイトクラブ]AEW契約延長に2つ目番組も-桜田一男さん追悼-新日プロ宴のあと考

[週刊ファイト1月23日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼AEW契約延長に2つ目番組も-桜田一男さん追悼-新日プロ宴のあと考
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・2023年末まで年50億円弱の巨額の放送権料がもたらす地殻変動の衝撃
・ケンドー・ナガサキこと桜田一男さん71歳急死ペースメーカー不調か?
・桜田一男、ミスターポーゴ、武藤敬司と情熱的なプエルトリコ女性たち
・チェコの怪鳥RIZINライトヘビー級王者イリー・プロハースカUFC流出
・Epic Symphonic MetalとしてのInto the Unknown東京ドーム2連戦


―― やはりニュースから先に。AEWがTNTとの契約延長を発表したんですが・・・。

オフレコ それはまぁ、実績のない新興プロモーションなんだから、もしも期待ほどの視聴率でなかったら最初の契約満了を持って終わりとか、自動延長みたいなことにはしなかったというだけや。これだけ反響含めてマット界の台風の目なんだから驚きはなにもない。ただ、「好評につき2つ目の番組もタイムワーナー・グループ内のどこかの局でやる」というがどうなのか。すでに供給過多で毎日のようにプライムタイムでプロレス番組やってるのに、また増えるのかと。

―― そもそもRAWは3時間番組ですが、予算も組まれているSmackDownが2時間なんで、『205 LIVE』を3時間目にやっていて、まぁ205 LIVEが今後どうなるかはわからないんですが・・・

オフレコ NXTからタイラー・ブリーズがデビューしたとかやってるけどな。ただ、誰も見てないんじゃないか? WWEネットワーク内のランキングでも、NXTがダントツなのは当然にしても、NXT UKの方が205 LIVEよりもはるかに多くに見られている。

―― 日本からだと、戸澤陽がRAW所属になったんで、ますます対象外の番組でしょう。ただ、そのやり方を真似たというか、AEWは2時間のDynamite生中継と、3時間目のDARKはYouTube番組にしてるんですが、恐らくはこれがテレビ番組昇格になるんでしょうか? 
先週のメンフィス大会は、南部テリトリー時代ゆかりのレジェンド選手集結という目玉もあったんですが、彼らの扱いはそのDARK回しになってました。

オフレコ いや、ストリーミングのDARKはそのままで、また別の番組という話がある。そうなると、現地水曜夜の大会は4時間やることになるんだが・・・

―― 発表では新たに4年契約を結び直したとのことで2023年末までが合計が1億7500万ドルという巨額の予算提供。年間でも4500万ドルだから邦貨にしたら50億円弱になります。「ガリバーWWEはともかく・・・」という言い訳の日本のプロレス団体なんか、束になっても勝てない急激な巨大化を、わずか3ヶ月で新生団体が成し遂げたんだから唖然とします。しかも、2024年はさらなる急激ジャンプの金額になるオプションも条項に明記されたそうで・・・

オフレコ 2024年というのがミソらしい。WWEのかの巨額契約が終わるのに合わせている。TNTにとっては予算金額は増えたが悪い話ではない。SmackDownがFOX移籍になったような、他局との競争入札になることを避けて、安定的にTNTがAEWのホームという狙いがある。いずれにせよ、毎日のようにプロレス番組があり、飽和状態というバブルがはじける懸念は残るんだけど。

―― だいたい、12月のMLWオペラカップを本誌は自前取材やりましたけど、そのMLWは一応は全国ではないにせよ、毎週1時間の番組をテレビ中継やっています。「視聴者数も急成長中だから現在新たな配信局を探している」と、誇らしげに広報やった翌日の発表です。正直、全部を追いかけることは不可能というレベルになっています。

オフレコ ROHだって親会社がシンクレアだから、こちらも全国ではないにせよ番組は制作されている。Impact Wrestlingはアンセム傘下のアクセス(aXs)局で、毎週火曜夜の中継番組や。生中継大会ではないけどな。

―― 新日本プロレスだって、そのアクセスTVを失って新たな局を探しているというのに・・・。まぁImpact WrestlingやWWE含むアメプロの他がやらない深淵情報分析、新日の話題は後半にたっぷりやりましょう。

ケンドー・ナガサキこと桜田一男さん71歳急死ペースメーカー不調か?

オフレコ オモテに見える[ファイトクラブ]冒頭箇所に、先に桜田一男さんの訃報を少しだけやらないと、見せないといけないからな。

―― 急でしたね。ただ、座談会記事が先に出たのと、ポーゴさんの『醜いアヒルのワルツ』は購入お願いしますなんで、本稿ではかぶらない話題に絞る必要があります。

オフレコ 写真は1986年10月18日の新日本プロレスだけど、やはり桜田さんは日本でもプエルトリコでも、ブルーザー・ブロディとの対戦がイチバン多かったんじゃないの? 今の若いファンには、「ケンカ最強伝説」を買われてヴァリー・トゥードに出て一発でKOされたとか、そっちの方で知られているのかもだけど、昭和プロレスのファンにはミスターポーゴとのタッグなんとちゃうか?

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