1・13 RISE136 ライト級タイトルマッチ 秀樹、原口健飛 事前インタビュー

☐秀樹インタビュー
白鳥選手には、もうそんなにこだわっていない
白鳥大珠が返上したRISEライト級王座を原口健飛と争う秀樹。2019年2月には白鳥と同王座を争いながら不運なTKO負けを喫している。それから1年、白鳥を追い続けてきたバトルサイボークは意外なことを口にした。「ぶっちゃけ、白鳥選手にはもうそんなにこだわっていない」
(聞き手・布施鋼治)
 
──順調に仕上がっている感じ?
秀樹 そうですね。自分に足りないところはわかっているので。前回(白鳥選手に)負けてから2戦挟んでます。その2戦を通して、自分の課題を明確に理解して、それを着実に克服する作業を繰り返しています。
 
──課題点をもう少し詳しく教えてもらうことはできますか?
秀樹 ザックリいうと、倒し切る、あるいはまとめる力ですね。ディフェンス面でいえば、パワーに頼らないように心がけています。そこが一番の課題かもしれないです。他の選手と比べると僕はパワーがあるので、そこに頼りすぎて自滅したり、バランスを崩してしまうこともありました。力んでバランスを崩したら、本来の力は発揮できないですから。
 
──そこは自分で自覚したんですか? それとも周囲からの指摘で?
秀樹 試合が終わった夜は興奮しているので眠れないです。その日感じたことはどんどん忘れてしまうので、自分は次の試合までに何をすべきかということをノートに記しています。
 
──秀樹ノートがあるわけですね。そのノートは“鬼嫁”いつかさんも見ている?
秀樹 見せてもいいけど、見せていないです。課題はいくつかあるけど、ひとつだけに行きがちになったりするので、ノートを見て何度も振り返るようにしています。
 
──ところで、昨年11月25日に行なわれた発表記者会見では言葉を選びながら絞り出すように話をしたり、何か思い悩んでいるように見受けられました。もう悩みは吹っ切れた?
秀樹 (キッパリと)吹っ切れました。やっぱり結果を出さないと、何も言えない。自分がかなり強豪とやっている割りにはかなり遠回りをさせられている。2020年は結果を出して、遠回りさせたことを後悔させますよ。
 
──現段階の第一目標は今回白鳥選手が返上した空位の王座を争う原口選手ではなく、やはり白鳥選手?
秀樹 ぶっちゃけ、白鳥選手にはもうそんなにこだわっていないです。ワールドシリーズでお互い勝ち上がれば、やる運命ですからね。タイトルマッチの次はワールドシリーズ優勝を掲げてやっていきます。海外の強豪も結構出場しますよね。チャド・コリンズなんか、僕が負けた選手にも勝ってますし。チャドに勝った方が評価は上がるし僕が出なかったら、彼が優勝すると思います。
 
──だったらなおさら原口選手との王座決定戦は重要になってきますね。
秀樹 本当に数ミリの差で決着がつくような展開になります。1分、1秒を大切にコンディションを整えていきたいです。
 
──この数年で原口選手は急成長した感があります。
秀樹 伸びてきているというより、有名選手と闘っていなかっただけでもともと強いんじゃないですかね。2019年になってから有名選手とやっているけど、全て圧倒的に勝っているから知名度も上がってきていますね。
 
──直近の森井洋介戦(2019年11月17日、原口が3RTKO勝ち)は?
秀樹 ハイライトの映像だけ見ました。やっぱり強いですね。蹴りが多彩で、遠い距離から殺傷能力の高い攻撃を出すことができるし、それが彼の強みなのかと思います。
 
──だったら秀樹選手の強みは?
秀樹 僕も遠い距離で闘えます。あとは日本人にはない、独特の踏み込みやパワーはたぶん味わったことがないと思います。拳を交わさないとわからない部分を実感するんじゃないですかね。
 
──すでに経験済みですが、RISEのタイトルマッチは5R制で争われます。
秀樹 僕は5Rの方が組み立てやすいです。原口選手は1Rから三日月蹴りを決めながら詰めるという展開が多いので、長引かせた方がやりづらいというイメージはありますね。
 
──原口選手は三日月や前蹴りが得意。その対策や対策は?
秀樹 三日月は絶対出してくると思うけど、効かせない自信はあります。逆に僕が三日月を出して効かせてやろうかなと思っています。最近は出していないけど、僕もたまには使っている技なので、出そうと思えば普通に出せます。そんなに三日月にこだわっているわけではないけど、倒して勝ちたいです。
 
──チャンピオンベルトを奪取するとしたら、韓国でK-1REVOLUTION FINAL-65㎏級世界王座を奪取して以来?
秀樹 そうなりますね。あれからもう2年ちょっとの月日が経ってます。しばらくベルトは巻いていないので、あの感覚を久しぶりに味わいたいです。K-1のベルト? 自宅にあるけど、あんまり見ることはないです。過去の思い出に浸っている暇はないですね。いまはRISEのベルトを獲ることを一生懸命に考えています。
 
──王座決定戦が決まってから原口戦が夢の中に出てくることは?
秀樹 まだないですね。今回は日常生活の中にそんなに入れないようにしています。
 
──それは、またなぜ?
秀樹 KNOCKOUTのトーナメント決勝(2018年8月19日 不可思に5R判定負け)に出る前は寝る前とかもいろいろ試合のことを考えていたので、夢にも出てきました。もちろん自分がベルトを巻いている夢も見たけど、結果が結果だったので、いまはあえて考えないようにしています。その代わり練習の時にはメチャクチャ集中しています。まあ、直前になったらどうなるかわからないですけどね(苦笑)。
 
──いつかさんから尻を叩かれることは?
秀樹 土曜の朝練を見てもらっているので、叩かれています(微笑)。タイトルマッチということで、僕以上に気合が入っています。練習中は衝突しかないです。以前は試合前ということで大目に見てもらうこともあったけど、最近は僕も折れないようにしているので。タイトルマッチにかける執念だけは絶対曲げたくないです。そこは僕も折れない。試合以外のことだったら、普通に謝りますけどね。
 
 
 
☐原口健飛インタビュー
秀樹選手は特にこれといったものはなく怖いものは全くない
第6代ライト級王座決定戦で秀樹と対戦する原口健飛。ベルト、そして対戦を要求していた前王者・白鳥大珠への想いを訊いた。
 
――来年初戦が決まりました。年末、大晦日、クリスマスといった日も休み返上ですね。
原口 そうですね。休みたいときもあるのですが、練習が好きなので逆に休みを取ると気持ちが落ち着きません。周りの人は練習してるんやろな~と感じたりするので、少しでも練習すると落ち着くんです。元旦はさすがに実家に帰って休むことが出来たので、休んだ分は取り返そうと思っています。
 
――試合に向けての調整はいかがですか。
原口 階級を上げてからは減量があまりないので食べ物制限は特にしていなく、しっかり食べてしっかり練習する毎日になります。今年3月のミゲール・マルティネス戦からずっと2カ月の間隔でずっと試合をしてきていいペースかなと。あまり試合間隔が空き過ぎるとしんどいです。今は疲れも良い感じでたまっていて、いい調整具合です。
 
――今回RISE10戦目でタイトルマッチが決まりました。ご自身的にこのタイミングはベストですか?
原口 少し遅いかなとは思ったのですが、ここをクリアーすればワールドシリーズも始まってくれます。世界チャンピオンになれるチャンスもあるので、いいタイミングだと思います。
 
――チャンヒョン・リー、森井洋介選手といった強豪選手に勝って勢いを感じます。
原口 そうですね。今のところ良い感じで来ているので勢いもありますし、運、実力もあるでしょう。でも、まだ自分のことを強いとは思ってないので、強くなるために毎日毎日必死に頑張っています。
 
――今回、白鳥大珠選手が返上したRISEライト級王座を懸けた一戦となりますが、次に対戦する秀樹選手に対してはどのような印象がありますか?
原口 試合映像を見たら平均的に全部ができて欠けているものは全く見つかりませんが、特にこれといったものはなく怖いものは全くないですね。秀樹選手の得意技の左ミドルは当たれば痛そうですが、遅いので当たらないでおこうかなと。
 
――秀樹選手のような綺麗な戦い方をするタイプはどうでしょう。
原口 やりにくくはないのですが、逆に秀樹選手は僕のことをやりにくいと思います。
 
――蹴り勝つ自信は?
原口 パワーでは負けると思うので、テクニックで圧倒しようかなと。フィジカルは強そうで接近戦はうまいと思ったのですが、コーナーに詰められたら弱い場面も見られるのでそういいうところでも狙っていいと思います。
 
――KOは狙います?
原口 そうですね。狙いすぎも問題なので、3分5Rあるので倒す時は倒しますし、判定決着になっても圧倒したいと思います。でも、面白くない試合をしてでもここは勝っとかないといけません。勝ってからのスタートになるので、自分の全てを出した上で勝ちにこだわろうかなとも思います。
 
――秀樹戦に用意した技はあったりしますか?
原口 秀樹戦というよりもサウスポーの選手用に以前から用意しているものはあります。今年はみんなオーソドックスの選手だったので、それを出すのは難しかったのですが、今回見せられると思います。ちなみに自分は両利きなので、相手がサウスポーだろうがオーソドックスだろうが特に気にしていません。
 
――以前から白鳥選手との対戦をアピールしていましたが、白鳥選手の王座に挑戦したかった想いはありますか。
原口 正直なところ、ベルトどうこうよりも僕は白鳥君とやりたかっただけなんです。それで白鳥君がベルトを持っていたのでこれでやれば白鳥君に勝ててベルトも獲れるという状況でした。白鳥君とはワールドシリーズの一回戦で組んでもらいたいぐらいなんです。
 
――なぜそこまで白鳥選手との対戦にこだわるのでしょう。
原口 関東で一番強い選手といえば、天心君と白鳥君だと思っているのでここで倒せばおいしいのかなと。あの二人はTEPPEN GYM所属で最高の環境で練習していると思うので、関西で頑張っている僕たちがここで負けていたら意味がありません。関西で頑張っている子供たちの夢、希望も込めて白鳥君を倒したいですね。
 
――実力も認めていると。
原口 もちろんそうですね。でも、選手としては認めますが、男としては好きなタイプではありません。
 
――同じボクシング経験者ですが、白鳥選手のボクシングテクニックはどのぐらい評価されてますか。
原口 ボクシングに関しては向こうの方がリーチもあってうまいと思うのですが、ただ僕はボクシング時代も含めて今までパンチをもらったこともないですし、倒れたことも1度もないのでそこが強みです。白鳥君はボクシング時代は失神KOされたことが多く、キックに転向してからもよく倒れますし、顎が弱いと聞きました。
 
――では、最後に会場に来てくれるファンにメッセージをお願いします。
原口 やっと今回タイトルマッチに辿り着いたのでここはハングリー精神を見せて関西にベルトを持って帰ろうと思います。応援よろしくお願いします。
 


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