11時間テレビ『叩いて被ってジャンケンポン』にハンセン登場!

 11月16日(土)、BSフジで『BSフジ11時間テレビ2019 全国対抗! 脳トレ生合戦!!』が放送された。タイトル通り、11時間にも及ぶ生放送である。
 BSフジでは月曜日から金曜日まで22時から1時間『クイズ! 脳ベルSHOW』を放送しているが、この日に放送されたのは、年に1度の拡大バージョン。今年で3回目となるこの特番では、もちろんクイズがメインだが、目玉コーナーはプロレスラーたちによる『TKJP選手権』である。『T(叩いて)K(被って)J(ジャンケン)P(ポン)』の略で、つまり大のレスラーたちが『叩いて被ってジャンケンポン』のガチバトルを行うのだ。

 昨年は長州力と前田日明が因縁のファイト。両者とも熱くなり乱闘騒ぎに発展した。

▼長州力vs.前田日明のガチバトル!? BSフジ11時間テレビ生放送!

長州力vs.前田日明のガチバトル!? BSフジ11時間テレビ生放送!


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▼[ファイトクラブ]記者座談会:11・15デストロイヤー追悼興行の舞台裏

[ファイトクラブ]記者座談会:11・15デストロイヤー追悼興行の舞台裏

蝶野正洋が打倒・長州に送り込んできた第一の刺客は越中詩郎!

 実況は辻よしなり、リングアナは田中ケロのコールによって、TKJP暫定王者の長州力が入場した。長州のセコンドに付いたのは武藤敬司。前回は長州と闘った武藤だったが、ピコピコハンマーで長州に殴られまくれ、頭から流血したために懲りてしまい、今回は長州のセコンドに回ることとなった。
 司会兼レフェリーのますだおかだ岡田が「誰にも絶対に負けない?」と訊くと、長州は「ん~、アンドレ以外だったら誰にも負けない」とテッパンのアンドレ・ネタ。アンドレ・ザ・ジャイアントはもう亡くなってるっての。

「テメェのリハビリに付き合ってるヒマはねえんだオラァ! 岡田! 辻! 下らねえことレスラーにやらせるんじゃねえよ!!」
 そう吠えてリングにやって来たのは蝶野正洋。手にはnWoならぬpWo(ピコピコ・ワールド・オーダー)のフラッグを持っている。
「なんで武藤さんがセコンドに付いてるんだ!」
「お前なんで、武藤に『さん』を付けてんの?」
 長州に矛盾点を突かれて、思わず言葉に詰まった蝶野は、
「いや、いつも『武藤“さん”』ですから」
とキャラを忘れ、素に戻って答える蝶野。プロレス界の上下関係が思わぬところに出た。

 蝶野が長州と闘うのではなくて、蝶野はマネージャーとして長州を倒すべく、とっておきの刺客を送り込んできた。その刺客とは、長州のことは隅から隅まで恥ずかしいことも何でも知っており、その人の前では長州は何にもできないというレスラー。「俺と武藤さんは、あんまり好きな人じゃないんだけどね」と蝶野は余計な一言を付け加えた。
 蝶野の合図によってやって来たのは『ド演歌ファイター』越中詩郎。蝶野によると、長州が新日本プロレスの現場監督をやっていた頃も、長州は仕事せずに越中が独りでデスクワークしてたんだとか。

▼長州力のことを全て知り尽くしている!? 越中詩郎

 3本勝負で行われるTKJP選手権。1本目はジャンケンに勝った越中が素早くピコピコハンマーを手に取り、長州の頭を叩いて勝利。幸先のいいスタートとなった。
 2本目もジャンケンに勝った越中が、見事に長州の頭を捉えたと思ったが、ますおか岡田の判定はセーフ。長州は命拾いした。
 そして、ジャンケンに勝った長州は目にも止まらぬ速さでピコピコハンマーを越中の頭に叩き付け、1勝1敗。ジャンケンに勝ったときの、長州の動きはウソみたいに速い。

 3本目、ジャンケンに負けた越中は素早くヘルメットを被ってセーフとなるも、長州は思い切りピコピコハンマーで越中を叩き続ける。前回の武藤に続き、越中も額から流血してしまった。
 そして今度は、ジャンケンに負けた長州がヘルメットを持つことができず、越中が長州を叩き付けて2勝1敗で見事勝利。ただし、この時点でベルトの移動はなく、蝶野軍が送り込んでくる3人の刺客のうち2勝を挙げれば、蝶野軍の勝利となる。

「大した事なかったよねえ。長州さん、手が震えてましたもん」
 と蝶野が挑発すると、長州は「ホントか!?」となぜか納得。
「(セコンドの)敬司が何にもアドバイスしないんだ」
 と長州が武藤のせいにすると、武藤が長州を羽交い絞めして、越中に「ケツ! ケツ!」と指示した。
 すると、動けなくなった長州に、越中が必殺のジャンピング・ヒップ・アタック! もんどりうって倒れた長州はイスを持って立ち上がり、あわや大乱闘となる。思わずリング下に逃げる越中と蝶野。そして仲間割れした武藤に「お前、やったな」と長州が詰め寄った。

 この生放送中、沢尻エリカ容疑者が逮捕というニュース速報が入り、スタジオは騒然。大波乱の中、第1ラウンドが終了した。

▼【公式】長州力VS越中詩郎『BSフジ11時間テレビ2019 TKJP初代王者決定戦一回戦』

昨年の因縁、長州力vs.前田日明が再び激突!

 インターバルを置いて第2ラウンドが始まる。暫定王者の長州が、今度は武藤の他に船木誠勝(クイズにも出場していた)を従えて入場してきた。
 続いて、蝶野による第二の刺客として前田日明が登場! リング・インするときには、セコンドの蝶野とUWF戦士の山崎一夫がロープを開ける。
 昨年度の長州vs.前田は1勝1敗、決着を着ける時が来た。

前田「頭のネジ巻けよ!」
長州「(頭の)形が変わるぞ、オラァ!」
前田「寝言は寝て言え!」
長州「夢は寝て見ろ、お前!」

 ガキのケンカのような意味不明の舌戦から始まった両者の対戦。
「(長州は)『言うだけ番長』だからね」
と、前田の得意のフレーズまで飛び出した。
 もし、前田が長州に勝てば、前田がTKJP初代チャンピオンとなる。

 1本目、ジャンケンに勝った前田が、ピコピコハンマーで長州を叩きまくり先勝。怒った長州が、机を乗り越えて前田に飛び掛かった。必死で長州と前田を押さえるセコンド陣。去年と同じく、いやちょうど32年前の1987年11月19日に起きた『顔面蹴撃事件』の再来か!?

▼32年前の因縁再び!? 前田日明と長州力

「チョキ出そうか、チョキ?」
 1勝を挙げて余裕の前田が、長州を挑発する。すると怒った長州が、ピコピコハンマーで前田を殴り付けた。応戦する前田。またもや一触即発となり、セコンド陣が2人を必死に止めた。この2人、まともに闘うことができないのか!?

 2本目、ジャンケンに勝った長州が、前田をピコピコハンマーで殴り続けた。今度は前田のセコンドの山ちゃんまでが、長州を必死で止める。机は倒れ、リングはもうメチャクチャ。
 レフェリーのますおか岡田も乱闘に巻き込まれ「もうジョー樋口状態や!」と呆れてしまった。

 1勝1敗となり、いよいよ勝負の3本目。ジャンケンに勝った前田が、長州がヘルメットを被る前に頭を叩いたかのように見えた。
 長州は指を四角に囲ってリクエスト(プロ野球でのビデオ判定)を要求するが、TKJPにリクエストはない。だが、ますおか岡田の判定は『セーフ』。長州は九死に一生を得た。
 今度はジャンケンに負けた前田がヘルメットを被ることができず、長州がピコピコハンマーで叩きまくる。止めに入った蝶野にも叩きまくる。怒った蝶野が、今度は長州をピコピコハンマーで叩き続けた。
 いずれにしても長州が見事、2-1で前田を破った。その前の判定がおかしい、と前田が今度はますおか岡田の首を絞める。ますおか岡田はリング上で気絶した。

▼【公式】長州力VS前田日明『BSフジ11時間テレビ2019 TKJP初代王者決定戦二回戦』

「あ、スタン・ハンセンだ!」長州力とラリアット対決!?

 長州vs.蝶野軍は1勝1敗。第3ラウンドで雌雄が決する。
 蝶野が送り込む第三の刺客は、なんとアメリカから呼び寄せた『不沈艦』スタン・ハンセン! 長州力が『噛ませ犬』だった頃、何度もウエスタン・ラリアットでリングに沈められた相手だ。長州はハンセンのラリアットを受け続けて、リキ・ラリアットを開発した。
 しかし、ハンセンは日本語が判らない。そもそも『叩いて被ってジャンケンポン』のルールを知っているのか!? 

 入場テーマ曲『サンライズ』に乗ってリング上に現れたスタン・ハンセン。右手でテキサス・ロングホーンを高々とかざし「ウィー!(実際はYouth! だが)」と叫んだ。
「長州を倒すために、日本にやって来た!」
 と、通訳を通してハンセンは吠える。
「日本に住んでるんじゃないか、お前」
 と挑発する長州。「ノー! アイム・ヒアー・ナウ!!(今、来たばっかりだ!)」とハンセンは真っ向から否定した(実際には前日のザ・デストロイヤー追悼興行に参加するため来日)。
 グーがロック、チョキがシザー、パーがペーパーと、怪しいルール説明をする通訳。ハンセンは本当にルールを理解しているのだろうか?
 ちなみに、長州のチョキは親指と人差し指を出すという、ピストル型の独特なチョキ。しかし今回は、オーソドックスな人差し指と中指のチョキにすると宣言した。

▼スタン・ハンセンにとって『叩いて被ってジャンケンポン』は人生で初めてか!?

 1本目、ジャンケンに負けた長州がヘルメットを持つことができず、逃げ惑ったがハンセンが見事に叩いた。「ハンセンさんも『叩いて被ってジャンケンポン』が判ってましたねえ」と感心するますおか岡田。

 2本目は、チョキ同士でアイコ。ところが、ハンセンが出したチョキは、ピストル型の長州式チョキ。長州は、自分がオーソドックスなチョキを出したのにと猛抗議をした。長州は今まで、同じチョキを出してたやんか。これをキッカケに、またもや大乱闘。
「チョキの出し方で乱闘になる!?」
 と、またまた呆れるますおか岡田。プロレスラーは、ことあるごとに乱闘しなければ気が済まない人種らしい。

 改めて2本目。ジャンケンに勝ったハンセンだが、勝ったことに気付かずピコピコハンマーを取るのを忘れて、長州は命拾い。このあたり、ハンセンはやはり慣れてないようだ。
 次のジャンケンはチョキ同士でアイコになったが、ハンセンが親指・人差し指・中指という独特のチョキを出した。
「なんなんだよ、このチョキは!? グーもチョキもパーも、全部入ってるじゃないか!」
 怒る長州に対して、ますおか岡田は、
「なんで毎回、チョキの出し方で乱闘になるねん!?」
とサジを投げてしまった。
 次の勝負では、ジャンケンに勝った長州がハンセンを一発叩き、1本を取った。ただ長州も、ハンセンをピコピコハンマーで叩きまくる根性はなかったらしい。

 いよいよ決着の3本目。ジャンケンに勝った長州がハンセンを叩き、勝負あり。その後も長州は止めに入った山ちゃんを叩きまくったが、初代TKJP王者に輝いた。
 しかし乱闘はなおも続き、長州とハンセンの間に入ったますおか岡田がサンドイッチにされてしまい、なぜか長州はハンセンではなくてますおか岡田をピコピコハンマーで叩きまくる。もう収拾がつかなくなったが、長州とハンセンは握手してノーサイドとなった。

 長州の腰には、番組が製作したチャッチいTKJPチャンピオン・ベルトが巻かれ、今年の『叩いて被ってジャンケンポン』は幕を閉じる。敗れたハンセンは「ワン・モア・タイム・カモーン!」と再戦を要求した。
「今日はもう、時間がないので来年やろうよ」
 と疲れ果てた武藤が言ったが、通訳が「今やらせろと言ってます!」と言うや否や、長州が通訳に襲い掛かった。

 来年の11時間テレビ、スタン・ハンセンは『叩いて被ってジャンケンポン』のためだけに、再び来日するのだろうか?

▼【公式】長州力VSスタン・ハンセン『BSフジ11時間テレビ2019 TKJP初代王者決定戦三回戦』

▼天龍源一郎もクイズの出題者として参加していた『BSフジ11時間テレビ2019』

『BSフジ11時間テレビ2019 全国対抗! 脳トレ生合戦!!』公式サイトより


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