[ファイトクラブ]記者座談会:11・15デストロイヤー追悼興行の舞台裏

トップ画像:デストロイヤーさん80歳の誕生日
[週刊ファイト8月29日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
・ポイントは大会そのものにデストロイヤー色を出せるかどうか
・武藤のようなレジェンドが絡むカードはどうしても6人タッグになる
・藤波のカードも当然、タッグになります
・1度も結婚していないカートさんにとって、デストロイヤーさんは1番の誇り



和田京平氏

 外国人レスラー初となるザ・デストロイヤーさん(享年88)の追悼興行が11・15大田区で開催される。故人と親交があった人たちが大挙来場するのは確実だが、ポイントは大会そのものにデストロイヤー色を出せるかどうか。対戦経験のあるドリー・ファンクjr.やスタン・ハンセンも参加するが、2人ともゆかりある人物とは言い難い。大会プロデューサーの和田京平氏に秘策はあるのか!?

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)

A 馬場元子氏の親戚で遺産相続(注:末尾追記)した緒方公俊氏が、故人の遺志を受け継いで2月にG・馬場追善興行を開催したことはよく分かるのです。ただ、資金提供などでデストロイヤー追悼興行にも関わるとは思わなかった。

C 最初、和田京平レフェリーから全日プロ首脳にそういう提案があったものの、デストロイヤーさんはあまりにも古い外国人レスラーなので興行的に厳しい、と。そこで和田氏が緒方氏にお願いをして承諾してもらって自ら大会プロデューサーに就任した~私は、ある関係者からそのように聞きました。あれだけ日本マットの発展に貢献した外国人レスラーなので誰かが追悼興行をやってあげなければ・・・というのが和田氏の本当の気持ちでしょう。プロデューサーとしての報酬はちゃんと受け取るだろうけれど(笑)。

B デストロイヤーさんと馬場さんの関係はドリーやハーリー・レイスと違って最後まで良好だったけれど、馬場さんが亡くなった後の両家は疎遠だった。元子氏とデストロイヤーさんがクリスマスカードを交換するくらいでデストロイヤーさんの来日中も10年以上、会っていなかった。だから、緒方氏にデストロイヤーさんに対する義理みたいなものはないわけです。

A 一部の関係者は「馬場追善興行で儲けたので11・15大田区はビジネスとして考えている」と言ってますが。


ジャイアント馬場追善興行

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