ザ・グレート・カブキとタイガー戸口の共著『毒虎シュート夜話 昭和プロレス暗黒対談』発売記念イベントで禁断トーク炸裂!!

 昭和プロレスのレジェンド、ザ・グレート・カブキ、タイガー戸口の共著『毒虎シュート夜話 昭和プロレス暗黒対談』(徳間書店)の発売を記念したトークイベントが18日、神保町・書泉グランデで開催された。
 ザ・グレート・カブキとタイガー戸口という珍しい組み合わせによるトークが繰り広げられるとあって、イベントのチケットはソールドアウト。お盆休みの最後の日にもかかわらず、大勢の観客が集まった。

 トーク開始早々、司会で書籍の構成を担当した原彬氏から馬場元子さんとの思い出を聞かれると、ふたりは沈黙。戸口が「あまり話したことはない。めんどくさい人ですよ」と語ると、畳みかけるように「何もかもめんどくさい」と続けたカブキはさらに「金ひと筋の人」とバッサリ。
 ジャイアント馬場についてもいい思い出はあまりなさそうなふたり。「NWAの総会のときに1回だけメシをおごってもらったことがある」という戸口に対して、「オレなんか1回もない」とカブキ。馬場夫妻のシビアな金銭感覚にはうんざりといったところか。
 ただ、プロレスラー・ジャイアント馬場に対しての評価は高く、「運動神経がいい」と戸口が評すれば、カブキも「対戦したこともあるが、やりやすかった」と絶賛。

徳間書店より絶賛発売中!

 カブキと戸口はアメリカで活躍したという共通点もある。
「ダラス、ノースカロライナにいたときが楽しかった。特にブロディとの試合はおもしろかった」(カブキ)
「AWA時代、ガニアの息子のグレッグと試合をするとギャラが増えたんです。200ドルぐらい上乗せされていた」(戸口)

 アメリカ時代の稼ぎについて原氏から詳しく追及されると、カブキと戸口は「もうない」と口を揃えた。原因は離婚。
「家2軒、車3台、持っていかれたから」という戸口は、妻に命まで奪われそうになったことも。
「ヒューストンで試合が終わってから、ビールを持って女の子がホテルの部屋に入ってきたんです。その現場を妻に見られ、銃で撃たれそうになって・・・。その後、すぐ離婚しました」
 なんでもテキサス、テネシー、オクラホマでは州の法律で、不倫をしたら撃っても許されるとのこと。

 リング外でも数々の修羅場を潜り抜けてきたカブキと戸口。昭和のプロレスラーならではの壮絶エピソードや凄みが感じられたトークイベントであった。


※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
▼世界潮流取り残される日本とWWEのAEW潰し「水曜生TV戦争」開戦

[ファイトクラブ]世界潮流取り残される日本とWWEのAEW潰し「水曜生TV戦争」開戦

※490円電子書籍e-bookで読む(カード決済ダウンロード即刻、銀行振込対応)
’19年08月29日号RIZIN堀口敗退 新生KnockOut AEW-NXT 浅草橋シュート活字 ラウェイ