サイコとエスコルピオンが負け残り!Kオメガ新王者!AAA エロエス・インモルタレス13

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 10月19日(現地時間)にベラクルス州オリサバで『AAA エロエス・インモルタレス13』が開催された。
 今大会は、AAA秋のビッグマッチで、エロエス=ヒーロー=英雄、つまりAAA創始者アントニオ・ペーニャを英雄として讃える記念大会だ。
 メインでは金網の中に4組のタッグチームを閉じ込める勝ち抜き戦が行われたが、なんと今回、組まれているのは、テクニコとルード、抗争中の相手同士でタッグを組ませているのであった。サイコ・クラウンとレイ・エスコルピオン、パガノとチェスマンは現在、抗争中であり、ドクトル・ワグナーJr.とアベルノ、ペンタゴンJr.とエル・テハノJr.も普段は戦っている相手同士だ。それゆえに、単純な力量よりも、仲間割れをいかに防ぐかが重要になっている。試合は、凶器なんでもありという展開、もともと仲の悪いもの同士が組んでいるので、パートナー同士、協力せず、各々が好き勝手に行動し、ワグナーJr.を皮切りに次々と金網から脱出していった。そして最後まで金網の中に残ったのはペンタゴンJr.とエスコルピオンとなり、最後は椅子に向かってペンタゴンドライバーでエスコルピオンを仕留めて、ペンタゴンJr.が金網脱出。結果、エスコルピオンが負け残りとなってしまった。試合後、納得のいかないエスコルピオンは仲間のイエドラ、タウルス、テハノJr.を呼びこんで集団でペンタゴンJr.をリングに連れ込み制裁を加えたのだった。ここでペンタゴンJr.の救出に駆けつけたのはサイコとフェニックスだった。二人はエスコルピオンらをリングから蹴散らし、三人でリングを占拠。勝敗はサイコとエスコルピオンのチームが負けなのだが、最後はサイコがエスコルピオンを追い出して大団円という展開になった。
 セミファイナルでは、フェニックスが保持するAAA世界ヘビー級王座(AAAメガ王座)に、提携団体AEWのエース、ケニー・オメガが挑戦。メキシコ対アメリカの図式なので、当然、フェニックス=テクニコ、オメガ=ルードという位置づけだが、オメガも仲間の乱入や凶器攻撃などもせず、堂々と両者が技を出し合ってのエンドレスなレスリングの攻防となった。共にカウント2.9で返すという感じで、大技を出し合い、相手をあと一歩まで追い詰めるがなかなか決着がつかない。いつまでも続くと思われたが、最後はオメガが片翼の天使を決めて遂にフェニックスが力尽き、オメガのフォール勝ち。オメガが遂に王座を奪い取った。試合後、オメガはフェニックスの為に用意された担架を蹴とばし、健闘をたたえて握手を求めたフェニックスに対し、握手を拒否して王座を見せびらかして挑発。試合後はルードと化したオメガに、AAA最高峰王座を奪われてしまったフェニックスは王座をメキシコに取り戻せるだろうか?今後も抗争が続きそうだ。

■ AAA エロエス・インモルタレス13
日時:2019年10月19日(現地時間)
会場:メキシコ合衆国ベラクルス州オリサバ

<金網タッグ勝ち抜き戦>
負け残りチーム:サイコ・クラウン、レイ・エスコルピオン
参戦チーム
ドクトル・ワグナーJr.、アベルノ
ペンタゴンJr.、エル・テハノJr.
パガノ、チェスマン

<AAA世界ヘビー級王座(AAAメガ王座)タイトルマッチ>
○ケニー・オメガ(挑戦者)
 ピンフォール
●フェニックス(王者)

<アントニオ・ペーニャ杯>
優勝 イホ・デル・ビキンゴ

<AAAラテンアメリカ王座タイトルマッチ>
○ダガ(挑戦者)
 ピンフォール
●ドラゴ(王者)


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