“ラーメン屋のオッサン”伝授技が11・2両国決戦のカギ!? 清宮が完成版ストレッチプラム式フェイスロックで最後の都内前哨戦勝利

 20日、プロレスリング・ノアの後楽園ホール大会に1009人の観客が詰めかけた。

 ノア年間最大のビッグマッチ11・2両国国技館大会を控えて、この大会は最後の都内前哨戦となった。両国メインのGHCヘビー王座戦でぶつかる王者・清宮海斗と挑戦者・拳王がタッグ対決。両者は直接対決でのスリリングな攻防はもちろん、場外乱闘含めて闘志をぶつけ合う。特に拳王は、コーナーに控えた清宮に何度もフロントキックを浴びせることで挑発を繰り返した。

 清宮が完成版ストレッチプラム式フェイスロックを拳王相手に狙うが、カットプレーなどで完全には決まらない。それならばと、清宮はタイガースープレックスで拳王を戦線離脱させておいての稲村愛輝への同技でギブアップを奪った。かねてから清宮が繰り出してきた技だが、10日に川田利明が営む『麺ジャラスK』にて直接のアドバイスを受けて磨きをかけたものとなる。

 ここまで拳王が「ただの“ラーメン屋のオッサン”に教えてもらったらしいな?」と清宮を侮辱してきたが、両国での勝敗を左右する技になりそうだ。ネーミング通りノアのレジェンドである三沢のフェイスロックと川田のストレッチプラムの複合技となる。

 試合後には拳王が「親会社から期待されて正直苦しいだろ。今のお前の目は少し迷ってるんだよ」などと、いつもの挑発マイク。「両国で俺が・・・」と続けたところで、なんと清宮がマイクを奪い取る。清宮は「苦しいか? プレッシャーはある。そのぶん俺には応援がある。ベルトは渡さない」と両国勝利宣言で対抗した。

 
■プロレスリング・ノア PREMIUM PRELUDE 2019
日時:10月20日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆1009人

<第1試合>
●ロッキー川村
モハメド ヨネ
  6分34秒 横入り式エビ固め
〇井上雅央
齋藤彰俊

<第2試合>
●宮脇純太
  7分33秒 ストゥーカ・スプラッシュ⇒体固め
〇Hi69

<第3試合>
●諸橋晴也
田中稔
クワイエット・ストーム
  8分58秒 ポップアップ・パワーボム⇒エビ固め
岡田欣也
大原はじめ
〇KAZMA SAKAMOTO

<第4試合>
YO-HEY
〇タダスケ
原田大輔
HAYATA
  14分50秒 ラリアット⇒片エビ固め
クリス・リッジウェイ
小峠篤司
鈴木鼓太郎
●小川良成

<第5試合>
〇藤田和之
杉浦貴
  21分8秒 スリーパーホールド⇒レフェリーストップ
●谷口周平
潮崎豪

<第6試合>
●稲村愛輝
マサ北宮
拳王
  22分24秒 ストレッチプラム式フェイスロック
熊野準
中嶋勝彦
〇清宮海斗

<大会レポートは週刊ファイト10月31日号(10月25日発売)に収録されます。>