ガブリエル・ゴンザーガKO勝ち!BKFC 8+ドミニカ共和国開催Titan FC 57

(C)BKFC

 10月19日(現地時間)にフロリダ州タンパで『BKFC 8: Silva vs. Gonzaga』が開催された。
 このBKFC(ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップ)が近年、復活してきた素手で殴り合うボクシングで、この団体はその草分け的な存在。
 今大会はなんとMMAの大物ガブリエル・ゴンザーガとアントニオ・シウバがベアナックルで戦うという豪華なカードが組まれた。ゴンザーガはUFCでミルコ・クロコップをハイキックで葬って一躍スターダムにのし上がり、シウバはエメリヤーエンコ・ヒョードルにも勝利した実績を持つ日本ではザ・ハイパーゴリラと呼ばれている強豪だ。大男が素手で殴り合うという迫力満点の試合は、スタンドでゴンザーガのパンチラッシュを浴びたシウバが崩れ落ちてダウン。ゴンザーガが強烈なKO勝ちで大会を締めくくった。

■ BKFC 8: Silva vs. Gonzaga
日時:2019年10月19日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国フロリダ州タンパ

<ヘビー級>
○ガブリエル・ゴンザーガ(ブラジル)
 2R TKO
●アントニオ・シウバ(ブラジル)


(C)Titan FC

 10月19日(現地時間)にドミニカ共和国サントドミンゴで『Titan FC 57: Brown vs. Paulino』が開催された。
 UFC、ベラトール、PFLに次ぐ北米第4のメジャー団体となっているタイタンFCは全米生中継だけでなく、UFCファイトパスでも中継されている。その為か、UFCの大会と同日同時刻に重ならない様に開催されるようになった。一応、他団体ではあるが、ベラトールの様にUFCと敵対している訳ではなく、協力体制という感じだ。
 今大会では、ドミニカ共和国開催大会という事で、ずらりとドミニカ共和国出身のファイターが抜擢された。一応、三大王座戦が組まれているが、そのうちライト級、フライ級の王座戦は、挑戦者に地元ドミニカ共和国戦士が抜擢。もちろん。戦績も悪くない選手であるものの、王座挑戦はまだ時期が早いレベル、地元ゆえの抜擢という事もあり、下馬評では王者が圧倒的有利となっている。
 ライト級は王者マーチン・ブラウンがジョハンセル・パウリノ・ハルクの挑戦を受けたが、下馬評の通り、ブラウンが判定勝ちで王座防衛している。フライ級は王者フアン・プエルタがレイナルオ・デ・ロスサントスの挑戦を受け、こちらは王者が腕十字で一本勝ちと順当な結果となった。
 また暫定ウェルター級王座戦は、ブラジルのイタオ・シウバとロシアのカマル・マゴメドフで争われた。下馬評ではマゴメドフが圧倒的に有利となっており、こちらも順当はメゴメドフがチョークで一本勝ち、新王者に輝いた。

■ Titan FC 56: Soares vs. Whitney
日時:2019年10月19日(現地時間)
会場:ドミニカ共和国サントドミンゴ

<ライト級王座タイトルマッチ>
○マーチン・ブラウン(米国/王者)
 判定
●ジョハンセル・パウリノ・ハルク(ドミニカ/挑戦者)

<フライ級王座タイトルマッチ>
○フアン・プエルタ(米国/王者)
 4R 腕十字
●レイナルオ・デ・ロスサントス(ドミニカ/挑戦者)

<暫定ウェルター級王座決定戦>
○カマル・マゴメドフ(ロシア)
 1R リアネイキドチョーク
●イタオ・シウバ(ブラジル)