録画NXT最後”ジョニー・レスリング”合唱永遠に続く~シェイナ・ベイズラーvs.リア・リプリー抗争開始

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 いよいよ来週に迫ったNXTのUSAネットワーク生中継デビューを前に、旧NXTというのか、録画中継番組最後の回が配信開始となった。実際にフルセイル大学で収録された日付からも、『NXTテイクオーバー:トロント』で我らのジョニー・ガルガノがアダム・コールに負けてしまったという流れを受けての番組収録なのだが、「ガルガノが将来について語る!」の前宣伝も行きわたったのか、”ジョニー・レスリング”の大合唱がマジに5分以上も鳴りやまないって凄くないですか? ”Please Don’t Go”の合唱もピークを迎えるんだが・・・。

 確かに最初にトロント大会のカードが、またまたアダム・コールvs.ジョニー・ガルガノだと発表された時点では、負けた方がRAWかSmackDownに行ってしまうと考えておかしくないのだったが、今やゲームは変わったのだ。いよいよ来週からお茶の間のプライムタイム(日本表記ゴールデン)にNXTが生中継されるのである。これがどこかの国の、土曜の深夜の、たびたびゴルフ中継に飛ばされるだけの、世間一般には今もプロレスやってることすら知られてない某番組といかに天と地ほどの差があることか。

 ジョニー・ガルガノが「どこにも行かない!」宣言をやるんだが、そこに現れたのは録画番組で生徒をやっつける試合がこのところ挿入されていたTMDKのシェイン・ソーン(ヘイスト)教官。である。ただし、ガルガノがスーパーキック一発お見舞いして大の字になって出番は終わり。これでイイのだ。

 番組トリはフロリダに乗り込んできた初代NXT UK王者リア・リプリーとシェイナ・ベイズラーの抗争開始。イスを使ったからとリアが反則負けになるんだが、そんなことはどうでもいいのであって、強力なライバルの出現で大河ドラマが始まった。日本時間の放送初回は最初の2回だけ変則で、9月19日(木)に2時間目の生中継(マット・リドルvs.キリアン・デインなど)部分が先行配信、9月20日(金)には本誌の予言通り、ベルヴェティーン・ドリームvs.ロデリック・ストロングなどから始まる2時間番組(CM抜き)全長版の配信となる。

◆イオ参戦の挑戦者決定戦はフェイタル4ウェイへ

 紫雷イオに竹刀で闇討ちされたキャンディス・レラエがNXTのウィリアム・リーガルGMに詰め寄った。キャンディスがイオの闇討ちとGMの対応を批判すると、GMは次週行われるトリプルスレットの王座挑戦者決定戦をキャンディス含めたフェイタル4ウェイに変更した。これでNXT女子王座挑戦を巡る闘いはイオとキャンディスの遺恨を含んで激戦必至となった。


 
◆NXT UKティーガン・ノックス(ニクソン・ニューウェル)復帰再デビュー

 続けて始まったNXT UKの方が、『205 LIVE』よりはるかに人気が高いのがWWEネットワークの現実なのであるが、『NXT UKテイクオーバー:カーディフ』の興奮が冷めやらぬなか、翌日に同会場で収録されたカードが順次配信解禁に。ウォターらのインペリエムが例の整列をすると、「我々こそが正当なる英国ストロング・スタイルだ」と、ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界」が鳴り響くのだ。

 昨年の『メイ・ヤング・クラシック』のリア・リプリー戦で、足を折る大けがをした英国ウェールズ出身のティーガン・ノックス(ニクソン・ニューウェル)が、約1年の療養を経て地元の会場で再デビューを果たしている。試合は、とりあえずは30秒くらいのスクワッシュ勝利だった。


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