27日、新日本プロレスはG1クライマックス折り返し地点を迎える。名古屋2連戦・1日目のメインはオカダ・カズチカとKENTAのAブロック最注目カードとなった。
KENTAの挑発が止まらない。オカダがスタンディング状態ならば、その頭をしばく。オカダがグラウンド状態ならば、その頭を蹴る。台風直撃で強く雨が降ったが、リング上での雨は俺が降らせるぜとばかりにオカダ得意のレインメーカーポーズを逆に決めてみせる。
しかし、土壇場でKENTAは自身が発射したgo 2 sleepをオカダにキャッチされ、カウンターのドロップキックを食らってしまう。盟友・柴田勝頼譲りとばかりにPKのモーションに入っても、再びオカダにドロップキックで迎撃されてしまった。王者としての引き出しの多さを随所に発揮したオカダに、KENTAはレインメーカーでトドメを刺される。セミまでとは違うケンカマッチで観客を揺さぶったKENTAはさすがだったが、オカダの牙城は揺るがなかった。AブロックG1全勝対決は愛知県出身のオカダが制した。
ここ数年“箱の大きさの割にはカードが弱い”と言われてきた愛知県体育館であり、加えて台風にもかかわらず札止め観衆が駆けつける特別な空気。それでも、最注目カードが据えられて大爆発となった。名古屋2日目(28日)は、Bブロック全勝のジョン・モクスリーが内藤哲也戦を迎えることで、もうひとつのクライマックスが待ち受ける。
■ 新日本プロレス HEIWA Presents G1 CLIMAX 29
日時:7月27日(土)18:00
会場:愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)観衆6,142人(札止め=主催者発表)
<第1試合>
〇金丸義信
鈴木みのる
タイチ
8分46秒 ディープインパクト⇒片エビ固め
●辻陽太
成田蓮
ジェフ・コブ
<第2試合>
〇チェーズ・オーエンズ
高橋裕二郎
ジェイ・ホワイト
9分06秒 パッケージドライバー⇒片エビ固め
●トーア・ヘナーレ
本間朋晃
ジュース・ロビンソン
<第3試合>
石井智宏
〇矢野通
7分15秒 横入り式エビ固め
●YOSHI-HASHI
後藤洋央紀
<第4試合>
●海野翔太
ジョン・モクスリー
7分50秒 パンピングボンバー⇒体固め
〇鷹木信悟
内藤哲也
<第5試合「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦>
●ランス・アーチャー
11分42秒 カミゴェ⇒体固め
〇飯伏幸太
<第6試合「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦>
●バッドラック・ファレ
9分08秒 反則
〇ウィル・オスプレイ
※セコンド介入
<第7試合「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦>
●ザック・セイバーJr.
16分00秒 EVIL⇒エビ固め
〇EVIL
<第8試合「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦>
●SANADA
18分07秒 ハイフライフロー⇒片エビ固め
〇棚橋弘至
<第9試合「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦>
●KENTA
26分53秒 レインメーカー⇒片エビ固め
〇オカダ・カズチカ
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