ヘビー・マシナリー受けてるSmackDown「エクストリーム・ルールズ」仕込み続く

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 作る側に立ってみれば、色々考えさせられる番組構成のSmackDown生中継。なにしろ、試合途中をCMで切るのはダメとの通達が出て、しかし、広告スポンサー様のおかげであの巨額の放送権料になっているわけだから、さてどういう台割にするのか。文句評ばかり並べようが、いざ、「それじゃお前がやってみろ、どんなに大変なことか」と言われたらどうするか。
 例えば、アレクサ・ブリスの「モーメント・オブ・ブリス」のコーナーに、替わってニッキー・クロスが出て、英国グラスゴー訛り(わざと)でマイクを握り、カリフォルニア娘ベイリーを呼び込むと。そこから試合に発展することになり、いったんCMを入れて、開けてから試合開始のゴングだと。まぁこうするしかないわなぁと、そういうのばかり気にしながら見る回になってしまった。
 あと、まさにニッキーはRAWじゃないのかとか、もはやワイルカード発動がどうたらとかも実況で言わなくなって、両ブランドの棲み分けが滅茶滅茶になっている。秋からのFOX移行をにらんでなんだろうが、舞台裏で仕切る役割のプロデューサーとか、シナリオ班がいかに大変なことになっているか、容易に想像がついてしまう。

 もっと、それがあるから、こういうセグメントが必要と、順番を逆に考えて試合を構成しなければならず、これが結構大変なのである。トリのカード、なぜに、実況テーブルに山々とパンケーキが積まれたニュー・ディ、さらにブライアン&ローワンが実況席にいるのか。そりゃ、どうせそのパンケーキがひっくり返されるというのはアホでも予想がつくんだが、肝はそこではなくて、そこでの乱闘があってCMになると。それからCM後に試合再開ゴングという、それのための配置なのである。う~む、ご苦労さんとしか評しようがない。マイクを握らせるとブライアンが毒舌なのは面白いが、NXTからのヘビー・マシナリー(ヘビー・マシーンナリーと本誌は書いていたが、まぁ短い方がイイか)が受けているのはニンマリだが、実況が「オーティスの頭はビューイックみたいだ」という比喩が、アメリカ向けなんだろう。笑える技キャタピラー(スコッティ2ホッティのワーム)が復活しているし、長身タッカーも動けている。ライブ中継なのである。失敗だったからとカット出来ないのだ。

 最後の絵図、KOが”This is MY SHOW”と繰り返す前、なんか4文字言葉を放ったのが音声消されていた! J-SPORTSの生中継、12秒遅れるのは衛星で仕方ないが、LIVEといっても現場収録は5分くらい前らしい。テレビ番組作る側は大変だなぁと、あらためて考えさせられるのであった。ジグラーとのコンビ解消でKOは再びベビーフェイスということだろう。

■ WWE SmackDown 205 LIVE
日時:7月2日(現地時間)
会場:テキサス州サン・アントニオ AT&Tセンター

◆王者キングストンが挑戦者ジョーを過激に挑発

 PPV「エクストリーム・ルールズ」で対戦するWWE王者コフィ・キングストンとサモア・ジョーが舌戦を展開した。ジョーが「お前はいつもニュー・デイのメンバーを利用している」と主張すると、キングストンは「レッスルマニアでは自分の力でWWE王座を獲得した。そして俺は自分の力だけでお前を倒す。でも、お前はUS王座を失う以外自分で何をした?」と挑発。さらにWWE王座戦に向けて不敵な表情を浮かべたジョーが意味深に握手を求めると、キングストンはこれに中指を立てて返答し、トラブル・イン・パラダイスを炸裂させてジョーを蹴散らした。
 王者キングストン対ジョーのWWE王座戦が行なわれるPPV「エクストリーム・ルールズ」は日本時間7月15日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)でライブ配信される。

◆サンアントニオ良いところ、一度はおいでよ

 オジー・オズボーンが小便をひっかけて逮捕されたアラモも砦や、観光名所リバー・ウォークでも旅行者には推薦のサンアントニオからの中継。ヒスパニック系が多いからメキシカン料理のレストランも沢山あり、番組スポンサーのピザ屋により、リングサイド席にアップグレードされたファミリーが、明らかにメキシコ系というのは八百長臭いんだが、日本から旅行するなら楽しめるのは間違いない。ジューダス・プリーストの映像収録聖地としても知られ、週末にメタルやってるクラブが多いのは事実だ。今日のローワンのメタルTシャツはそのサンアントニオ出身のUABB(UPON A BURNING BODY) 動画は♪Scars

◆アリスター・ブラックの出番はビデオ独白だけ。以下はTwitter

◆ヘビー・マシナリーがSDタッグ王座挑戦権を奪取

 ドルフ・ジグラー&ケビン・オーエンズとヘビー・マシナリーがトリプルスレット形式となるスマックダウンタッグ王座挑戦権をかけて激突した。番組では、無理やり組むことになったドルフとKOが、ちっとも仲良くなれないというスキッドを散々やって番組をトリまで、チャンネルを変えないでと引っ張っていた番組構成になる。
 リングサイドにはPPV「エクストリーム・ルールズ」でタッグ王座戦が決定している王者ダニエル・ブライアン&ローワンと挑戦者ニュー・デイが見守る中で試合が始まるも、開始早々にニュー・デイがタッグ王者を襲撃して乱闘に発展。はい、ここでCM中断という段取りだ。
 王者がニュー・デイを返り討ちにして試合が再開されると、ジグラー&オーエンズはネックブリーカー&セントーンの連携技を繰り出してタッカーを翻弄。しかし、タッカーがジグラーへのクロスボディで劣勢を打開すると、交代したオーティスは得意のキャタピラー・エルボードロップをジグラーに炸裂。試合終盤にはオーティスが避けたジグラーのスーパーキックがオーエンズに誤爆し、その隙にヘビー・マシナリーは合体技のコンパクターでオーエンズを沈めて3カウント。ヘビー・マシナリーが見事な連携を見せて王座挑戦権を獲得するも、試合後にはこの結果に怒ったオーエンズがジグラーにスタナーを放って「これは俺のショーだ」と敗戦を悔しがった。トリプルスレット形式SmackDownタッグ王座戦もPPV「エクストリーム・ルールズ」で行なわれる。

◆戸澤陽がNXT王座に挑戦決定!

“スタミナモンスター”戸澤陽が王者アダム・コールとNXT王座をかけて対戦することが決定した。この一戦はWWEが提携しているアメリカの団体EVOLVEの10周年記念公演『Evolve 131』で行われ、クルーザー級王者ドリュー・グラックとNXTのマッド・リドルの対戦も決定している。フィラデルフィアからの試合模様は日本時間7月14日にWWEネットワークでライブ配信される。


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’19年07月11日号WWE両国 AEW 長州回顧 谷津嘉章 W1 Pアグアヨ 安里紗 DEEP ラウェイ