28日、六本木の高級ホテルであるリッツ・カールトンにて、日曜31日に初の日本上陸となる『ONE : A NEW ERA -新時代-』両国国技館大会を目前にしたOne Championshipが、海外メディア勢もこれまでに見たことがないくらいに詰め掛けた公開記者会見を開催した。この模様はYouTube他でも生配信されており、会場となったボールルームがあふれんばかりにごった返し、ずっと立ったままになった者も大勢いたことは中継でも伝わったのではなかろうか。いつもはギリギリに行くのだが、早めに来てよかったというか、やはり黒船の来襲というか、凄いことになっているなぁというのが会見の最大印象になる。
ほとんど阿吽の呼吸なんじゃないか(笑)とも思うが、MMAPlanetの高島学記者が最初の質問者で手を挙げ、チャトリ・シットヨートン会長兼CEOが日本語で「来年は日本で4大会やりたい。将来は12大会をやりたい」と答えるという・・・。まぁ、そんなに首尾よく物事が運んだ試しのない、失われた10年でずっと冷えていたわが国の格闘技界なんだが、会見の熱気を見渡す限りは、黒船ONEに期待するしかないだろう。本誌既報のように、修斗、パンクラスとも提携、事実上の下部リーグも傘下に収めての船出になる。
あと、他が指摘しないことかもだが、普通日曜に大会があるなら、計量を兼ねての土曜に前日会見とかがパターンの気もするが、マイティマウスことDJデメトリアス・ジョンソンが、「時差もあるから早く日本に来た」と言っていたように、木曜には全員揃っているというのも凄いことである。予算もその分かかるわけだが、配慮しているなぁというのは書き残すべきだろう。もっとも木曜が締め切り日の本誌的には「止めてくれよ」が本音なのだが・・・。
日本での知名度が高いエディ・アルバレスは「13年前、日本に初めて来たのはまだ23歳のガキだった頃で、MARSという大会で同じSUMO HALLだった」というのが、ああ、あの未払いのMARSかぁ（謎笑）と思い出させてくれて、妙に耳に残った。
あと、ミャンマー出身の英雄アウンラ・ンサンの着流しスタイルというのが、いいんじゃないかと。良くも悪くもアメリカンなUFCに対して、ONEはアジアのプロモーションなんだというのはどんどん強調すればいいのだ。本誌既報のように、米国ではターナー・スポーツのBRで生配信もされるのである。対戦相手は長谷川賢との再戦。5万ドルのボーナスが出た激闘だったが、長谷川にとっては地元でのリベンジ成るかという試練となる。
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その世界配信的な観点なら、人気のアンジェラ・リーが階級を上げて、中国のストロー級王者ション・ジンナンに挑み二階級制覇になるのかが注目の大一番となろう。テレビ東京の30分番組でも、かなり凶暴なション・ジンナンが、準備万端であることが紹介されていた。
また、新たに契約したビトー・ベウフォートや秋山成勲らも会見に出席しており、近年では見たことのない大勢の有名戦士、業界関係者が集結した豪華な公開会見であった。
■ ONE Championship: A New Era -新時代-
日時：3月31日 14:30開場 15:30開始
会場：東京・両国国技館
チケットは公式サイト（www.onefc.com）及び、
LINE チケット（https://ticket.line.me/sp/ONEChampionship,）、
チケットキョードー (https://www.kyodotokyo.com/ONE_tokyo)、
チケットぴあ (https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1860988&rlsCd=001&lotRlsCd=)、
ローソンチケット (https://l-tike.com/sports/mevent/?mid=403530)、
e＋（イープラス）(https://eplus.jp/sf/detail/2827750001)
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