[ファイトクラブ]萩原健一 コナー・マクレガー引退!? 隅田川決戦NY再来 黒船ONE上陸

©Timothy A. Clary/Agence France-Presse — Getty Images
[週刊ファイト4月4日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼萩原健一 コナー・マクレガー引退!? 隅田川決戦NY再来 黒船ONE上陸
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・傷だらけの天使ショーケン、倍賞美津子、アントニオ猪木、梶原一騎
・昨年12月に故郷ダブリンでレイプ!? コナー自身は引退とは無関係と
・長寿番組Tonight出演で7月の復帰を匂わした直後の引退Tweetも
・New Japan Cup総括と名勝負製造マシーン石井智宏~マスコミ検証
・レッスルマニア女子メイン歴史転換!あらためてROH新日MSGとNXT
・やたら豪華だった公開会見!3・31ONE『新時代』両国国技館に全員集合


オフレコ ショーケン萩原健一さんが3月26日逝っちまったことが28日夜のニュースだった。68歳。「4度目妻に看取られて・・・」ということだけど、プロレス界的にはアントニオ猪木から倍賞美津子が走った相手というのがある。

―― マット界と関係ないと、いくら大物でも本誌は取り上げられないんですが、ショーケンは様々な場面で関わってますから。まして、ようやく皆が騒ぎ出した日付をまたいだ翌3月29日というのは、1971年に猪木と美津子がロスから羽田空港に帰国して、正式に婚約を発表した日でもあるという・・・。猪木はロスで奪取したUN王座のベルトを手土産にした凱旋でもあり、当時のマスコミは、「恋のBIコンビ」とか書き立てた日でもあります。これはどういう巡りあわせなのか・・・。

オフレコ それを言うなら、前夜3月27日に浅草橋のラゲージルームカフェで行われたアラケンこと新井健一郎さんの#ファイトカフェトークで、ジュリー沢田研二の話が出てきたばかりというタイミングにも驚いた。アラケンさんはやたら沢田研二に詳しくて、「毎年アルバム出しているだけど、オリジナル新曲にこだわって、決して焼き直しはやらない」とか、そうだったんだとあらためて見直した逸話ばかり。そりゃドタキャン事件とかが独り歩きして、一般人には実際の活動に疎かったりするものだからなぁ。
ただ、僕らの世代だとザ・タイガース派なのか、ザ・テンプターズ派なのかというのがあって、個人的にはショーケン好きだったから訃報のショックが収まってない。

1981年12月、ニューヨークのスタットラー・ヒルトンホテル(現ホテル・ペンシルバニア)にて

―― 離婚の原因は1986年、猪木がホステスとの浮気が写真週刊誌にバレて、頭丸めて第一試合に出てきて鈴木みのると闘ったりとかになったと報道されたこともありましたが、本当はそうじゃないだろうと。

オフレコ そりゃカネだよ。アントンハイセルの負債で、倍賞家にまで借金をしていたから。お互い人気商売のスターだろ? 浮いた話がなきゃかえって「大丈夫か?」になるくらいで、猪木が浮気とかどうでもイイ。金策で追い込まれた時代に、1987年10月4日のマサ斎藤との巌流島とかもあったという。いずれにせよ、そういう状況下で美津子さんはショーケンに走ったんだから、猪木は未練タラタラだったなぁ。

―― ザ・テンプターズを知らない世代の方が多いかも。『太陽にほえろ!』の新米刑事マカロニ役とか、1974年の『傷だらけの天使』で語られる方がニュースの論調でした。

オフレコ プロレス界との接点ということでは、1983年に遡る必要がある。マット界内では(第一回の)IWGP決勝リーグ戦で、ハルク・ホーガンの斧爆弾で猪木がベロ出し失神という演出があり、これの詳しい詳細と衝撃の舞台裏は『1983年のアントニオ猪木~人間不信』を買って下さいにしておくけど・・・。

▼’15年4月16日号新日両国超満員Pアーツ・スピリットWeRemember’83猪木人間不信

15年04月16日号新日両国超満員Pアーツ・スピリットWeRemember’83猪木人間不信


―― その83年とは、猪木が入院して雲隠れする原因を作った梶原一騎が、『月刊少年マガジン』副編集長・飯島利和氏に対する暴行容疑で逮捕されるという。詳しくは買って下さいなんですけど(笑)。

オフレコ ところがショーケンも、梶原が主宰する㈱三協映画制作の『もどり川』撮影中に覚醒剤所持容疑でパクられるんだよなぁ。当局からマークされていたのは梶原の方で、池上希実子、島田陽子ら女優陣に囲まれる一方で、度重なる暴力沙汰が専門誌記者にも伝わっていた。
そして、ショーケンや梶原の逮捕が猪木周辺からのチクリだったからという説が・・・。

―― 不倫の泥沼だけでなく、ショーケンは梶原経由でマット界とも深く関わっていたんですね。

オフレコ だから、未だにベロ出し失神事件は本誌を除いて裏のウラまで書いてないから、猪木にしたら私生活や借金含めて、そんな初代IWGP王者の名誉どころじゃなかった。勝った負けたなんかどうでもイイ。若いホーガンを売り出せば世間も騒ぐ、そして脅迫されている梶原をかわすことも出来るという。

―― 倍賞美津子との関係は専門誌記者は知っていたけど、写真週刊誌が報じたのは1985年11月になってから。この時もカメラマンと編集者に暴行してしまい書類送検になってます。なにかと警察にはよく厄介になったアーティストでした。

オフレコ ♪エメラルドの伝説なんや!曲名からして当時のキッズにはそもそも衝撃だったなぁ。

 シングル盤と当時のプロモーション宣材

―― それにしても高齢化社会だから、毎週のようになんらかの訃報があるという。猪木さんの元気がないのは、本人だけの話じゃないという噂も流れてます。そんな矢先に元号が変わると。

昨年12月に故郷ダブリンでレイプ!? コナー自身は引退とは無関係と

―― 毎週ニュースが多すぎて、どんどん伝えて分析するのがシュート活字委員会の役目です。まず、いきなりTwitterにコナー・マクレガーの引退宣言がありました。

オフレコ しかし、それだけでニュースを出しても、週刊ファイトにならないからなぁ。タチの悪い冗談だったというオチもありえるんだし、独自の裏取り取材というか、仲間に聞いて回ってからでないと。そうこうしていたら、ダブリン発という記事でNew York Timesが、昨年の12月10日、当地でレイプ事件があって、現地の法律でははっきりするまで名前を出さないんだが、有名なスポーツ選手が・・・というのは12月にも、再び1月にも出ていたと。

―― それがコナー・マクレガーだった、と。

オフレコ なにしろ、マクレガーは最近狂ってるんじゃないかとか、バス襲撃の辺りから奇行が取り沙汰されていた。

―― 様々な騒動の数々を本稿で列挙やっても、無料のネットに出ていることなんで繰り返したりはしません。

オフレコ まぁ、UFC追いかけてるならみんな知ってるよ。あれだけ稼いでしまうと、正気でいるほうが普通じゃないのかも知れない。自身のウィスキー・ブランドも発売して、若くして引退になっても驚いてはいけないというほうが常識的な観察になってしまう。但し・・・

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