ジョン・ジョーンズ防衛!カマル・ウスマン新ウェルター級王者!ベン・アスクレンUFCデビュー!

(C)Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC

 業界の英語表現では”on paper”という言い回しがあるが、久々に豪華カードが並んだUFC 235。しかし、判定決着が多く長い大会になってしまい、全体としてはややダレた印象になってしまったのだろうか。
 髭をたくわえ、フレディ・マーキュリー気取りで♪We are The Championで入場してくるジョン・ジョーンズ。目玉不足に悩むUFCとしては、汚名挽回も含めて今年は頻繁に出てくる予定とのことだが、メインのアンソニー・スミス戦も結局は5Rフルに。日本時間15時からNHK-BSで、そのQueen番組が始るというに、仕事上はチャンネルを変えられないとぼやいているのは果たして本誌だけなのだろうか?(笑)。
 ウェルター級王座戦はナイジェリアの貧民街からのし上がったカマル・ウスマンが王者タイロン・ウッドリーを「完封」。途中でコントロールの時間というのが画面テロップでも出て来ていたが、GSP(ジョルジュ・サンピエール)が引退を発表したあと、ようやく戦線が活気づいてきたことになろう。
 One Championshipから、デメトリアス・ジョンソンとのトレードという表向きの発表でUFCに参戦した、引退を発表していたハズのベン・アスクレン。ロビー・ローラー戦は中止になった大会からのスライドで、ようやくの試合となったが、フィニッシュのレフェリー判断の件はともかく、ベテランのロビー・ローラーを圧倒して、これは見ごたえのある試合だったとは思う。

■ UFC 235
日時:3月2日(現地時間)
会場:ネバダ州ラスベガス T-Mobileアリーナ

【メインイベント】
<ライトヘビー級タイトルマッチ 5分5ラウンド>
○ジョン・ジョーンズ
 判定3-0(48-44、48-44、48-44)
●アンソニー・スミス

ジョン・ジョーンズのコメント
「まず、この勝利を与えてくれた神に感謝したい。MMAは簡単なスポーツではないからな。驚異的なパフォーマンスができる日もあれば、全くうまくいかない日もある。アンソニー・スミスには驚かされたよ。この試合で“ライオンハート”と言われる理由が分かった。打撃を打たれながら話しかけてくる選手は今までいなかったし、何よりターミネーターのようにタフな男だった。彼のキャリアも本当に素晴らしいと思う。ここまで多くの逆境を乗り越えてきているし、俺も見習わないといけない男の1人だ。とにかく今はこの勝利を思いっきり楽しみたい。これからも精進するために作戦を練っていくよ。UFCには多くの若いファイターが所属しているからな。いつも本当に感心している。フィアンセとチームのメンバーに感謝したい。俺が戦えている理由はみんなにある」

<ウェルター級タイトルマッチ 5分5ラウンド>
●タイロン・ウッドリー
 判定3-0(44-50、45-50、44-50)
○カマル・ウスマン

カマル・ウスマンのコメント
「組み合わせということになれば、俺は誰よりもうまくやれる。レスリングから打撃に行くと思っているだろうし、打撃からグラップリングを仕掛けると思っているだろうけど、いろいろ組み合わせて混乱させられる。だからこその総合格闘技だろ。俺が一番、俺がチャンピオンだ。ナイジェリア初のチャンピオンになれて最高の気分だし、王者マップの上に母国の名前を刻めた。地元にUFCを連れていく日が待ち遠しい」

<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
●ロビー・ローラー
 1R 3分20秒 ブルドッグチョーク
○ベン・アスクレン

ベン・アスクレンのコメント
「スラムの後、ギアが入るのに少し時間がかかった。相手の速さにびっくりして、少し時間がかかってしまったんだ。でも、目が覚めてからは当てていけたし、しっかりついていけた。絞め技が得意だから、グリップやプレースメントとかに取り組みながら、いろんなリアネイキドチョークのバリエーションを練習してきたんだ。相手のアゴの下に入れられたから、タイトになったと思いつつも、決める方法がないかもしれないとも思っていたけど、いろんなところから出血していたから、できる限りの強さで絞めた。みんながハーブ(レフェリー)に不満そうだったけど、彼はちゃんとロビーを確認していたし、ロビーが何も言わなかったんだ。ベテランらしいよね。あれがロビーさ。ハーブでも俺でもない。ティルでもマスビダルでも、勝ったやつとやりたい」

<女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド>
●テシア・トーレス
 判定3-0(28-29、27-30、27-30)
○ジャン・ウェイリー

ジャン・ウェイリーのコメント
「試合の展開はどうなってもおかしくなかったけれど、グラップリングがはまった感じ。ゲームプランはスタンディングをキープすることだったけど、向こうがグラップリングを仕掛けてきた。こっちは問題なかったし、誰が相手だろうとレスリングでも柔術でもいけるわ。中国を代表して戦えることを本当にうれしく思っている。もっと優れたファイターになって、この先、中国からやってくるファイターのお手本になりたい。このスポーツは中国で急成長しているし、特にUFCが中国にやってきてからはすごい。将来を思うと本当にワクワクするわ」

<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
●コーディ・ガーブラント
 1R 4分52秒 KO
○ペドロ・ムニョス

ペドロ・ムニョスのコメント
「コーディの試合はかなり見てきたし、研究もしてきたから、自分にとっては完璧な対戦だと思っていた。試合でも練習でも落とされたことは一度もないし、自分のアゴには何よりも自信がある。向こうの打撃を受ける力があることも分かっていたし、その上で俺の打撃をお返しするつもりだった。向こうのアゴにクリーンヒットできれば100%ノックアウトできると思っていた。今、暫定のタイトルが出回っているから、トップの動きがスローになっているバンタム級も今こそやるべきだ。セフードが(階級を)上げるか、TJ(ディラショー)がまた落とすのかもしれないけど、俺は待ちたくない。今すぐタイトルに挑戦させてくれ」

<フェザー級マッチ 5分3ラウンド>
●ジェレミー・スティーブンス
 判定3-0(28-29、28-29、28-29)
○ザビット・マゴメドシャリポフ

ザビット・マゴメドシャリポフのコメント
「すべて計画通り。ゲームプランは距離を取って足を動かしながら相手に打ち込んでいくことだった。俺はプランに沿っていったし、勝利に十分なだけはやれたと自信を持っていた。次の試合に向けていろいろ調整するところもあるけど、それは普通のこと。自分のパフォーマンスには本当に満足している。すでにUFCではたった1年で5勝0敗だし、俺のパフォーマンスは平均を超えていると思う。トップ5ファイターも食ってきたし、自分の力は見せてきたはずだから、トップと戦いたい」

<ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド>
●ミシャ・サークノフ
 1ラウンド(0分36秒)TKO
○ジョニー・ウォーカー

ジョニー・ウォーカーのコメント
「このために生まれてきたような気がするぜ。生まれ持った能力ってやつだ。死ぬほどトレーニングしているからね。パーティーなんて行かず、酒も飲まないし、1年を通してダイエット中さ。週末にスイーツを食べるだけ。何よりも集中しているし、100%これに注いでいる。肩のケガは大したことないよ。腕1本でだって戦えるから、俺には何の問題もない。いつどこで誰とだってやる。場所だけ教えてくれればな」

<バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
○コーディ・ステーマン
 判定3-0(29-28、30-27、29-28)
●アレハンドロ・ペレス

コーディ・ステーマンのコメント
「3ラウンドすべて自分が勝ったと思っていたけど、下手くそだった気もするから、なんて言っていいのか分からない。準備はできていたし、フィニッシュするつもりで臨んだ。キャンプもコーチたちも最高だったし、今回は思っていた通りにいったけど、ただ、パフォーマンスがね。相手がタフだったのもあるし、なかなか厄介だった。打撃も強くて、そんな風に見えなかったかもしれないけど、1ラウンド目で打たれた。動揺したわけじゃないけど、自分の足がうまくまわってないような感じ。そこからはリカバーするためにフェイントをかけたり、ごまかしたりしたけど、それはすべて試合の後半のためだった。トップの人たちとやりたいなら、これ以上にならないといけない。トップ10の誰か、あるいはビッグネームを指名したかったんだけど、この試合の後だと、とにかく試合に戻りたいと思っているから、誰でもいい。次の土曜日に戦っても構わない」

<ウェルター級マッチ 5分3ラウンド>
○ディエゴ・サンチェス
2R 4分13秒 TKO
●ミッキー・ガル

ディエゴ・サンチェスのコメント
「最悪のノックアウト負けが続いた2017年以降、背水の陣が続いていた。そのうち1回はライト級だったけど、もうあの階級はできない。健康体でできなくなったし、リアクションの時間もスピードも遅くなっていた。クレイグ・ホワイト戦で3連敗を喫したくはなかったし、完全に崖っぷちだった。妻はもうあの時点で俺のことをあきらめていて、離婚しないといけなくなって、ここ数年はいろんな試練にぶち当たったんだ。俺はすべてをかけて戦っている。娘のため、キャリアのため、自分自身のために戦っている。この階級にディエゴ・サンチェスあり、まだやれるし、今でも危険な存在だ。みんなに、ディエゴ・サンチェスは今でもメキシコの代表的存在だと示したかったし、ボーッとしたこともなく、ケガもない。今日はしっかりした活躍が必要だった。ガルは期待の新人だし、いろんな相手をフィニッシュしてきている。だから、自分の人生をかけて舞台に上がる必要があっった」

【アーリープレリム】
<ミドル級マッチ 5分3ラウンド>
○エドメン・シャバージアン
1R 0分38秒 TKO
●チャールズ・バード

エドメン・シャバージアンのコメント
「早々に相手をとらえたことは分かっていたし、ワンツーが当たったのも分かった。だから、向こうが打ってきたんだろうし、こっちはエルボーを食らわせて、そこからはヒストリーさ。UFC初戦は確かに判定だったけど、そこから多くのことを学んだし、初めてのUFCの緊張も知って、そういうすべてが最高の経験になった。目の前に現れた相手とやる準備はできている。誰かを指名したくはない。1試合1試合を戦っていきたい。アクティブに行きたいから、3カ月ごとに試合がしたい。1年に4回。だから、すぐに試合できることを願っている」

<女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド>
●ジーナ・マザニー
1R 1分49秒 TKO
○メイシー・チアソン

メイシー・チアソンのコメント
「今回の試合は体重を作ってすべてをうまく整えることがすべてだった。そのためにかなりがんばらないといけなくて、12週間もノンストップで取り組んできた。体重を落とすために1週間で30マイルくらい走り込んだの。UFC PI(UFCパフォーマンス・インスティチュート)でトレーニングしたんだけど、そこで栄養管理とかすべてを対応してもらった。すごいのよ。自分の強みやコンディショニングの数字があっという間に上がって、すごく良くなって強くなる。みんなが私を優勢と見てくれたけど、ジーナが戦ってきた相手を見れば分かるように、彼女はものすごくタフだから、全力を尽くせるようにする必要があった。特定のエリアに関しては彼女が厄介になるだろうと思っていたけれど、本当に必死にがんばってきたから、1秒だって考える必要もなかった」

<女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド>
●ポリアナ・ヴィアナ
 判定2-1(29-28、28-29、28-29)
○ハンナ・シファーズ

ハンナ・シファーズのコメント
「最高に気分がいいわ。今回の試合に向けてキャンプを完了できたのはとてもいいこと。今回はしっかり準備できたと思うから。ポリアナがとてもタフなことは分かっていたし、彼女の試合をかなり見てきたから、カウンターを仕掛けて相手のタイミングを奪えると思っていた。UFCが許してくれるならできるだけ早く試合に戻りたい。どの試合でもいいわ。相手も選ばないから、誰とでも戦う」

◆WWEからセス・ロリンズ、ベッキー・リンチ、レネー・ヤングらも観戦に
“I OWN RONNIE”とはUFC出身ロンダに対する当てつけ。ベッキーは以前UFC戦士とつきあっていたゾ。いつも見ていることは知られているのだ。UFC会場にはよく来ているディーン・アンブローズと結婚した実況席のレネー・ヤングも記念写真に納まっている。


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’19年03月14-21日号新日旗揚記念 Raw現地WWE SEAdLINNNG/AWG ラウェイ日本 TeamDate