[週刊ファイト3月14-21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記事もエンタメされど…ミルコ脳内出血引退-新日旗揚げ記念-金本浩二
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ブレット・ハートがゴールドバーク、セス・ロリンズ危ないとWWE批判!
・ミルコ・クロコップがドクターストップ引退!リベンジ戦7-0高田ドロー!!
・AAA対CMLL戦争:テレビサとTVアステカとシュート活字の必要性
・名勝負オスプレイ驚愕のリードを見たか!新日は考え方が古いのか?
・メキシコ現地でも見ているイイ人・金本浩二のオモテに出てない考察
―― トップ画像は大田区総合体育館の電光掲示板ですけど、新日の旗揚げ記念日大会のシュート活字による深淵分析は後半ということで・・・。
オフレコ 同じブシロード傘下なのに、2・11 KNOCK OUTの客入りと違って、こちらはガチ満員だったね。外国人同士のメインイベントにも関わらずだから、最初に誉めて評価はしておくけど。冒頭箇所は無料でも読めるから(笑)。
―― 先週の有料箇所でがっつりやりましたけど、一般ファンというのは、前田(日明)がFridayに出てきて告発したとか、KENTAのWWE退団がオモテにもなったことが関心なんだと。それを受けて、例えば新日にいく噂もあるとか書くとか、今後、どこにいくのかとか面白おかしく書きたてるのがメディアだと忠告する向きがあるという。
オフレコ うん。無料メディアならね。フリーとして、他からお呼びがかかって、前田について書いてくれ、KENTAはどうなるのかと依頼されたら、そりゃ発表先に合わせますよ。どこにいくのかとか面白おかしく書きたてる。
―― 雑誌掲載原稿なのか、無料のネットに出す記事なのか、はたまたテレビやラジオ番組に呼ばれて話すのか。TPO(時間、場所、場合)によって違ってくるのは常識です。
オフレコ 商業媒体でも、立ち読みが許される雑誌と、完全にクローズなダウンロード販売の電子書籍では、またルールも違ってくる。
―― どの株を買ったら儲かるとかの指南系電子書籍ジャーナルは、うるさいくらいに転載禁止、見つけたら損害賠償になると書いてあり、誰が買っているのか顧客管理にも厳しいです。
オフレコ 我々は、連絡用のEアドレスのみ必用という緩いものだけど・・・。ただ、本誌は有料メディアとして、より意識的なファンを相手に、他媒体が知らない濃い情報、あるいは知っていても書けない深淵分析をやらないと定期購読はしてもらえない。
―― 今や競合相手なのは、他の商業媒体というより、無料のSNSや個人ブログになっている環境の変化があります。試合結果だけなら、会場から試合ごとにTwitterで発信している有志もいますからね。
―― カルロス・ゴーン保釈時の変装が漫画だというのが今週の時事ニュースでした。プロレス界のゴーンになると、コストカッターを自称した大社長・高木三四郎は元気なのかと(笑)。
オフレコ 『レッスルマニア』に向けて改革を実践中のWWEを横目に、わが国のマット界との対比を考えさせられた週でもあったけど、それは後半のお楽しみということで。
ブレット・ハートがゴールドバーク、セス・ロリンズ危ないとWWE批判!
―― 経済紙Forbesの英語版サイト見てたら、ブレット・ハートのインタビュー動画がアップされていて、ビリオネア(億万長者)をバックにしたAEWの台頭に合わせて、ブレットの口から今のWWEの、シナリオ班の書いたしゃべりを延々とやるのはダメだとか言わせる内容でした。「だいたいあんな長いのジョン・シナ除いて覚えられないし、いざ覚えたら変更だと言ってくる」と(笑)。
オフレコ うん。コディー(ローデス)を誉めて、WWEでは機会が与えられなかったと。一方で、今度ブロック・レスナーを倒す(笑)セス・ロリンズのことを、そのジョン・シナをケガさせてた奴で、あんなのがプッシュされているのは納得できないと・・・。
―― ブレットは、仕事のできないゴールドバーグのガチに当てられたキックのせいで現役引退になった話も蒸し返してました。極め台詞の”The Best There Is, the Best There Was, the Best There Ever Will Be”というのは、相手を一度もケガさせてないワーカーなんだという自負からの意味が込められていると。
オフレコ 記事もエンタメ。だけど有料情報ジャーナルとなると、面白おかしく書けばいいというものでもない。他媒体が知らない情報を必死に集めたり、踏み込めない領域の解釈を詰め込まないといけない。米国の業界紙でもForbesの動画が・・・とかは知らないんじゃないか?
―― ただ、パソコンやスマホで読みやすいように、この対談形式の書式を採用しているとか工夫の努力は続けてます。別にねつ造ではなく、実際に電話やメールでその週に聞かれたことに答えている。やりとりを、まんま活字に起こした箇所ばかりです。
オフレコ 悩みは尽きないよ。有料メディアなので、無料ブログで「スクープ!」とかはやらない、やれない。せっかく、どこよりも先行情報を有料箇所に書いているのに、それで損しているは確かにあるが媒体の性質上は仕方ない。全文公開メディアではないのだから、他に方法がない。あったら教えて欲しい。
―― 話が先週号と同じ展開になってます(笑)。デジタル情報は限りなくタダだと世間的に思われてますから、我々には制約もあれば難しさが半端じゃない。
オフレコ いつも編集会議で揉める。みんな意見違うから。それで健全なんだという冷静さも必用なんだけど。
―― 体制の立て直し含めて3月14-21日合併号とします。毎週の最新ニュース出すことに追われて、原稿と膨大な秘蔵写真は入稿してあるのに仕上げができてなかった『We Rememberザ・デストロイヤー』と、『我が青春のプロレス・骨法物語』の刊行に専念します。
もっともサイトの更新は変わりません。大会レポート詳細版などの[ファイトクラブ]記事は随時出ます。
ミルコ・クロコップがドクターストップ引退!リベンジ戦7-0高田ドロー!!
―― 今週の格闘技ニュースということでは、ミルコ・クロコップの引退発表でしょうか。すでに何度も引退と撤回を繰り返してますから、一部に格闘技界の大仁田厚とも呼ばれてましたが、今回はそうはいきません。脳内出血が確認されてドクターが引退勧告したからです。