コーディ&ヤングバックス実質最後ROH:ジェイ・リーサルが王座防衛!ブリスコ兄弟がタッグ新王者!

(C)ROH

 12月14日(現地時間)にニューヨーク州ニューヨーク市で『ROH ファイナルバトル2018』が開催された。
 ROHは、WWE、TNAに次ぐ第3のプロレス団体として注目を集めている。アメリカの北東部と中東部を中心に興行を行っており、熱心なファンが多いことで知られている。ROHのレスリングの特徴としては、高度なレスリング技術が挙げられる。ギミック、マイクパフォーマンス、ストーリーラインに重きを置く前述の2団体と差別化を図っている。この点で日本の団体と似ており、スポット参戦ながら日本人選手が多数参戦したことがあるのも特徴だ。

 今大会ファイナルバトルはROH年間最大大会であり、四大王座戦が組まれた。メインはタッグ王座3WAYマッチで王者組カザリアン、スコーピオ・スカイと挑戦者組ブリスコ・ブラザーズ、ヤングバックスの三チームで争われた。試合は最後、ジェイ・ブリスコが吊るされたベルトを奪って新王者となった。生え抜きブリスコ・ブラザーズが王座に返り咲いた。

 セミファイナルはROH世界王座戦で、現王者のジェイ・リーサルが、コーディ・ローデスの挑戦を受けた。いぶし銀の実力派であるリーサルに対し、コーディは王座返り咲きを狙って挑戦してきた。会場からはコーディへの声援が大きく、コーディは必殺のクロス・ローズを繰り出すもののリーサルはカウントツーで返す。そして最後はリーサルの足四の字固めが極まりコーディがタップ。リーサルが王座防衛した。試合後には王座挑戦権を持つマーティ・スカル、そして現NWA世界ヘビー級王者のニック・オールディス(マグナス)まで現れ、相次いで王座挑戦をアピール。NWA王者がROHに乗り込んできた為、ダブル王座戦の可能性も出てきた。

 さらにROH世界TV王座戦も組まれ王者ジェフ・コブにハングマン・ペイジが挑戦。PWGのバトル・オブ・ロサンゼルス2018でも優勝を果たし、ROHでもTV王者とブレイク中のコブに対し、ペイジも食い下がるが、最後はコブがツアー・オブ・ジ・アイランズを決めてフォール勝ち。コブが王座防衛を果たした。

 なお、フィラデルフィア大会はあるものの、コーディ、ヤングバックス、ハングマン・ペイジはこれがROHとの契約切れとなる最後のビッグイベントとなる。2019年からは、いよいよ噂のオール・エリート・レスリングが始動する。

■ ROH ファイナルバトル2018
日時:2018年12月14日(現地時間)
会場:アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク

<ROH世界タッグ王座3WAYラダーマッチ>
○ブリスコ・ブラザーズ(挑戦者)
 ベルト奪取
●カザリアン、スコーピオ・スカイ(王者)、ヤングバックス(挑戦者)

<ROH世界王座タイトルマッチ>
○ジェイ・リーサル(王者)
 足四の字固め
●コーディ・ローデス(挑戦者)

<アイクイットマッチ>
○フリップ・ゴードン
 アイクイット
●ブリー・レイ

<シングルマッチ>
○マット・ターバン
 ピンフォール
●ダルトン・キャッスル

<シングルマッチ>
○ザック・セイバーJr.
 ピンフォール
●ジョナサン・グレシャム

<WOH王座4WAYマッチ>
勝者:ケリー・クライン(挑戦者)
坂井澄江(王者)、マディソン・レイン(挑戦者)、カレンQ (挑戦者)

<ROH世界TV王座タイトルマッチ>
○ジェフ・コブ(王者)
 ピンフォール
●ハングマン・ペイジ(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ケニー・キング
 ピンフォール
●イーライ・アイソム


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